【Daily Choppy !】第364回:インターネットは分断されている

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こんにちは。チョッピーです。

今回の記事について

ググるだけではダメ!?
ググるだけではダメ!?

今回はチョッピーが感じている「現在35歳前後の方はインターネットのイメージを刷新する必要があるのかも」という内容のお話です。

現在30代半ばの人はインターネットと共に成長してきた

僕ことチョッピーは現在34歳です。小学生高学年の頃に自宅にISDN回線が引かれました。具体的には1996年頃でしょうか? それ以来インターネットと共に生活を送っています。

これはあくまでも僕という個人の一例に過ぎません。しかし、僕と同年代の人々におけるインターネットとの付き合い方としては標準的なものなのではないでしょうか。

日本国内でIPアドレスなどインターネット上の識別子の登録や割り当てを行っている一般社団法人JPNICでは「インターネット歴史年表」というページを公開しています。

インターネット歴史年表 - JPNIC

これによると、日本においては1991年くらいからインターネットの利用が徐々に一般化されていったようです。

1991年と言うと僕は1985年生まれなので6歳くらい。ちょうど小学校に入学したくらいの年ですね。こう考えるとやはり僕と同年代の方々はインターネットと共に人生を歩んできたと言っても過言ではないように思えます。

チョッピー
チョッピー

現在35歳前後の人はまさにデジタルネイティブと呼ばれる世代ですね。デジタルネイティブは3区分にわける場合もあって、その場合は1986年前後に生まれた人たちは中期に分類されるみたい。1976年前後の生まれが前期で1996年前後より後に生まれた人は後期とか。詳細はggrks。

「ggrks」というネットスラングの前提にあるGoogleへの信頼

上の吹き出しで「ggrks」というネットスラングを利用しました。

「インターネット検索しなさい」の。最大手インターネット検索エンジンGoogle(グーグル)の普及によって、ネット検索すること自体を本家グーグルから離れて「ググる」というが、電子掲示板やチャット、SNSなどで、なんでも聞きたがる人に対して「ググれカス(野郎)」と使われる。それを「kwsk(くわしく)」と同様、ローマ字表記の、各音の子音のみを残して隠語化している。

ggrks(ぐぐれかす//じーじーあーるけーえす)とは|コトバンク

あんまりキレイな言葉づかいではありませんが、まぁ、スラングってネット・リアルの区別なくそういうモノでしょう。

ところで「ggrks」という言葉にはとある暗黙の前提があります。それは「ググればある程度の事は調べられるハズ」という「Google検索への信頼」です。図示してみました。

過去のインターネットとGoogleのイメージ
過去のインターネットとGoogleのイメージ

僕と同年代の方々はインターネットとGoogleの関係に対して上のイラストの様なイメージを持って生活をされてきたのではないかと思います。少なくとも僕はこういうイメージでインターネットを捉えていた時期が結構、長くありました。

SNSの登場によって状況が変わった

ところが、現在のインターネットは上のイメージを適用すべき世界では無くなっています。今のインターネットの世界をイメージ化すると、たぶん、こんな感じ↓

現代のインターネット
現代のインターネット

上のイラストに記載しているTwitterのサービス開始日は2006年3月21日。同様にInstagramのサービス開始日は2010年10月6日です。どちらもインターネット上のサービスとしては意外と長い歴史を誇っています。

SNSの登場以降インターネットの使われ方は大きく変わったような気がしています。ホームページやブログという形でインターネットに広く公開されていた情報が各種SNSというプラットフォーム上に集約される事になった。

それによりGoogle検索だけでウェブ上の情報を簡単に調査できる時代は終わりを告げたのではないかと思っています。

若者はSNSで検索を行っている

実際、すでに10代・20代の若者は検索ツールとしてSNSを活用している様です。

スマートフォンでSNSのネタになるようなレジャースポットを探す人のうち、Googleで調べる人は34.9%で、2016年5月度調査(48.1%)から減少しました。一方、Instagramで調べる人は19.3%で、2016年5月度調査(5.7%)と比較すると3倍以上増加しました。

年代別で見ると、10代と20代はInstagramで調べる人が最も多く(10代:30.8%、20代:29.0%)、30代以降はGoogleで調べる人が最も多いことがわかりました(30代:37.9%、40代:40.9%、50代:52.2%、60代:36.1%)。

【調査データ】インスタグラムがグーグルを超える?若者が流行情報を収集する手段とは|ferret

なお、この調査結果は株式会社ジャストシステムが運営するこちらのページから無料で取得できます。興味のある方はどうぞ。

すでに情報を調べるためには各種SNSを活用する必要がある時代は到来している様です。現在はTwitter・Instagramを活用できれば、それなりにメジャーな情報は調査できるように思えます。

ただ、今後も新しいSNS機能を有するサービスはドンドン登場してくる事でしょう。すでに「エモい文章」を調べるためにはnoteを活用しないと厳しい時代が到来しつつある気もしています。

note ――つくる、つながる、とどける。
クリエイターが文章やマンガ、写真、音声を投稿することができ、ユーザーはそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。

また、もしかすると今後はSNSとは異なる大人気サービスが登場する可能性もあります。

インターネットを活用するためには、常に「現在、情報はどの様な形で存在しているのか?」を追いかけ続ける必要がありそうですね。

本日の締め

今回は僕が感じている「現在35歳前後の方はインターネットのイメージを刷新する必要があるのかも」という内容のお話を書いてみました。

「Daily Choppy !」にしては珍しく明確にターゲットを設定した文章を書いてみました。結構、書きやすかったです。基本的にはあえてターゲット設定はせずに記事を書いているのですが、たまにはこういう試みもよいですね。

ちなみに、ふらとぴはSNSの外に存在するサービスですので基本的には「Google検索」を重視しています。実は今まで作った動画等でもあえて「Google検索で検索してね」と言っているのです。これとか。(該当部分から再生されます)

お気づきになられましたか?

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

ウェブメディアの運営は色々と考える事がありますねぇ。

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