こんにちは。Playstation5の本体がお披露目されて、はや数日。未だに積みゲー消化もままならない横道それ夫です。
これで次世代XBOXとPlaystationが双方出揃ったことになります。
あとは価格と発売日でしょうが、こと日本においてはXBOX成功のビジョンはほぼ見えませんね…。
初代XBOXの鉄騎とDOAXに魅了されてからの箱ファンですが、当時から僕の周りの「ゲーム好き」にも箱ユーザーはまったくといっていいほどいません。
XBOXはイイぞ!!GAME PASSなんて超スゴイぞ!コントローラーも凄く使いやすいぞ。Forza Horizonをやらないなんて以ての外だぞ…。ホントなんだぞ……。しんじて………。
まぁそれは置いといて。
次世代ハードについては何かの折に当連載で採り上げることもあるかもですが、今回は横道それ夫がクリアした積みゲー『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-』のお話。
ネタバレにも配慮しているので、作品に関心のある未プレイの方もお読みいただけるはずです。
イースシリーズのおもひで(はじめに)
僕とイースシリーズの出会いは、中学校時代に友人が学校のパソコンクラブで古くてデカいフロッピーディスクのイースをプレイしていたのを眺めていたのが最初。たぶんイースⅠなのかなぁ。
その後、PC版の「イースVI -ナピシュテムの匣-」を2003年の発売日に購入するもPCのスペック不足で満足に遊べず友達に貸しました。2020年6月12日現在、未だ手元に戻ってきていません。
シリーズとの邂逅から約20年。ようやくシリーズをプレイする機会を得たのでした。
イースⅧ-Lacrimosa of DANA-
作品概要
2016年にPlaystationVitaで発売され、Playstation4、steam、NintendoSwitchと展開してきた本作。僕がプレイしたのはPlaystation4版です。
アクションRPG界の古豪であるイースシリーズの第8作目(とはいえシリーズは多岐にわ渡る)で「いーすえいと らくりもさ・おぶ・だーな」と読みます。
ラクリモサは作中で「涙の日」とも呼ばれるある現象を指し、ダーナは本作ヒロイン(主人公)の「ダーナちゃん」のことです。
モーツァルトの楽曲にも「ラクリモーサ【涙の日】」なるものがあるみたいですが、本作との直接的な結びつきはありません。
奇をてらわないシンプル王道ストーリーが心地いい
船舶事故により流れ着いたセイレン島という無人島を舞台に、二人の主人公アドルとダーナの運命が少しずつ交錯していきます。
「流石に都合が良すぎるだろう」という展開もアリアリですが、仲間との信頼と絆で運命を切り開く、という熱く心地よい展開が続く本作のストーリーは、昨今貴重な王道ストーリーだと思います。
明確な敵対組織がない(なくはないが)というのも、単純に主人公たちがやろうとしていることを応援できる、という点でよかったです。
逆に、利益の相反や価値観の衝突による血みどろの争いとか、互いの思惑が交錯する複雑な人間模様とか、そういう重厚感を求める人には圧倒的に不向きです。ウィッチャー3をどうぞ。
テンプレ故にド安定のキャラクター
「ツンデレデレ(眼鏡対応)」「酒飲み人情派オヤジ」「ポンコツクール」「怪力少女」。圧倒的なテンプレ記号の集合体です。誉め言葉です。こういうのでいいんだよ。
サブキャラ含めて、いわゆる「イヤな奴」がほとんどいないので、どのキャラクターにも一定以上の愛着を持てます。キャスティングもイイ感じ。
特に、怪力少女ことリコッタちゃんの「御意!!」はクセになる可愛さ。ぎょいっ!!
ちなみに主要イベントを除き進行はパートボイスです。
僕はテンポの観点からパートボイス容認派ですが「キャラクターはフルボイスじゃなきゃダメ!」という人は要注意。なお戦闘時のボイスは結構充実しています。
結構ボリューム満点
サブイベント含めて割と丁寧に進めた結果、クリアまで40時間かかりました。
アクションRPGとしてのゲームテンポは比較的高く、冗長すぎる展開も感じなかった割には驚異的なボリュームだと思います。
ストーリーのくだりでも書きましたが、展開は王道。過去作との結びつきもほとんどないので本作からイースシリーズに触れる方も安心です。
クリア後の引き継ぎや高難易度による周回プレイもサポートしているので、末永く手元に置いておきたい作品ですね。
操作性も割とイイ
爽快感と戦術性のバランスがイイです。「無双シリーズ6:デビルメイクライシリーズ4」くらいの雰囲気です。伝わりにくいですかね?
弱点をズバッズバッ!と突いて、強力な攻撃をシュバシュバッ!と避けて、ドカーンドカーン!と必殺技をお見舞いする感じです。届け、この想い!
……分かりやすいように動画、置いておきますね。
一方、例えで挙げたシリーズや他のアクションゲームに慣れているとデフォルトのキー配置には戸惑うかもです。
僕の経験だとアクション系の「基本攻撃」ってプレステでいうと「□ボタン」に割り振られているイメージが強いのですが、本作では「〇ボタン」。
本作の「□ボタンは」キャラクターチェンジなので、敵に囲まれたピンチに必死に攻撃しているつもりが延々とキャラチェンジしてた、ということが割とありました。
ところで、最近は「延々」と「永遠」がごっちゃで使われてるんですってね。「永遠とキャラチェンジしてた」らヤバいですけどね。まぁこれも置いといて。
キー配置はキーコンフィグにてフルカスタマイズ可能です。
プレイヤーの好みに合わせて自由に変更できるのでご安心ください。
僕はデフォ設定のままで慣れました。
グラフィックは捉え方次第
Playstation5も発表されて次世代の映像がいよいよ本格的にお披露目。この記事が掲載される翌々日には「The Last of Us Part II」も発売されてしまう2020年6月現在において、本作のグラフィックはそれらと比べると圧倒的に見劣りします。
しかし、本作のプレイ中に「グラがショボい」とか「リアルじゃない」とかを感じることはまったくありませんでした。
キャラクターの表情は豊かだし、島の空気感やモンスターの迫力も十分に伝わります。
作品の「魅力」や「らしさ」を伝えるうえで、十分なクォリティーだと僕は断言します。
まとめ
「積みゲーのままにしないでよかったゲーム・オブ・ザ・イヤー2020」の暫定1位になりました。
発売当時から評判は高く、僕が今更記事にしてどうこう言うような作品ではありませんが、傑作です。オススメです。
「映画のような」「実写のような」ド迫力のゲームも多いなか、「ゲームらしいゲーム」として高い完成度を誇る作品だと感じました。
同じく積みゲー化していた次作「イースⅨ -Monstrum NOX-」もこのままプレイしたいと思います。こっちをクリアしたらもう1回本作をやろうかな。
青い海、青い空に囲まれた島が舞台なので、これからの季節にもピッタリですね!
今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!
ぎょいっ!!