こんにちは。チョッピーです。
今回も前回に引き続き、ふらとぴについて語っていきたいと思います。
「ふらとぴ」は「様々なコンテンツを楽しみつつ、障害者の就労を応援する事が出来るウェブサイト」です。しかしながら、その発起人である僕自身は(今のところ)障害者でもなければ、障害福祉業に関わりのあった人間でもありません。そんな人間がなぜ「障害者の就労を応援する事が出来るウェブサイト」を立ち上げようと思ったのか。
これには色々な偶然が関わってきます。ザックリまとめると以下の3つが大きな要素です。
- それまで勤めていた会社の業務内容に疑問を感じつつあった
- 「ふらとぴ」の共同発起人の1人である「横道それ夫」が障害福祉施設で働いていた
- 2016年の秋から2018年の秋まで通学していた社会人大学院の卒業研究の題材に「横道それ夫」が働く障害福祉施設を選んだ
それぞれ語っていきたいと思います。
それまで勤めていた会社の業務内容に疑問を感じつつあった
僕は2008年の春に大学を卒業し、そのまま新卒社員として、とあるIT企業に入社しました。
その会社はIT企業の中でもSIerと呼ばれる、企業の社内システムの開発や保守作業をメインの収入源としている会社でした。「コンピュータによる作業の自動化を通じてよりよい社会の実現を目指すぞ!」という熱い気持ちを胸に入社した事を覚えています。
それから2019年の3月末まで計11年間、その会社に勤めるのですけれど…だんだん、この会社でのお仕事に疑問を抱くようになってきてしまいました。世の中のIT技術は物凄い勢いで発展していっているのですが、私が命じられていたお仕事は旧態依然とした非効率なシステムの開発・保守がメインでした。そのお仕事の結果が、世の中の役に立っているとはどうしても思えない。
もっといいやり方があるはずだ…このお仕事を続けていても世の中の役には立てない、むしろ、このお仕事は顧客企業の競争力を低下させ、ひいては社会の発展の阻害に繋がっているモノなのではないか?
そんな気持ちがドンドン募っていき、2017年の終わりくらいには「このお仕事は世の中のためにならない」という確信に近い気持ちを抱いていました。もちろん、これは僕個人の勝手な思い込みに過ぎないのかもしれません。実際は僕がやっていたお仕事は世の中の役に立っていたのかもしれない。でも、僕自身にはどうしてもそうは思えなかった。現実がどうであれ、僕にとってはそれが全てであり、真実でした。
「僕はより良い世の中…全ての人が幸せになれる様な社会の実現のために働きたかったハズ…。それはどうすれば実現できるのか? 今のお仕事でそれが無理なら、仕事を変えるしかない…?」
極めて没個性的なよくある悩みだと思うのですが、このころ、僕はそんな事ばかり考えていました。
ちなみに↑の写真では記事のクオリティ向上のために、非常にいい感じの女性が写っている写真を選んでいますが、実際の僕は女性でも無ければ特にいい感じでもない33歳の男性です。(こちらのプロフィールページを見て頂ければわかります)騙されないで!
「ふらとぴ」の共同発起人の1人である「横道それ夫」が障害福祉施設で働いていた
一方そのころ、僕の大学時代からの友人である「横道それ夫」は、とある障害福祉施設で働いていました。彼は彼で、その仕事内容に色々と思う事があったようです。ここに関しては僕自身も彼から色々とお話を聞いているのですが、僕は彼ではないので、彼の考えについて、僕がこの場で説明する事はやめておきます。彼自身も「ふらとぴ」の編集者ですので、彼の考えがいずれ紙面を飾る日も来るのではないでしょうか。わからないですけど。
何はともあれ、僕も彼も、同じタイミングでお仕事に対して色々と思うところがあったのです。
僕はSIerというお仕事の存在意義自体に疑問を感じており、彼は障害福祉業の意義自体には疑問は感じていなかったが、やり方などには疑問を感じていた。30代前半とはそういうお年頃なのかもしれません。
ちなみに↑の写真では記事のクオリティ向上のために、非常にいい感じのチンパンジー2匹が写っている写真を選んでいますが、実際の僕達はチンパンジーではなく人間です。騙されないで!
2016年の秋から2018年の秋まで通学していた社会人大学院の卒業研究の題材に「横道それ夫」が働く障害福祉施設を選んだ
僕は同時期、色々な考えから社会人大学院に入学し、お仕事をしながら学生として経営学の勉強もしていました。そこでは、卒業研究として実際の企業を題材に「ケース」と呼ばれる「企業の課題を文章で表したモノ」を作成する必要がありました。(実際には「コンサルティングノート」と呼ばれる「その課題を解決するための案」も併せて作成する必要がありましたが、この記事の内容とは関係ないので省略します)
この課題の題材には自分の所属する企業を題材として選ぶのが一般的なのですが、僕は前述の通り、当時のお仕事内容自体の意義に疑問を感じていました。会社の存在意義自体を見失っていたのです。このまま自分の所属企業を題材にケースを作成すると「倒産する事が一番です」の様な自暴自棄なケースになってしまう可能性が高い。それはいくらなんでもパンク過ぎる…。内田裕也もビックリしてしまうだろう。ロッケンロール。
そんな折、たまたま久しぶりに「横道それ夫」と遊ぶ機会があり、彼も自分のお仕事のやり方等について色々と疑問を感じている事を知りました。天啓来たる。
「横道が務めている会社を議題にケースを書けば僕も横道もハッピーなのでは?」
こうして僕は横道の協力を得つつ、ケースを書き始めました。
その後、僕達は「自分達で新しい障害福祉業をしてみたいね」というお話をするに至り、現在、それを「ふらとぴ」という形で実現しようとしています。
これが僕が「障害者の就労を応援する事が出来るウェブサイト=ふらとぴ」を立ち上げようと思ったきっかけの全てです。
障害福祉業への関わり方は他にも色々な方法があったとは思うのですが、僕達が僕達自身のやりたい事や、その効果を最大化するためには「ふらとぴ」という形がベストかな…と思い、このサイトの立ち上げ・運営を行っています。
今後も、初心を忘れずに頑張っていきたいと思います。
ちなみに↑の写真では記事のクオリティ向上のために(以下省略)