こんにちは。古今東西の歌が好き、チョッピーです。
今回の記事について
今回はチョッピーがふと思い出した2曲から感じた歌の時代性についてのお話です。
歌が好き
歌が好きです。本企画「Daily Choppy !」にも歌がテーマの記事はそれなりの頻度で掲載されています。
ちなみに聴くのも歌うのも好き。どちらかと言えば歌う方が好き。だからカラオケによく行きます。
カラオケがテーマの記事も多い。演奏だけはあまり好きではない。苦手なので。
最新の歌も好きですが、昔の歌も好きです。カラオケに行ったときは新しい歌を歌いがちですが、たまに昔の歌を歌うこともあります。僕が歌える一番、古い歌は…童謡等を除くとたぶん、ふきのとうの流星ワルツ…かなぁ…。1977年発売の歌みたいです。
僕は1985年生まれなので、流星ワルツは僕が生まれる8年前に発売された歌ですね。どうして歌えるんだろう? いつ、どこで初めて聴いたのかは覚えていない…。
1977年発売の歌も歌えるとはいえ、個人的にレパートリーが多いのは1990年代近辺。やっぱり生まれた後に発売された歌の方が聴く機会も増えますもんね。
ふと「天城越え」と「最後の雨」を思い出した
先日、独り言の中で「天城越え」の歌詞を引用するシーンがありました。
うーん、料理にニンニクを使ったら部屋と僕自身がニンニク臭くなってしまった。ニンニクは美味しいんだけど、においが問題だよな。「隠しきれない移り香が いつしかあなたに しみついた」ってね…。
本当にくだらない引用の仕方で申し訳ない。この時にふと気付いたのですが、天城越えって、この部分の直後の歌詞、かなり物騒ですよね。わかりやすいようにカラオケ動画を貼り付けてみます。
こちらの動画、該当部分から再生されるようにしています。かつ、字幕がついている動画です。音声が流せない環境にいる方も一瞬、再生してみて頂けると助かります。
再生して頂けるとわかるのですが「隠しきれない移り香が いつしかあなたに しみついた」の後は「だれかに盗られるくらいなら あなたを殺していいですか」と続きます。
いいわけないですよね。過激すぎる。
でも、この心情って他の昔の歌でも歌われています。僕が思い出したのは「最後の雨」。こちらも同様に該当箇所が再生されるようにしたカラオケ動画を貼り付けてみます。
「誰かに盗られるくらいなら 強く抱いて 君を壊したい」。
いやいやいや。怖すぎる。昔の歌、自分のモノにならない相手を殺したくなったり壊したくなったり、ちょっと物騒すぎますよ。
1990年前後はそういう時代だったのかも
「天城越え」は1986年発売の歌です。一方、「最後の雨」は1992年。どちらも1990年前後に発売されています。
この歌に歌われている「自分のモノにならないくらいなのであれば、相手の存在そのものを消し去ってしまいたい」というくらいの強い感情が「歌に歌われるくらい普遍的なモノ」だったのか、もしくは「歌に歌われるくらい特別なモノ」だったのかはわかりません。ただ、どちらもヒット作品なので、おそらくこの歌の歌詞は大衆の共感を呼ぶモノではあったのでしょう。
僕はこの時代、まだ小学校に入学していません。そのため、この歌に歌われている気持ちには、正直、そこまで共感は出来ない。「一人に執着しすぎじゃない?」って思っちゃいます。
ヒット曲には時代性がありますね
とても当たり前の話だとは思いますが、やはりヒット曲には時代性がありますよね。メロディーの流れや今日の構成、リズムなどもそうですが、歌詞にもそれは色濃く反映されている気がします。
仮に今の時代に「自分のモノにならないくらいなのであれば、相手の存在そのものを消し去ってしまいたい」という心情を歌にしても、そんなにヒットしないのではないでしょうか。もちろん、売れる可能性はゼロではないと思います。でも、おそらく「わかる~!」という形でのヒットにはならないのではないでしょうか。根拠はありませんが、そんな気がします。
「ヤンデレたまんねぇ」みたいな形でのヒットになる気がする
その時代の空気感を知りたいのであれば、ヒット曲を一通り聞いてみると良いのかもしれませんね。今の時代のヒット曲を聴いていれば、今の時代の空気感を理解できる様にもなるのかもしれません。そういう観点から考えると、常に最新ヒットチャートを追いかける精神は大人の方にとっては大事なのかもしれません。時代に取り残されてしまうと、色々と不都合が起きやすい気がしますので。
本日の締め
今回は僕がふと思い出した2曲から感じた歌の時代性についてのお話を書いてみました。
あくまでも僕個人の印象ですが、最近は「理想に対する諦め」「理不尽や不条理の受容」「自分が幸せになるための努力」「優しさ」などを歌ったモノが好まれている気がします。現代日本はそういう世相なのかもしれませんね。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
冒頭で「古今東西の歌が好き」と言ってはいますが、実は海外の歌にはそんなに明るくありません。