こんにちは。チョッピーです。
はじめに
「ノアノアグループ」の職員の皆様にインタビューをさせて頂きました。職員の方々がどの様な思いで働かれているかをお伝えしていきます！
第１弾は〆木（しめき）代表取締役社長です！
本編
〆木泰輔（しめき たいすけ）さん
インタビュー
〆木さんがノアノアグループを経営する事になった経緯について
〆木さんはどういういきさつでノアノアグループを経営する事になったのでしょうか？
ノアノアグループはエーゼル株式会社が運営しています。エーゼル株式会社はそもそも私が設立した会社です。まずは私がどうしてエーゼル株式会社を興すことになったのかを説明しますね。
お願いします
１9歳～20歳の１年間でカナダ・ヨーロッパ各地・イギリスを旅する
まず私は高校生の時くらいからずっと「人生とは何か？」を考えていました。その答えを探すために日本以外の世界を見てみようと思い19歳の時にカナダにワーキングホリデーに出掛けました。当初は英語もしゃべれない状態だったのですが。
英語が喋れないにも関わらずカナダに飛び出したのはスゴい勇気ですね！
カナダのお寿司屋さんでアルバイトをしていたのですが、色々と苦労はしました。そこで色々な人と出会ったのですが自分の中で「これ」というモノには出会えませんでした。その後、バックパッカーとしてヨーロッパ各地を10数ヶ国ほど回りました。
ものすごい行動力ですね
最後にイギリスのケンブリッジに辿り着き聖書をもらいました。その中に「人間は一人一人がVIP ( Very Important person ） である」という記述があり、それに感銘を受けました。他人に強制するつもりはまったくありませんが、私にとってはそれが「自分が座るべき場所」だったのです。
なるほど
帰国と阪神淡路大震災と2000万円の損失
その後、20歳の誕生日に日本に帰国しました。それからしばらくして阪神淡路大震災が発生し、父親が経営していた会社のビジネスも経済的に大きなダメージを被ってしまいました。
阪神淡路大震災ですか…
平成7年1月17日5時46分、淡路島北部の北緯34度36分、東経135度02分、深さ16kmを震源とするマグニチュード7.3（※）の地震が発生した。この地震により、神戸と洲本で震度6を観測したほか、豊岡、彦根、京都で震度5、大阪、姫路、和歌山などで震度4を観測するなど、東北から九州にかけて広い範囲で有感となった。
～中略～
この災害による人的被害は、死者6,434名、行方不明者3名、負傷者43,792名という戦後最悪の極めて深刻な被害をもたらした(消防庁調べ、平成17年12月22日現在。)。
阪神・淡路大震災教訓情報資料集阪神・淡路大震災の概要｜内閣府
施設関係等被害の概要について、住家については、全壊が約10万5,000棟、半壊が約14万4,000棟にものぼった。
交通関係については、港湾関係で埠頭の沈下等、鉄道関係で山陽新幹線の高架橋等の倒壊・落橋による不通を含むJR西日本等合計13社において不通、道路関係で地震発生直後、高速自動車国道、阪神高速道路等の27路線36区間について通行止めになるなどの被害が発生した。
ライフライン関係では、水道で約123万戸の断水、下水道で8処理場の処理能力に影響が生じ、工業用水道で最大時で289社の受水企業の断水、地震直後の約260万戸の停電、都市ガスは大阪ガス(株)管内で約86万戸の供給停止、加入電話は、交換設備の障害により約29万、家屋の倒壊、ケーブルの焼失等によって約19万3,000件の障害が発生するなどの被害が生じた。
公共土木施設関係では、直轄管理河川で4河川の堤防や護岸等に32箇所の被害、府県・市町村管理河川で堤防の沈下、亀裂等の被害、西宮市の仁川百合野町において地すべりにより34名の犠牲者が生じるなどの被害が発生した。
農林水産業関係の被害については、農地、ため池等の農業用施設など各施設において甚大な被害が発生し、その被害総額は900億円程度であった。
それは大変でしたね…
そこで父親のビジネスを助けるために父親の会社を継ごうと考えました。そのあと色々とありまして最終的には2000万円の損失を被ることになってしまいましたが…。
2000万円！ それは巨額ですね。
妻との出会い・結婚・エーゼル株式会社設立・子供の誕生
それを返済するために頑張っていた時期に今の妻と出会いました。2000万円の返済をしている時は心身ともにどん底状態だったのですが、そんな時でも支えてくれた妻には感謝しています。
素晴らしいお話ですね
その後、彼女と結婚し子宝にも恵まれる事になりました。ビジネス的には心機一転という事で大阪でエーゼル株式会社を興し貿易事業を行っていました。
娘の病気をキッカケに障がい福祉業に参入
エーゼル株式会社は最初から障がい福祉業を行っていたわけではなかったんですね。
障がい福祉業を行うことになったキッカケは娘の誕生です。娘の左目にガンがあることが発覚しまして、それを治すためには手術が必要でした。手術は無事、成功したのですが左目の眼球を摘出したため視力障害が残る事になりました。これをきっかけにエーゼル株式会社で障がい者福祉業を行うことにしたのです。
なるほど。そういういきさつでエーゼル株式会社は障がい福祉業に参入する事になったんですね。
ノアノアグループが目指す姿
ノアノアグループが将来的に目指す姿はどの様なものなのでしょうか？
エーゼル株式会社では利用者の方々を障がい者という括りではなくチャレンジドパーソンという風に捉えています。将来的には彼らにも自分が見てきたように世界（海外）を知れるような会社にしていきたい。
世界に羽ばたく人材の育成を目指されているんですね。なにかそのための具体的な動きはありますか？
会社としての次の取り組みとしては新しい就労継続支援B型事業としてカフェを開設する予定です。こちらは2020年の7月のオープンを目指しており、こちらで世界のリーダーになれるような方々を育てていきたいと思っています。
なるほど。ノアノアグループはビジョンの実現のために着実に施策を進めているのですね。そろそろお時間となりました。今回のインタビューはこの辺りで終わらせて頂きたいと思います。本日は貴重なお話をありがとうございました。
ありがとうございました
おわりに
今回はエーゼル株式会社の代表取締役社長である〆木さんにインタビューをさせて頂きました。〆木さんの波乱万丈の人生や、それを踏まえたノアノアグループの将来展望などのお話が伺えました。大阪市で障害福祉施設の利用を考えられている方は、一度、施設に足を運んでみられてはいかがでしょうか？
次回はノアノアグループの生活介護施設「ハピネスノアノア」の職員「仲本 美貴さん（なかもと みき）様」へのインタビュー記事↓です！
ご期待ください！
