こんにちは。積みゲーは存在そのものをなかったことにした、横道それ夫です。
だって消化できないもんね。無理。諦めました。
なので(?)今回は気軽にシンプルに楽しめるインディーズゲームを紹介します。
海外スタジオ発の日本愛が詰まった『カワイイデスデス』デス!
カワイイデスデス
概要デス!
『カワイイデスデス』(原題『KAWAII DEATHU DESU』)はPippin Gamesというブラジルのインディーズゲームスタジオが開発したアクションゲーム。
steam・NintendoSwitch・Playstation4の国内ストアで購入可能で、今回僕がプレイしたのはもっとも後発となるPlaystation4版(2021年1月8日配信)です。
価格は500円(steamは410円)。日本語対応です。
本作のあらすじ
『カワイイデスデス』では、異世界の超自然的存在が、キュートなジャパニーズアイドルとして生まれ変わりました!そして、かわいさと恐ろしさの両方を兼ね備えたその地獄のアイドルたちは、世界をまたにかけるアイドルコンテストに挑みます。その目的はただ一つ、ライバルに勝利して、「アンダーワールド」の王位を手に入れること!しかし、これはいったい、どんな戦いになるのでしょうか?冥界においては、王位を継承する資格は、忠実な信者から最も多くの魂を集めることができた者にのみ与えられます。その伝統に従うなら、アイドルとして、コンサートで自分のファンの魂を刈り取るのは最高の方法と言えるでしょう!
PlayStationStore カワイイデスデス より引用
タイトルに「カワイイ」が含まれているとおり、日本的な「可愛い」に対するリスペクトみたいなものが感じられるデザインの作品デス!
ココガイイデス!
奇抜すぎるコンセプト
「死神、ゾンビ、サキュバスなどをモチーフにした異形アイドルたちがステージの左右から迫ってくるファンの大群をKILLして魂を集める!」
どんな人生を送ったらこの企画に辿り着けるのか…。
低価格帯のインディーズゲームだからこそ実現し得た「無さそうで無かった」コンセプトがとてもいいデス!
カワイイ異形アイドル
本作はインディーズゲームにありがちな「アイコンにだけカワイイ女の子詐欺」ではありません。
作中の操作キャラクターは全部で9人。2人目以降は「魂(ゲーム内通貨)」を使って解禁していきます。
よく動く2Dグラフィックで描かれており、立ち・攻撃・勝利・敗北など各アクションにキャラクターの個性がしっかり落とし込まれています。
また、選択したキャラクターによってロード画面やステージ演出も変化するという手の込みようで、カワイイものに目がないゲーマー諸君が安心してジャケ買いできます!
みんなカワイイデス!
超シンプル操作
操作は右攻撃&左攻撃(同時押しでスキル発動)のみ。
これはPS4版準拠になりますが
- 右攻撃:〇ボタン※ or R1ボタン or R2ボタン
- 左攻撃:←方向キー or L1ボタン or L2ボタン
以上。これだけ。マジで!?ファミコンより少なくない!??
事実デス。
誰でも簡単にプレイできるので普段ゲームをしない人でもお気軽プレイできます。
※バグなのか仕様なのか、スキル発動条件が整った状態で「〇ボタン」を押すと右攻撃ではなくスキルが発動します。任意のタイミングでスキルを撃ちたい場合は右攻撃は「R1ボタン」か「R2ボタン」を使うようにしましょう。
やり込み要素と分かりやすい実績管理
ゲーム内で獲得した「魂」はキャラクターの解放以外に、キャラクターの強化、衣装購入、スチル解放に使用することができます。
衣装とスチルは各キャラに複数用意されており、開放しても有利になる要素はなくプレイヤーの目の保養になるのみという神仕様。
「キャラクターを愛でる」ということが「分かっている」作品デス。
また、実績(PSではトロフィーに相当)の進捗状況をゲーム内で確認できるようになっており、「ファンを〇〇人KILLした」といったやり込みのモチベーションを維持しやすくなっています。
実績についても「獲得したという達成感」以上の意味はないデス。
ココガビミョーデス!
暴発しがちなスキル
右攻撃と左攻撃同時押しで発動するスキルが意図しないところで暴発しがちです。
特に中盤以降は迫りくるファンの数が凄まじいので左右に攻撃を連打することになるのですが、これが「同時押し」の判定になり頻繁にスキルが暴発します。
シンプル操作はとてもイイのですが、スキル発動は別のボタンに割り振ってもよかったのではないかと思うのデス。
分かりづらいキャラ特性
キャラクターはそれぞれ特徴があり、特にスキルによって差別化が図られています。
その性能がゲーム内で説明されないのでキャラクターによって使い方がよく分からない子がいます。
特に「エリサ」と「アビゲイル」は強さを実感しづらく、ビジュアルは魅力的なのに使い心地がいまいちデス。
圧倒的作業量
総勢9名のキャラクターがいるのは先述のとおり。それぞれの強化、衣装・スチルの獲得はすべて「魂」を消費して行うのですが…。
獲得できる「魂」に対して各種要素の解禁に要求される「魂」の数が多すぎて、どう考えても「魂」が足らないのデス。
必然的に稼ぎプレイを繰り返すことになるのですが、シンプルなゲーム性がアダとなってしまい、心を無にしてボタンを連打する完全作業プレイになります。
結果、僕が行きついたのは禁じ手「連コン放置」。己が手を汚すことなく「魂」を集めてます。冥府の王を目指す者にとって人間の「魂」などその程度のものなのデス。
まとめデス
まず本作の価格は500円!それを考えるとクオリティもボリュームも十分で圧倒的コストパフォーマンスと言えます。
お昼の定食を食べる程度の金額で数時間(やりこみ含めると更に十数時間)遊べるって凄いですよね。インディーズゲームおそるべし。
もちろん低価格の作品ゆえに粗もありますが、キャラクターを見て「カワイイ!」と思ったら買ってしまっていいと思います。それぐらい2Dで描かれる異形アイドルはカワイイデス!
そうそう、友達や家族と一緒にプレイできるようにローカル対戦プレイも実装されてますよ。
僕は一緒にプレイする相手がいないから内容の検証はできてないデスけど…。
記事の表題にもあるとおり、圧倒的物量を必死に押し返す本作のゲーム性はまさに『ワニワニパニック』のそれです。ひとりで、誰かと、気軽に遊んでみてはいかがでしょうか?
今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!
同スタジオの『妻クエスト(WIFE QUEST)』も面白そうデス!