【Daily Choppy !】第191回:僕が考えるPDCAサイクルを高速で回すためのコツについて

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こんにちは。チョッピーです。

本日の記事の内容について

昨今の社会においては「完璧な計画を作ること」の価値がドンドン下がっている様に思えます。

その理由には「外部環境・内部環境を完璧に把握する事が人間には不可能な以上、そもそも完璧な計画などあり得ない…という認識が広がった」や「外部環境の変化が激しいため、計画が完成したころにはすでに陳腐化された計画になってしまっている」など複数の要因が挙げられるでしょう。

決め手となる要因がなんであれ、結果として「高速でPDCAを回せる人材が有利な世界」が事実として現れている様に思えます。今の社会は「熟考する時間があるのならば、その時間を使ってプロトタイプを作って、結果をプロトタイプにフィードバックして品質を高めていけ」という世界になっているという事ですね。

しかしながら「計画が不十分な時点で動き出すこと」ってそれなりに難しい事だと思います。「どの程度のリスクがあるかどうかわからない世界」に足を踏み入れる事は一般的には恐怖を伴うイベントであるためです。

しかし、その恐怖に苛まれながら立ち尽くしている事は今の社会において得策ではありません。その状況からは早めに脱出しなければ、いわゆる「ゆでガエル現象」に陥ってしまうでしょう。

余談になりますが実際のところ本物のカエルは水を温めていくとゆで上がる前に逃げてしまうそうです。カエルでさえ外部環境の変化には迅速に対応するわけですから、万物の霊長たる我々がカエルに劣るわけにはいきませんね。

万物の中で最もすぐれているもの、すなわち人間のこと。

万物の霊長|コトバンク

なお、万物の霊長という表現は人間中心の驕り高ぶったモノだと思うので個人的にはあまり好きではありませんが「カエル」との対比を効果的に演出するために使わせて頂きました。ご了承願います。

さて、とは言っても「リスクがわからない恐怖」に対して「恐怖に打ち勝て!」などと言う精神論をぶつけても意味はありません。多くの人はそれが出来ないから困っているワケなのですから。

精神論って基本的にそれが出来る人には今更過ぎて意味が無い内容だし、それが出来ない人にはまったく効果が無くて、どちらに転んでも意味のない、言っている人だけが気持ちよくなれるマウンティング的なかけ声に過ぎないと思っています。その様な低品質の方法論に頼るのはやめにしましょう。

というわけで前回に引き続き前置きが長くなってしまいましたが、今回の記事では「リスクのわからない世界に踏み込むためのコツ」について僕の実体験をベースに紹介させて頂きます。

あくまで僕の実体験に過ぎないので科学的な根拠などはありませんが、僕は「東証1部上場企業の社員で年収1000万円超」という普通に考えれば捨てるメリットの無い立場を捨て「金を1円でも稼げるのかすら不明確なソーシャルビジネスの世界」という「リスクだらけ」の世界に足を踏み入れた人間ですので、そういう人間の考え方の実例…として今回の記事は捉えて頂ければ嬉しいです。

僕が考えるPDCAサイクルを高速で回すためのコツ

まずは自分が何をしたいのかを洗い出して言語化する

まずは何は無くとも自分が何をしたいのかを洗い出しましょう。洗い出すとは具体的にはリストアップを行う事を指します。エクセルなどの表計算ソフトを使って表形式でまとめると良いでしょう。

表にまとめる際の列名は自由に設定するといいと思いますが、この時点では「No」と「やりたいこと」という2つの列があればよいと思います。

この時点ではおそらくあなたの頭の中はグチャグチャだと思います。「あれもしたい」「これもしなければならない」「それも必要では?」みたいな。

それらを全てリストアップしましょう。思いつく限りリストアップするのです。タスクも課題もリストアップがマネジメントの全ての始まりです。「やりたい事」も同じです。

リストアップした「やりたいこと」を深掘りする

やりたい事が洗いだせた後は、表に以下の列を追加しましょう。

  • やりたい理由
  • 実現方法
  • 対価
  • 撤退規準
  • 実施有無
  • 優先度

それぞれの列に記載する内容は以下の通りです。

やりたい理由

あなたが何故それをやりたいのか?を記載していきましょう。「やりたいからやりたい」ではなく、少し深掘りしてみましょう。この深掘りの際に一般的な倫理感などを考慮する必要はありません。綺麗事に自分の考えを支配される事は不幸への第一歩です。自分の欲望に素直に向き合ってみましょう。

「お金が欲しい」「美味しいモノが食べたい」「モテたい」「壊したい」「愛されたい」。どれも素晴らしい欲求だと思います。このリストアップ資料は別に自分以外の誰かに見せるワケではないので、出来る限りセキララに記載した方がよいでしょう。

欲求とはすなわちあなたの原動力です。自分は何を原動力に動く人間なのか? それを冷静に分析してみましょう。

実現方法

「やりたい事をどうすれば実現できるのか」を記載していきます。

ここは実際に行動する事によりブラッシュアップしていくところなので、現時点では深く考える必要はありません。適当にググったり文献に当たったりして判明した時点の記載に留めておけばよいでしょう。しばらく調べてもわからない場合は「わからない」と記載した上で「○○にやり方を聞いて実践してみる」等の調査項目を挙げて終わりにしておきましょう。

対価

「やりたい事を行うために失うモノ」を記載していきます。

「お金」「時間」「地位」などが該当すると思います。やりたい事の内容次第では「人間関係」なども該当するかもしれませんね。この項目が「特にない」になる事は考えにくいので、その場合はもう少し考えてみて下さい。(どれだけ簡単な内容でも「時間」は必ず必要になるのではないかと思います)

撤退規準

「やりたい事を諦める規準」です。

人間には限界がありますので、やりたい事が必ず実現できるとは限りません。その場合、あらかじめ撤退規準を設けておかなければ非常に苦しい負け試合を続けてしまう事になるかもしれません。「○○が××になったら諦める」というポイントをあらかじめ考えておきましょう。人生は長いです。ひとつの目標に固執する必要は無いと思います。

もちろん「全てを捨てても1つの事にチャレンジし続ける事に喜びを感じる人」もいるとは思います。その人は「撤退規準は無い」と記載して頂ければ良いです。

実施有無

「やりたい事をするかどうか」です。

これまで深掘りしてきた情報を基に「本当にそれをやりたいのか?」を考えて下さい。「対価」や「撤退規準」と照らし合せる事により「やりたいこと」の切実感がリアルに分かってくると思います。

「ここまでしてやりたくないな…」と思ったモノには「実施しない」と記載していきましょう。「それでもやりたい」と思ったモノには「実施する」と記載していきましょう。

実施優先度

「やりたい事を実施する順番」です。

「実施有無」の項目に「実施する」と記載されているモノの実施順を記載していきましょう。「実施しない」と記載しているモノには「-」や「0」もしくは「999」などの「実施しないとわかる目印」を記載しておけばいいのではないでしょうか。(データベースに詳しい人には怒られる運用だと思いますが許して。「やりたい事リスト」と「やりたい事実施順リスト」の2表を作るのは無駄すぎると思うので…)

出来上がった表に従って行動し、その結果、分かった事を表に反映し、さらに行動する

表が完成すれば、あとはそれに従い行動していくだけです。行動の結果、分かった事を適宜、表に反映させていくといいでしょう。これで「PDCAサイクルを高速で回す活動」が開始できます。

ポイントは「実現方法に”わからない”と記載する事を恐れない」と「対価」をキチンと考える事です。そうすれば「正体不明なリスクを恐れる日々」からは脱却できると思います。

本日の締め

今回は僕自身の経験をもとに「PDCAサイクルを高速で回すためのコツ」を説明させて頂きました。なにかしらの参考になれば幸いです。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

とは言ってもやっぱり「エイヤで飛び込む気持ち」が大事になったりする局面も、ま、無いとは言えないとは思うんですけどねー。

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