【げぇむのよこみち】第93回:「リアルアーケードPro.N HAYABUSA」を三和レバー(8角ガイド)&ボタンに換装しました

げぇむのよこみち

こんにちは。かつては「一点読みを通す男」として名を馳せたつもりでいる、横道それ夫です。

2022年2月17日に『THE KING OF FIGHTERS XV』が発売されました。

それにあわせて、愛用している「リアルアーケードPro.N HAYABUSA」をメンテナンスしたお話です。

※本記事の内容は明確な根拠やデータではなく、すべて横道それ夫個人の感覚に基づくものです。

リアルアーケードPro.N HAYABUSAとは

これです。こちらのレバー部分と、ボタン6か所を三和製に換装します。

換装前のリアルアーケードプロ

コントローラー自体の詳細は公式サイトをご覧ください。

リアルアーケードPro.N HAYABUSA for PlayStation®4 / PlayStation®3 / PC
株式会社ホリのホームページです。ホリはゲームをもっと楽しくする、安心・安全な製品を提供するゲーム周辺機器メーカーです。

換装部品アレコレ

今回購入したのは「レバー」「ボタン」「レバーボール」「8角ガイド」の4種。すべて「せんごくネット通販」で購入しました。午前中注文して即日発送、翌日には届くという迅速対応で大変ありがたかったです。

それぞれ簡単に紹介します。

三和電子 ジョイスティック  JLF-TP-8YT-SK

いわゆる「三和レバー」というやつ。ゲームセンターの格ゲー筐体に使われているレバーは大体コレだと言われています。シャフトカバー付きを買いました。

金属の平板がついていない「JLF-TP-8Y」という商品もありますが、そっちはこのリアルアーケードプロには付かないので注意!

三和電子 φ30ゲームSW(はめ込み) 橙  OBSF-30-O(橙)

主な目的はレバーの換装なので無くてもよかったのですが、せっかくなので買いました。

コントローラーのボタンは8つですが、僕が触るゲームで8ボタンつかう格ゲーはないので、今回は6つ購入。

レバーボール クリアバブル 35φ オレンジ  LB-39 オレンジ & 三和電子 JLF用8角型ガイドプレート  GT-Y

LB-39&GT-Y

「JLF-TP-8YT(レバー)」には先端のタマが付いていないので別途購入が必要です。色にこだわりがなければ標準でついているホリ製のものを外して流用できると思います。(試してはいません)

そして、今回の目玉が「GT-Y」8角ガイドプレートです。レバーに取り付けられてある部品なのですが、通常のガイドプレートは4角。

通常のがこんな感じ↓

標準の4角ガイド
通常の4角ガイドプレート

ちょっとコマンド入力で躓いていることがあって、操作感を変えてみようと思い購入しました。

こいつの導入が今回のメインです。

お値段の話

  • 三和電子 ジョイスティック  JLF-TP-8YT-SK 単価  2880円 X 1
  • 三和電子 φ30ゲームSW(はめ込み) 橙  OBSF-30-O(橙) 単価  231円 X 6
  • レバーボール クリアバブル 35φ オレンジ  LB-39 オレンジ 単価  525円 X 1
  • 三和電子 JLF用8角型ガイドプレート  GT-Y 単価  431円 X 1

送料660円と合わせて、合計5,882円(税込)です。

高いか安いか。まぁ、安くはないですかね。

なおこれらの商品はAmazonマーケットプレイスとかでも購入できますが、そっちは値段が倍くらいするものもあるので気を付けましょう。

換装作業アレコレ

アケコン ボタン 交換」等で検索すれば分かりやすい情報がたくさんありますので、ここでは本当にザックリとだけ。

使う工具はこの3点。プラスドライバー、マイナスドライバー、デザインナイフです。

プラスドライバー&マイナスドライバー&デザインナイフ

どのネジも大きいのでドライバーは大きめのものを使用します。デザインナイフについてはヤスリ等でも代用できます。

まずは本体裏のネジ8か所を外していきます

保証シール

書いてあるように、これを剥がすとメーカー保証が無くなります。購入して即換装!は少し留まってもいいかもしれません。そもそも、そういう人は初めから三和製の部品を使った商品を買った方が価格も手間も抑えられます、たぶん。

で、これを剥がすと最後のネジがあるので外します。あとはマイナスドライバーでクイッとすれば蓋が開きます。

最後のネジ穴

蓋を開けたら…

リアルアーケードプロ内部(換装前)

コレを…

標準のスティック

こうして…

三和スティック(8角ガイド交換済)

↑8角ガイド装着済み。4角ガイドとかなり形が違うのがお分かりいただけるかと思います。

さらに、こう!

リアルアーケードプロ内部(換装後)

ちなみに、ボタンを入れ替える際は、三和ボタンのこの突起部分(4か所あります)をデザインナイフなどで削るとはめ込みやすくなります

ただ、全部で4か所ある突起をすべて削ってしまうと、ボタンがクルクル回ってしまう(回そうと思えば、ですが)ので、ボタンの固定とはめ込みやすさの間を取って、対角線上の2か所だけ突起を削るのがオススメです。

これくらいの感じで、雑に削っています。

すべての作業が終わったら蓋を閉じ…る前に、ゲーム機に接続して動作確認をしておきましょう。

それも終わったら、はい出来上がり。

換装後のリアルアーケードプロ

動作確認まで含めて、だいたい30~40分くらいの作業です。めっちゃ適当な説明ですが、同じ形の部品を同じようにはめ込むだけなので、ホントに難しいことはほとんどありません。

換装後のアレコレ

換装のメリット

せっかくそれなりにお金をと時間をかけて換装したわけですから、相応にメリットがあって然るべき。

  • その1:カッコイイ!

カッコイイです!クリアオレンジのレバーボールがなんだかドラゴンボールみたいでお気に入りです。

  • その2:複雑なコマンドの入力がしやすい

8角ガイドは効果ありです。明らかに操作感が変わり、スティックがどの方向に入っているかが分かりやすくなります。その結果、入力漏れが減り、KOF系に多い「6321463214」や「2141236」等の少し長めのコマンド入力がしやすくなりました。

もともと僕はキー入力が汚く、過去のKOFシリーズでは短縮コマンド頼みのところが多分にありました。誤魔化しが効かなくなったKOFXVにおいて大いにこの恩恵を感じています。

今回、一番期待していた部分だったので、これが叶った時点で万々歳です!

※ただし操作感は従来と全く違うものになります。家で練習してゲーセンでも~みたいな場合の8角ガイド導入はオススメしません。

  • その3:操作音が少し小さくなった

意図していない副産物的な効果ですが、レバー操作、ボタン押しともに換装前より若干、操作音が小さくなりました。

特に操作音に気を使わなければいけないプレイ環境ではないですが、音は大きいよりは小さいほうがいいですね。

換装のデメリット

ある程度の想定はしていたけれども、意外と大きいデメリットがこちら。

  • その1:レバーストロークの違い

4角ガイドに比べて、8角ガイドはレバーストロークが長くなります。

これは8角を導入した他プレイヤーの報告にもありましたが、なるほどかなり感覚が変わります。

ダッシュやバックステップみたいにレバーを前後に2回動かす操作が、換装前だと「トトン」くらいの感覚だったのですが、8角だと「トントン」くらいまで変わります。

またガード入力時には、感覚的にレバー入れが完了しているが実際は間に合っていない「いや、ガードしたし」現象もまぁまぁ起きます

以前よりも、速め&しっかりめの入力が求められるようになりそうです。

  • その2:レバーが滑る

8角になったことで、レバーをスムーズに動かせるようになったのは大変ありがたいのですが、気を付けないといけないこともあります。

しゃがみガード(レバーを斜め後ろ入力)のときに多いのですが、レバーがスルッと動いて立ちガード(レバーを後ろ入力)になってしまうことがあります。

対戦が白熱して、僕自身が力むのが問題なのですが…「コマンドの入力がしやすい」の負の面です。

  • その3:ボタンストロークの違い

「その1」とだいたい同じ話なのですが、換装前のボタンと比べると、三和ボタンは押し込み切るまでに若干時間がかかります。

換装前の感覚のまま操作すると、ボタン入力が間に合っていないことが多々ありました。

慣れの問題だと思いますが、とにかく「入力完了までの速さ」を求める場合は、ボタンは標準のままでもいいかもしれません。

まとめ

個人的には換装は大成功!ただし馴染むまでには慣れが必要。といったところでしょうか。

「マイコントローラー」的な愛着も湧くので単純にドレスアップとしてもイイ感じです。

特に「8角ガイド」ついてはプレイヤーごとに様々な感想があるので、みなさんの導入に向けた参考になればこれ幸いです。

今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!

KOFXVでお会いした際はお手柔らかに。

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