こんにちは。チョッピーです。
今日は大阪市で開催された「ネット通販活用セミナー」に行ってきました。
今のところ弊社自身がネット通販を行う予定は無いのですが、就労継続支援系の事業所に対してネット通販導入支援を行っているので、それの役に立つかな…と思い参加してみました。無料だし。
内容をザックリまとめますと以下の通りでした。
基調講演の内容
ネット通販市場の動向
- 日本のEC市場規模は常に拡大している。(参考:経済産業省調査「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」)
- 日本国内の3第ECモール(楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング)の説明
- 各ジャンルのマーケットシェアについて富士経済の調査結果から紹介
ネット通販店舗成功事例
- ネットショップの売上の公式
→アクセス人数×転換率(購入割合)×客単価 - アクセス人数を増やすために「入口商材をつくる」
- ロングテールを狙うために販売商品数(種類)を増やす
→ただし管理が大変で即効性には欠ける - 転換率をあげるために「ページによる接客」が出来るページを作成する
→「ひとけ」のあるページを作るべき - 客単価をあげるために買い回りの促進策や高単価商品の販売を図るべき
最後に
「ネット通販には血が通った「売主様の想いや努力」「人対人のコミュニケーション」が、存在しています。 → だからECは難しいし、楽しい!」とのことでした。
パネルディスカッション
実際に今年の2月からECサイトでのネット通販を始めた2人の方と司会の方のパネルディスカッションでした。質問内容とザックリ回答内容は以下の通りです。
ネット販売を始めたきっかけは?
- リアル店舗の売り上げ低迷
- ネット通販を活用すれば商圏が日本中、世界中に広がるため面白いと思った
ネット販売のおもしろいところはどこですか?
- やればやるほど即時に反応が返ってくるところ
- 売れてるお店を参考にすればするほど売れるところ
ネット販売の難しいところはどこですか?
- 対面での接客が出来ないところ。以下に商品の魅力を伝えるか。口コミ・レビューの活用。
- 顧客にどうやって商品の良さを伝えるか。数字は伝わりにくいので出来るだけ画像で伝える。
- 転換率と客単価は非常に上げにくいと感じている。アクセス数は工夫で上げられる。
各モールの良いところ、悪いところはどこですか?
Amazon
出店ではなく出品なので強い商品があれば勝手に売れていく。
ただし、オリジナル商品や弱い商品は店の色を出せないため、全然、売れない。
Yahoo!ショッピング
自分の店舗の色をそこそこ出せる。ただし、商品が売りにくい。
ユーザの価格弾力性が高く、価格競争になりがち。
楽天モール
店舗の色が一番、出しやすく店舗のファンを作りやすい。
ただし、競合が無数に存在するため埋もれがち。まず店舗を見つけてもらうための努力が大切。
売上UPのコツはなんですか?
- アクセス・転換率・客単価が全て。モール内のランキングに乗ればかなり売れる。
- モール主体のイベントの際に上手く乗っかっていけるかどうか。
送料無料って痛くないですか?
入口商品は送料無料にしている。それだけを買われると赤字の場合もある。
ただ、それだけを買う人はあまりおらず、まとめ買い、リピーター化などに成功しているので結果的には黒になっている。
ネット販売を始めようとお考えのみなさまへメッセージをお願いします
- 何をどうやって売るか…をキチンと考えれば結果は返ってくる。逆に、こまめなページの更新等をしなければ数字は下がる(維持ではなく下がる)
- 売れる商品を持っているのであればネット通販は非常に強い。ただし、そういう強い商品を持っていなくても良い商材を探したり、売り方を工夫すれば数字は伸びる。(業界全体が成長しているため)
あとは参加者とパネルディスカッション登壇者の方の質疑応答でした。
そちらの内容は個別具体的な内容が多かったため割愛します。
また、メインのセミナーが終わった後に「個別相談会」の時間がありましたので、僕は政策金融公庫の方に「ふらとぴ事業」の相談をさせて頂きました。色々と相談先などを教えて頂いたので助かりました。
無料セミナー、色々と有益な情報が仕入れられて面白いですよね。
皆様も機会を見つけて参加してみられてはいかがでしょうか?
本日もふらとぴに訪問頂きありがとうございます。
少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。
今後も無料のセミナーは見かけるたびにガンガン参加していきたいと思います。