こんにちは。話題作はブームが過ぎてから楽しみたい男、横道それ夫です。
そんな横道それ夫は先日ついに「ガンダムUC」を見終えました。episode1公開から実に10年越しです。面白かったです。
さて、今回は先日続編も発売された『リトルナイトメア』(1のほう)をほぼコンプリートしたので感想を書きました。ネタバレはありませんので未プレイの方の参考にもなればと思います。
『リトルナイトメア』概要
スウェーデン発の横スクロールアクションアドベンチャーです。公式ではサスペンスアドベンチャーと表記されています。
結構アクション要素が強いと思います。でもゴリゴリのアクションゲーである『アンチャーテッド』や『トゥームレイダー』も「アクション」を抜いて「アドベンチャー」と表記されていたりするので、ジャンル表記って割とテキトーですね。
国内向けにはバンダイナムコよりPS4・STEAM・Switch対応で発売されています。
PS4とSwitchはDLC3種類を含むデラックスエディションも発売されていますので、これからプレイするならこちらが良いかと思います。
僕もPS4のデラックスエディションを購入しました。
物語のあらすじはコチラ。
実はこの「リトルナイトメアとは」ですが、僕は本記事執筆にあたって初めて読みました。
本編はこの辺りの説明が一切なく始まり、劇中でも言語による説明はありません。これからプレイする方は事前に読んでおくと世界観が分かりやすいかもしれません。
続く不安、線の恐怖
僕は映画・ゲーム問わずホラー系には「ビックリ系」と「ジワジワ追い詰め系」のふたつの傾向があると思っていて、本作は後者の要素が強いです。
本作は一部エリアを除くと基本的に薄暗いステージを手元の僅かな灯りを頼りに進んでいくことになります。なので余程の暗闇フリーク&暗黒フェチでもない限り、プレイヤーは終始不安を感じながらプレイすることになるでしょう。
暗闇フリークはともかく暗黒フェチって何さ。ところで「終始不安を感じる」系の演出を僕は「線の恐怖」と呼んでいます。本作はそれが秀逸です。
デフォルメの効いたキャラとリアルな光やオブジェクトの質感が絶妙に合わさっており、その歪さが作品全体に漂う不気味な雰囲気を助長して「線の恐怖」を演出します。
秀逸な演出があれば言葉は不要
概要欄にも書きましたが、僕は本作のあらすじをまったく読まないまま物語に飛び込みました。
そして劇中で言語による説明を一切受けることなく(操作チュートリアルは除く)物語の終わりを見届けました。
海外産のインディーズゲーは言葉を用いない演出に長けている作品が多いですね。
本作はその中でも特に魅せ方の上手い作品だと感じました。映像そのものがしっかりプレイヤーを惹きつけ、展開を理解させます。言葉に拠らない説得力って凄い!
あえて語らず考察の余地を多く残す作品ですが、「リトルナイトメア」というタイトルに込められた意味は最後までプレイすると分かると思います。ナイスカタルシス。
「横じゃなくてちょい斜め横」という2.5次元の弊害
先述のとおり作品全体の雰囲気や演出は非常に優秀です。
一方、操作性に関しては少し、ホントに少しですがストレスを感じる場面がありました。
本作は横スクロールが基本ですが奥行き(前後)の概念もあります。
この奥行き(前後)の距離感が分かりづらいシーンがいくつかあり、想定外のミスを誘発させます。
左右に架かる足場を渡ろうとしたら「真横じゃなくてちょい斜め横」だったので渡れず落ちた。そんな場面がチラホラ。そういったときに僕はゲーマー3大独り言のひとつ「はぁ?やってないし。」を発するのでした。
最高難易度のトロフィーに「ノーミス&タイムアタック」があるので、こういった凡ミスを誘発させる箇所も製作者の狙いかもしれない、とは思います。
DLCもオススメ!しかし…
デラックスエディションに収録されているDLC3シナリオは本編の裏側を描く内容になっており、作品の全体像を把握する上でオススメです。
「一方その頃…」や「なるほどアレはそういうことだったのね」という展開が含まれており、物語の補完という意味では非常にオススメ。ですが…
本編と比べるとややめんどくさい要素が多い。DLC1はそうでもないですが、DLC2は『ピクミン』。DLC3は『アラン・ウェイク』です。
いや、『ピクミン』も『アラン・ウェイク』も面白いんですけどね。本作でオブジェクトに引っ掛かったNPCを迎えに行ったり、暗闇で敵に向かって懐中電灯グリグリしたりすると思わなかったぜ…というだけです、はい。
『ピクミン』と『アラン・ウェイク』について一切解説しないのが【げぇむのよこみち】です。
まとめ
さまざまなところで話題になっているので今更感MAXですが、『リトルナイトメア』めちゃオススメです!
プレイ時間は初回でも4~5時間程度(慣れれば1時間切れるみたいです)とやや短いですが、そこに詰まった作品の密度はなかなかのもの。それを演出する言葉を用いない魅せ方の数々は必見です!
暗いシーンが多く、グレアパネルのTVやモニターだと自分が映り込むので部屋を暗くしてプレイするのがオススメスタイルですよ!勇気ある者はそこにヘッドホンも添えるべし。
今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!
Vtuberさんもたくさん実況プレイしてるけど、興味あったらソフト買うんやで!!