こんにちは。チョッピーです。
今回の記事について
今回はチョッピーがふと思ったアイスクリームの略称についてのお話です。
アイスクリームは全部まとめてアイス
アイスクリームって日本においては4種類に分類されているんですって。
アイスクリームは同じように見えても、乳成分の量によって、種類別アイスクリーム、種類別アイスミルク、種類別ラクトアイス、種類別氷菓の4つに分けられます。これらの定義と成分規格は、食品衛生法にもとづく「乳及び乳製品の成分規格に関する省令」と「食品、添加物等の規格基準」の2つの法律によって定められています。
4.種類別名称|教えて!アイスクリーム王子|アイスの国へようこそ|日本アイスクリーム協会
成分中の乳固形分と乳脂肪分の割合によって、どれに該当するかが決められるようです。乳固形分・乳脂肪分が一番多く含まれているのがアイスクリームで、その次にアイスミルク、ラクトアイスと続きます。最後の氷菓には乳固形分はほとんど含まれない。
口当たりの濃厚さを重視して分類しているのかな?
なんだか、そんな感じがしますね。「乳脂肪が少ないんだったらアイスクリームを名乗るんじゃねぇ!」みたいな感じでしょうか。アイスクリーム業界の序列は乳脂肪=クリームで決まるのかもしれません。
アイスクリーム業界は商品が「アイス”クリーム“」である事を重視しているのかな
でも、一般的なアイスクリームの略称って「アイス」ですよね。クリームが含まれていようがいまいが、言い方を変えるとアイスクリームであろうが氷菓であろうが、全部まとめてアイスです。
もしかすると消費者はアイスクリームの本質を「濃厚さ」ではなく「冷たさ」だと捉えているのかもしれません。「濃厚さ」は付加価値であって消費者が本来的な価値として求めているのは「冷たさ」。だからアイスクリームも氷菓も十把一絡げに「アイス」と呼ばれているのかもしれません。
提供側が大切にしている価値と消費者が求めているモノにズレが生じるのは、まぁ、よくある話
チョッピーは氷菓が好き
今年の梅雨は長かったですね。(気象庁の梅雨入り&梅雨明けの速報はこちら)
僕が今、住んでいる大阪も3週間くらいずーっと雨が降っていた印象があります。ジメジメしていて本当に嫌でした。雨が降ると買い物も難しくなりますし。僕の基本的な移動手段は自転車なので。
で、やっと梅雨が明けたかと思えば予想通りに期待外れの猛暑。(参考に気象庁のデータをどうぞ)暑いっての。
ちょっと外出しただけで汗だくになってしまうんですよね
そんなわけで自宅にいる時には涼を感じるために頻繁にアイスを食べてしまいます。…正確な定義に従うと氷菓を食べてしまいます。
アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスはあまり食べない?
あんまり食べないんですよ。味が嫌いというわけではなくて、むしろ好きなのですが、やはり暑さを紛らわすには濃厚さが売りのアイスクリーム等よりもサッパリと冷たさを感じられる氷菓を食べてしまいますね。
具体的にはガリガリ君とかカルピスアイスバーとか。氷菓の中でも特にこの2つが好きです。とはいえ氷菓には他にも色々な種類があるので色々と楽しんではいます。
もしアイスクリームの略称がアイスでなかったら…
ふと思いました。もしかしてアイスクリームの略称が「アイス」でなかったら、今のように多種多様な氷菓が存在する世の中にはなっていなかったのではないでしょうか。
たとえばアイスクリーム一般の略称が「アイクリ」だったら。これだと「冷たいクリーム」が強調されます。これが一般化された世界で氷菓は作られるのだろうか…。
「このアイクリさぁ、アイクリのクセに全然クリーム入ってないよね。アイクリじゃないじゃん」とか言われそう。僕は言う。
実際にはアイスクリーム一般の略称は「アイクリ」ではないので、どういう世界になるかはわからないですけどね。しかしながら構造主義の祖と呼ばれるソシュールの考え方に基づけば、人間は言葉によって世界を認識しているハズです。
スイスの言語学者,ジュネーブ大学教授 (1901~13) 。 20世紀の言語学に決定的な影響を与え,構造主義言語学の祖とも呼ばれる。
ソシュールとは|コトバンク
であるならば、おそらくアイスクリーム一般を「クリーム」が入った略称で呼ぶ世界においては氷菓は発展しなかったはず…。アイスクリームの略称が「アイス」で本当に良かったなぁ…と思いました。
本日の締め
今回は僕がふと感じたアイスクリームの略称についてのお話を書いてみました。
どうやらアイスクリームの歴史的には最初は氷菓から始まり、途中でアイスクリームに勢力を奪われた感じがあるみたいです。
現代においては氷菓もある程度の勢力があるので、僕的には嬉しい限りです。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
ネーミングってそのモノ自体を色々と規定するので、本当に大切ですよね。