こんにちは。加担者、チョッピーです。
久しぶりにテレビを観ている
僕の家にはテレビがない。
だが、現在、僕が滞在している実家にはテレビがある。
僕にはテレビがある空間に行くと、ずっとテレビを点けっぱなしにしてしまう悪い癖がある。
別に何が観たいわけでもない。実際にテレビが点いていたとしても、そんなに熱心にテレビ番組を観ているわけでもない。
純粋に賑やかしとして点けているだけである。
だから真剣に観た結果の感想ではないのだが…テレビの政治関係の番組、申し訳ないが、どれも僕にとっては全く面白くないモノばかりだ。
番組スタッフが選んだ旬なトピックに対して、代り映えのしないメンバーが持論を展開するだけ。
他人のオピニオンに興味の無い僕にとっては、本当にどうでもいい情報ばかりだ。
討論型の番組であれば「エンタメとしての口喧嘩」という楽しみ方もあるのかもしれませんが…僕は個人的にはそれを好むタイプの人間ではないので…。
そもそもどの番組のトピックの選び方も「今が旬な話題」ばかり。
具体的には、この年末年始にかけては「オミクロン株の流行」と「新しい資本主義」についてのお話が大半を占めていた。少なくとも、僕が観た番組に限って言えば。
なんだかなぁ…と感じる。
出来れば、もっと独自の観点で日本の政治的な課題を洗い出したり、追及したりして欲しい。
久しぶりにテレビを観た結果、そんな「勝手な視聴者としての意見」も久しぶりに感じてしまった。
責務
僕が今、1月3日から1週間以上に渡り実家に滞在している理由は、祖母の四十九日に参加するためだ。
その四十九日の開催日は1月10日。つまり本記事掲載日である。
この記事は、それに参加してから書いている。
こんなことを大っぴらに書くのはあまり好ましくないのかもしれないが、正直言って、精神的に色々と疲れてしまった。
普段、関わる機会の極めて少ない地元の親戚と会っても、当たり前ながら共通の話題なんて無い。
ただ淡々とお寺でお経を聞き、ちょっとした料亭で黙々と食事を食べる。愛想笑いと共に。
その後、そのまま解散となった。
まぁ、このような法事には参加すること自体に意味がある。
四十九日の主役(=故人)の孫が果たす役割は、その舞台装置の一端を担うこと。それに関して僕には何の異論もない。
きっと、法事に参加された祖母の兄弟を始めとする親戚一同は、楽しい時間を過ごせたハズだ。
最年少
しかし、今回の四十九日…なんとなく日本の縮図…という趣(?)があった。
というのも、少子高齢化が著しかったのだ。
なんと言っても今回の法事参加者の最年少者が36歳の僕ことチョッピーだったし。
その次は僕の母親。要するに、故人の孫世代の参加者は僕だけだったのだ。
もちろん、僕と同年齢の人はいわゆる現役世代。1月10日が成人の日で祝日とは言え、大分県別府市で開催される四十九日に参加するのが難しい人も多いだろう。
とはいえ…と思わずにはいられない。
そのような場で交わされる会話は、当然、昔を懐かしむ様なモノばかり。
将来についての話が出たとしても、テーマは「土地の相続」や「自宅の処分」などの終活関連の話題ばかり。未来に対して希望が持てるような話題は無い。
もう…本当に気疲れしてしまった。
解決できていない課題
個人的な課題意識に過ぎないのかもしれないのだが、僕は日本が抱える最大の課題は少子高齢化だと感じている。
労働人口が減り、高齢福祉の対象者が増えるという現象は、社会全体のシュリンクを招き、国際社会における日本の地位の低下に大きく寄与する事だろう。
この課題はすでに数十年前から問題提起されている。
だが、現時点で日本はこの課題に対して有効な対策を取れていない。実際、日本の人口は減少の一途を辿り、それと対照的に高齢化率は増加を続ける事が予想されている。
かく言う僕にも子供はいない。
そんな僕には、そもそもこの課題に対して何かしらの意見を提示する資格もないのかもしれない。
「少子高齢化を憂うんだったら、まず、お前が積極的に子供を増やせ」と言われれば、ぐうの音も出ませんので…。
ただ、これは個人的な問題であると同時に、社会的な問題でもあると思う。だとすれば、僕にも社会の構成員の一人として、なにかしらを発言する権利はあるハズだ。
今回の記事、地元に帰省して親族の法事に参加して考えたモノとしては悲しすぎる内容である気がしなくもない。
だが、これは今後の社会を生きる僕達にとっては、とても切実な問題でもあると思う。
テレビ各局は「旬の話題」を追うのもいいが、時には日本が抱える根本的な課題に対して深く切り込む骨太の番組を制作してもいいのではないだろうか。
呑気な視聴者の一人として、そんな事を感じた次第だ。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
なんだか全然、楽しい話題にならずに申し訳ございません。少子高齢化問題は僕も当事者の一人であるので、どうしても考え込んでしまう内容なのです。