【ふらとぴ編集部チョッピーのジャンプ感想】2022年50号【新連載『一ノ瀬家の大罪』開始・読切『化けニャンコマスター梅吉』掲載・読切『噂の毛野くん』掲載】

ふらとぴ編集部チョッピーのジャンプ感想

こんにちは。ジャンプ大好き、チョッピーです。

この連載は

週刊少年ジャンプに掲載されている各マンガの感想をふらとぴクリエイターのチョッピーが書いていきます。

チョッピー
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ネタバレ全開です。まだ未読の方はお気を付けて。

基本的にジャンプ発売当日 or 翌日に掲載予定です。

本連載の記事の構成は以下の通りです。

  1. 一言感想(掲載順)
    ⇒ 各マンガの一言感想を掲載順に書きます。基本的に全てのマンガが対象です。
  2. 詳細感想(掲載順)
    ⇒ 各マンガの詳細感想を掲載順に書きます。回によっては書かないマンガもあります。

なお、チョッピーのジャンプ読書環境は「少年ジャンプ+をスマホで読んでいる」です。

それでは、お楽しみください。

一言感想(掲載順)

  1. 一ノ瀬家の大罪(新連載)
    ⇒ 『タコピーの原罪』で有名なタイザン5の新連載。『タコピーの原罪』が個人的に全くハマらなかったので、こちらの作品も正直、不安でした。ただ、今のところ不快ではない。別に面白くもありませんが。
  2. あかね噺
    ⇒ あー! やっぱりー! 落語界みたいな閉鎖的な(様に見える)業界で立場が上の人間にケンカ売っちゃったら、そりゃそうなるよ! 頑張れ! あかねちゃん!
  3. ONE PIECE
    ⇒ 怒涛の設定開示が続きますね。ムチャクチャ面白い。ベガパンクは…6人のベガパンクに脳みそを分割しているのでしょうか? 過去のベガパンクと現在のベガパンクの頭のサイズ的に、そうなのかな…と。
  4. SAKAMOTO DAYS
    ⇒ 表紙カッコよ。クラブジャムはアレですね、なんか弱かったですね。特殊能力の催眠のかかりがイマイチなところもそうですし、単純な戦闘能力もスラ―一味の中では低いような…。京とかが異常な強さなだけなのかな。
  5. アオのハコ
    ⇒ じゃあとっとと先輩に告白しろよボケナスが! 意中の相手に告白せずに、そうでない相手からの告白だけキッパリ断るって全然、カッコよくないからな! あとまぁ、雛ちゃんも別に諦めなくていいと思いますよ。正直、男子高校生なんか色仕掛けで一撃で落ちますから。今後もどんどんアタックしていけばいいと思います。まぁ、そうなるとラブコメになっちゃうけど。
  6. 呪術廻戦
    ⇒ うわー、面白い引き! 次回以降の九十九サンのバトルが楽しみですね。あと、お兄ちゃん、絶対、今回のバトルで死ぬと思ったけど、今のところ生きてるのもホッとしますね。次回で即、死ぬかもしれないけど…。
  7. ウィッチウォッチ
    ⇒ おー、がっつりシリアス展開ですね。面白いのですけどコメディパートとシリアスパートの落差があまりに大きいのが気になります。読者層が違うっていうか、パートごとに頭を切り替えないと楽しめない気がしなくもありません。いや、これは『スケットダンス』の頃からそうなんですけどね。
  8. マッシュル-MASHLE-
    ⇒ ライオ・クランツさん、致命傷っぽいダメージを喰らってますが、その格は落とさない作劇ですね。今のバトルが終わった後も活躍させる予定なんでしょうか。そうじゃないとマッシュルが魔法界一の実力者になっちゃうから色々とマズいか。
  9. 夜桜さんちの大作戦
    ⇒ なんか今週、作画が荒れてませんか? 気のせいかな…。四怨ちゃんはアレですかね、開花するとコピー能力者になれるって事なんですかね?
  10. ギンカとリューナ
    ⇒ これ、カルラの家にギンカの体の欠片が全部あるって事なんでしょうか? たぶん、そうなんでしょうけど、ハッキリ名言されてないので少しわかりにくかったです。
  11. 高校生家族
    ⇒ 光太郎君が『アオのハコ』の腰抜け主人公より100倍カッコよくて良かったです。失恋描写もこっちの方が良いよ、フツーに。こっちは本来ギャグマンガ(のハズ)なのにね。
  12. 僕とロボコ
    ⇒ ギャグ多めでずっと面白くて良かったです。『KICK BACKの米津!!!』は絶対、笑うでしょ。
  13. 逃げ上手の若君
    ⇒ 今川範満のピットインは笑う。一方、吹雪クンの過去に関してはそんなに興味がわかないですね…。なんでだろ。時行クンが言う通り『昔の主君や家柄ごとき』って感じだからかな
  14. 大東京鬼嫁伝
    ⇒ やっぱりみゃーこが可愛いですね。全体的に良かったです。ただ、あの…前回が「ゲロ」で今回が「うんち」って…。コロコロコミックのノリですね。ジャンプだと嫌われるんじゃないかしら。僕は少しイヤだったかも。前回の「種付けボンバー」よりはマシでしたが。
  15. HUNTER×HUNTER
    ⇒ なんだろうなぁ、個別のエピソードは面白いんですよ。キャラの多さとか文字の多さとかも僕は理解できる範疇なので。ただ…そもそも、今の王位継承編自体が『HUNTER×HUNTER』のストーリ上、どんな意義があるのか全くわからないので、ずっとノれません。早く暗黒大陸行けよ。暗黒大陸到着までにあと何十年かけるつもりだ。
  16. 化けニャンコマスター梅吉(読切)
    ⇒ 最初のモノローグ、梅吉が言ってたんですね。おばあさんが言っているんだと勘違いしてしまいました。『ストレスの巣窟 東京都 板橋』が面白かったです。あとは…不快感が無かったので良かったです。この作品、たぶんブラクロの代原だと思うのですが、その役割は過不足なく果たしているのではないか…と思いました。
  17. PPPPPP
    ⇒ 演出おしゃれー。ファンタ君の個人的な好感度、作中随一です。素晴らしいですね。彼のおかげで大学の卒業生たちが大切にされて良かった。
  18. 噂の毛野くん(読切)
    ⇒ まさかの読切2作で化け猫被りとは。内容は…なんでしょう、無でした。「それからどうした」ってところでお話が終わりましたね。なんやろ、知らんキャラの正体が化け猫で、それが別の知らんキャラにバレたからって、読者としては何も思うところはないって言うか…。不快な作劇ではなかったのが救い…かな。
  19. アンデッドアンラック
    ⇒ ニコのメタ的なツッコミ、面白すぎますね。ループ前から丁寧にお話を描き続けていたからこその面白さ。完結までこのままキッチリ描かれて欲しいな…。掲載順が毎回ドキドキするんだよな…。そのおかげでマンガに2重の意味で緊迫感が生まれている…。

詳細感想(掲載順)

一ノ瀬家の大罪(新連載)

『タコピーの原罪』で有名なタイザン5の新連載です。公式PVはこちら ↓

『タコピーの原罪』はインスタント胸糞が楽しめるのがウリの作風でした。

今作も今のところは同じ雰囲気っぽいです。

ただ、こちらは今のところはキャラクターが基本的に天真爛漫で絵柄も『タコピーの原罪』時代よりもサッパリしたように思えるので、口当たりは良い。

とはいえ、それだけ。

作劇や設定に深みは感じないし、深掘りする程のテーマでも無いような気がするので、今回もお手軽な胸糞を提供してサクッとお話を畳むのではないかと思います。

タイザン5の作品が好きなユーザが求めているのもそれだと思うので、これで良いのではないでしょうか。

ここからバトル漫画とか恋愛マンガとかに路線が変わるなら興味も湧きますが、そうでないなら個人的には「ふーん」って感じです。

一番いいのはタイトルにもなっている「一ノ瀬家の大罪」が国家反逆罪とかのスケールの大きいモノである事なのですが…たぶん、外に広がるタイプの罪ではなく、一ノ瀬家の内面に閉じていくお話になりそうですよね。だったら、僕は別に興味ないです。『夜桜さんちの大作戦』読みます。

あかね噺

八正師匠があまりにマトモ…。

マトモな大人が出てくるマンガは読後感が良くて良いですね。

そうですよねぇ、落語家にとって「噺」は商売道具なんですから、それを教える相手は厳選しますよねぇ。

ていうか、現実の落語家で、自分の師匠以外から噺を教えてもらう場合って、どういう契約を結ぶんでしょうね。契約書とかあったりするんでしょうか。お金は発生する?

落語界、全然、知らない世界なので、それを題材に話が進むだけで興味を惹かれますね。

しかし、禄朗兄さん、あかねを自分が主催?っぽい会の前座に使っちゃって大丈夫なんでしょうか。禄朗兄さんも干されちゃわない? 心配です。

ONE PIECE

尾田栄一郎って、ホントにマンガが上手ですよね。

いや、だって、今回のお話を読むまで僕、オハラなんて存在自体完全に忘れてたのに、それでも今回のお話は何の違和感もなく読めましたもんね。

しかも、それで湧いてくるであろう疑問も作中でキャラクターに『くまはなぜ俺たちを助けてくれた!?』とか『お前はなぜくまを改造したベガパンク!!』とかあらかじめ言わせてくれますし。

しかも、今回みたいなトーク主体のお話でも、最後には派手なアクションで爽快感を与えてくれるし…。

いや、ホントに読者を喜ばせる事に余念がない。素晴らしいサービス精神。最高の漫画家だと思います。

アオのハコ

なんかなー、このマンガの男キャラ、基本的に嫌いですわ。

自分からは何も行動しない上に自分の気持ちにも正直ではないクセに他人を否定する時だけキッパリしてますよね。主人公とメガネ君に顕著な態度ですけど。

なんだかなぁ、今回の話をするなら先に大喜クンが先輩に告白してないとダメですよね。

主人公の好感度を地に落としてまで、雛ちゃんの失恋話を描く事に作劇上のメリットってあったのかな。

個人的には雛ちゃんは今回の展開に懲りずに、恋愛ゾンビとして大喜クンにアタックし続けて欲しいです。高校生男子なんて、女子からアタックされ続けれれば、絶対に落ちますからね。

頑張って!

ウィッチウォッチ

劇中で『色々落ちる』と明言されたシリアス編が直球で繰り広げられてますね。

個人的には好きですよ、このマンガのシリアス展開。

ベタベタな展開ではありますが、僕はベタが嫌いじゃないというか、むしろ好きなので。

あとは、演出力がスケットダンスの頃と比べると圧倒的に増しているので良いですよね。

やっぱり全編シリアスの『彼方のアストラ』を経たのが良かったんですかね。あれも素晴らしい名作ですからね。

と、色々と褒めたんですけど、やっぱり今回のお話をランがペラペラとず~っと喋ってたのは違和感ありました。

話す必要あったんでしょうか。話したかったのかな。

夜桜さんちの大作戦

すごく意外だったんですけど、この作品の作者、幼女の裸を描くのがあんまり上手じゃないんですね。セクシーお姉さんは上手なのに。

序盤の作劇もすっごくオタクっぽかったのに、ロリコンではないんですね。

だとすると、今の『家庭教師ヒットマンREBORN!』的なガチバトルへの路線変更は作者の特性的にも大成功だったんでしょうね。

担当編集が優秀なのかな。

HUNTER × HUNTER

ずっと疑問なんですけど、今のお話(王位継承編)、『HUNTER × HUNTER』という物語の中でやるべきなんでしょうか。

『HUNTER × HUNTER』というフレームワークが作劇上、非常に優秀という事情はわかりますよ。

でも、それをこの流れで数年スパンの休載を挟みながらやるべきじゃないでしょ。それをやりたいなら、一度、キチンと『HUNTER × HUNTER』を完結させてから外伝やスピンオフという形でやるべきだと思います。

メインストーリーに対して不誠実すぎる。

アンデッドアンラック

不眠のイチコさんってアレですかね、体力が限界を超えたら自動的に気絶するから、そこで体力回復できるんですかね。だから死なないのか。

いや、でも、ホントに全然、ありがたくない否定能力ですね。

自己対象・強制発動の時点でバトルに使える気もしないし…それと引き換えに得たスキルみたいなモノも無い気がしますし…。

「気絶するまで働ける」という意味では良いのか…?

うーん、ホントに欲しくない能力だな。

おわりに

今週の感想は以上です。

今週もジャンプは最高でしたね!

次週も楽しみです!

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