こんにちは。チョッピーです。
「Daily Choppy !」上でも何回か書いているのですが、2019年12月から弊社はふらとぴの掲載対象となる複数の障害福祉施設に対して営業を行っています。(障害福祉施設としてのファーストユーザである「あわじ障害者多機能型施設 ウインズ」に対するECサイト(ウインズお菓子工房)導入プロジェクトが完了したので、そのノウハウ・実績を基に横展開を行っているわけです)
現在、ふらとぴが障害福祉施設に対して提供できる機能は以下の3つです。
- ECサイト導入支援(ECサイト導入までの全フェーズに渡るプロジェクトマネジメントおよびサイト構築・業務設計等を準委任契約で実施します)
- 施設・製品のPRコンテンツ作成、掲載
- 施設利用者の方々の作品の掲載およびクリエイターとしての紹介
「1」と「2」は「授産製品の売上向上」に繋がる施策として提供しています。「3」は「施設利用者の方々のクリエイターとしての就労の可能性向上」や「自己表現」を実現するための施策として提供しています。(なお、このうち「1」と「2」はセット売りを行っておりまして「1」を弊社に発注して頂ける場合には必ず「2」も最低1コンテンツは作成・掲載して頂ける様にお願いしています)
複数の障害福祉施設の担当者の方々とお話させて頂いて実感したのですが彼らは「競争力のある商品の開発」に関して悩みを抱えている様です。もちろん彼らには「新たな販路を開拓したい」という悩みもあり、それに対しては僕達が提供可能な「ECサイトの導入」は解決策になり得ます。
ただ「新たな販路を開拓したといって商品が売れるとは限らない」わけでして「製品販売による売上を向上させたい」という悩みを根本的に解決するためには、もっと色々な施策が必要となります。
古典的なフレームワークで表現すれば「マーケティングの4P」全てに関して対策を打つ必要がある…という事になります。なお「マーケティングの4P」の内訳は以下の通りです。
- Product(プロダクト:製品)
- Price(プライス:価格)
- Place(プレイス:流通)
- Promotion(プロモーション:販売促進)
「ふらとぴ」はこのうちの「3.Place」と「4.Promotion」の手段として活用頂けるのですが「1」と「2」に関しては現状、顧客(=障害福祉施設)側にて実施して頂くしか術がありません。なお、似た話を「Daily Choppy !」の第130回↓でも記載しています。
「Daily Choppy !」第130回では「ふらとぴ」が有する「4.Promotion」の機能の品質を上げるためにはどうすれば良いのか…?という内容を考えているのですが、どうやら障害福祉施設の方々は「ふらとぴ」が支援機能を有していない「1.Product」や「2.Price」に関しても悩みを抱えている様なのです。
「顧客が悩みを抱えている」という事はビジネス的に考えれば「顕在化されたニーズがある」というわけですので、それを解決する手段を提供する事が出来ればビジネスが成り立つ気もします。ただ、残念ながら今のところ「ふらとぴ」はその部分に対する解決策を持っていません。
「商品開発」に対して知見・技術・経験を持つメンバーがいないためです。(なお、障害福祉業界は「顧客側にニーズがあり、業者がそれを解決するソリューションを持っていても、マネタイズの観点からビジネス足り得ない」という事象が普通に起こり得る業界なのですが、その観点は今回は無視します)
「メンバーがいない」とは即ち「ビジネス領域における人的リソースが足りていない」というわけですので、極めて単純に考えると「外部から該当するリソースを獲得してくればよい」となります。
しかし、その策を実現するためには金銭が必要となります。弊社は現在、外部人材に金銭を支払えるほどの余裕があるわけではありません。この場合でも極めて単純に考えると「投資の費用対効果を算出し、それを根拠に資金調達を行えばよい」となるのですが…。
うーん、言うは易しだけど…。
「1.Product」「2.Price」に関しても支援可能な機能が備われば「ふらとぴ」の顧客にとっての価値が跳ね上がるのは明白ですので、その機能の獲得をどうにかして実現できないか考えてみたいと思います。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
しかし本当に「ふらとぴ」にこの機能が備わったとしたら「ふらとぴ事業」は「障害福祉施設の製品開発~販売までの全てを支援する総合コンサルタント事業」になってしまいますね。良い感じです。