こんにちは。無類のコンテンツ好き、チョッピーです。
今回の記事について
本連載『Daily Choppy !』は今回で1006回目の掲載。
実は僕は『Daily Choppy !』以外にも担当コンテンツやふらとぴクリエイターとして関わったコンテンツを持っており、それらを合算すると総数は1408個に上る。
ちなみに1408個というのは、あくまでもふらとぴクリエイターとして関わった数です。ふらとぴ編集部員として関わったコンテンツも加えると、数はもう少し増えます。
僕ことチョッピーがふらとぴクリエイターとしての活動を始めたのは2019年の7月15日。だから2022年4月15日現在での活動期間はまだ3年弱。
なので、時間軸で考えると僕はコンテンツメイカーとしては素人極まりない人間だ。
ただ、数だけはそこそこの量をこなしてきたとは言える。…言えるのではないかと思っている。
そんな経験があるからなのかどうなのかはわからないが、僕には変なクセがある。
あらゆるコンテンツを勉強教材として楽しんでしまうのだ。
具体的に言うと「何故、このコンテンツを僕は面白いと感じたのか?」とか「何故、このコンテンツを僕はつまらないと感じたのか?」とか…そんな事をついつい考えてしまいます。もともと、その気はある人間でしたが、今のお仕事を始めてから、その傾向に拍車がかかっています。
ただ、この勉強方法、ひとつ欠点がある。
全ての起点が「自分がどう感じたか?」になっているのだ。
「他人がどの様な表現について何を感じるのか?」は、この勉強方法だけでは永遠にわからない。
「自分の感性」と「世間一般の感性」が似通っている方は「自分の感性の深掘り」だけで十分なのかもしれません。ただ、僕ことチョッピーは感性が世間とズレている(場合が多い)ので、それだけでは永遠に「他人がどの様な表現について何を感じるのか?」はわからないのです。
そんな課題を抱えていた折、ちょうど2つのコンテンツについて「僕以外の人間が批判している場面」に遭遇した。
今回はそれを受けて、僕が考えた内容について書いてみる。
なお、本記事の目的は「チョッピーによる、他人から好まれない表現の分析&共有」であって「批判対象コンテンツへの攻撃」ではありません。そのため批判対象になっていたコンテンツは明記しません。スミマセン。僕は意外と上品なんです。
本題
「チャンネル登録のお願い」についての批判
作業中にとある YouTube の動画を流していると、その動画の中の人が
このチャンネルとは別のチャンネルの登録をお願いしたい。そちらのチャンネルも収益化したいのだ。
と言い始めた。
僕はそれを聞いて「チャンネル登録してあげたい」とも「チャンネル登録してあげたくない」とも何とも思わなかったのだが(なので、登録はしていない)妻が
こんなに協力したくないお願いも珍しいね。
と言っていた。
実際、その人はチャンネル登録者数を集められていない様なので、多くの人から「チャンネル登録をしたい」とは思われていないのだろう。
少し理由を考えてみた。
- 口調等から「動画を観ているクセにチャンネル登録をしないのはおかしい=そもそも視聴者はチャンネル登録をして当然だ」という投稿者の気持ちが感じられ、「何故、投稿者の言う事をきかなければならないのか?」という気持ちにさせられる
- チャンネル登録をする事によって、視聴者にどんなメリットがあるのかが語られていない
- 動画投稿者の収益化が果たせなかったとして、何が困るのかがわからない(そもそも今、収益化されていないのにチャンネルは存続しているのだし)
「そもそも声質が悪く、聞いていて心地よくない」とかの理由も思い付いたのですが、それはあまりに僕の好みに寄りすぎている分析なので理由としては挙げません。
やはり「人に何かをしてもらう」ためには「何故それをする必要があるのか?」と「それをすると自分にどんなメリットがあるのか?」を伝えられなければいけないのだろう。
そうしなければ人は「チャンネル登録=リンク先URLをクリックして登録ボタンを押す」という極めて簡単なアクションすら取ってくれない。
少なくとも僕はそのアクションを取らなかったし、妻に至っては不快感すら感じていた。
「特定層からは好かれるけれど、特定層からは強く嫌われるタイプのコンテンツ」についての批判
とある YouTuber が、別のYouTuberの動画をひたすら批判している動画がアップされていた。
そこで批判されている動画は再生数が1000万回を超えていた。一般的には「異常な程の人気動画」だと言っていいと思う。ただ、一方で、批判も多いようだった。
僕個人としては、その動画に対しては「全く面白くないし観る価値も感じないけど、別に批判する程でもない」くらいの感想を抱きました。
特定層に好かれる理由と、特定層から嫌われる理由について考えてみた。
特定層から好かれる理由
- そもそも「特定層から人気のある YouTuber」が出演している
- 「特定層」にとっての「あるあるネタ(その YouTuber を知っていないとわからないネタ)」が使われている
- ノリがチャラい
特定層から嫌われる理由
- その動画で披露されている演目のクオリティが低すぎる
- その動画で披露されている演目の元ネタに対するリスペクトが感じられない
- ノリがチャラい
チョッピー個人のまとめ
コンテンツの質は以下の方程式で算出できるのではないだろうか。
- ①作者、演者に対する印象 + ②コンテンツの内容
今回の動画が「特定層からは支持されたが、特定層からは強い批判を受けた理由」はおそらく、前者の層にとっては①の評価が圧倒的にプラスだったからなのではないかと思う。
なので②の評価が仮にマイナスであったとしても、総合値としてはプラスとなった。
一方、後者の特定層にとっては①の評価がゼロ、もしくはマイナスだった。
なので②の評価がストレートに表に出る事になった。
つまり…「人気のある人」は「低クオリティな内容のコンテンツ」を提供しても喜ばれたり許されたりする場合もあるが、「人気のない人」はそうではない。
ものすごく当たり前の結論が導き出されましたね。
そう、これだけではあまりに当たり前すぎて面白くない。
ここから何かの学びを得るとするならば…
- 「人気のない人」が良いコンテンツを作ろうとする場合は、「人気のある人」のマネをするだけではいけない。マネをするのであれば「人気のなかった人」が「人気のある人」になったキッカケのコンテンツのマネをするべき。
となるのだろうか。
今回の締め
今回は僕の「反面教師とするべきコンテンツ」に対する分析の共有をしてみました。
「他人がコンテンツを味わった感想の分析」はあまりした事が無かったので、今回の試みは僕としては有意義なモノとなりました。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
「他人の感想」は「自分と他人の共通点」を探すのに役立つ気がします。