こんにちは。最近は運動が好きになりつつある男、チョッピーです。
日本にはお尻がふけなかった時期がある
読者の皆様にとっても記憶に新しいのではないかと思われる2020年2月末~3月頭、日本全国のスーパー・薬局等からトイレットペーパーが姿を消した。
実はトイレットペーパーだけではなくティッシュペーパーやキッチンペーパーも無くなっていました。
これらの「紙製品買い占め騒動」の発端は一般に「デマ」だと言われている。
新型コロナウイルスの感染が世界各地で広がる中、香港やシンガポールなどでは先月上旬からトイレットペーパーが品薄になっているという報道があり、日本国内でも「原材料が中国から輸入できなくなる」といった内容の投稿がSNSに寄せられていました。
これについては、熊本市の市長が先月27日にデマに注意してほしいと呼びかけたのをはじめ、翌28日には業界団体や経済産業省などが「供給に不足はない」などと冷静な行動を呼びかけています。
トイレットペーパー“品薄はデマ” も不安に歯止めかからず | NHKニュース
ただ、「デマ」はあくまでもこれらの騒動の発端にすぎない。
本格的に紙不足を招いた根本的な原因は、おそらくのところ多くの人が「デマに踊らされる人の買い占めによって、紙が不足するかもしれない」と考えたからだ。
デマを訂正する投稿がある一方、「みんなトイレットペーパー買っててだめだなぁとか思っていても、品薄になって逆に自分が困るから買わなくちゃいけなくなる」とか、「トイレットペーパー不足は誤りっていう情報が出てるけどその前の情報のせいで買い占めが起きてるから結果的に不足している」など誤った情報と理解しながらも、購入したという投稿も多くみられ、冷静な行動が呼びかけられる中でも人々の不安に歯止めがかかっていない状況が見て取れます。
トイレットペーパー“品薄はデマ” も不安に歯止めかからず | NHKニュース
これらの事象は「予言の自己成就」といった言葉で説明できるだろうし、人々の行動については「ゲーム理論」や「自己暗示」といった言葉での説明も出来るだろう。
それぞれの言葉の意味が気になる方は、それぞれのリンク先の記事を読んでみてね。
今から考えると、アレが僕にとって初めてリアルに感じられた「新型コロナウイルスによる社会への影響」だったのかもしれない。
そして、それは2021年の現在においても、対象をワクチンなどに置き換えて続いている。
…さて、なんだか「予言の自己成就」や「自己暗示」といった言葉に対して、良からぬ結果を招いた場合の話が続いてしまった。今の社会は、そんな感じで少しネガティブな方向に動いているのかもしれない。
でも、これらの言葉で説明される事象や効果は、使い方によってはとてもポジティブな結果をもたらしてくれる場合もあるのではないかと思う。今回はそんなお話。
はじめしゃちょーは忙しい
今、「YouTubeの神」ことヒカキンとチャンネル登録者数をめぐってデッドヒートを繰り広げている人気YouTuber、はじめしゃちょー。
先日、そんな彼の1日に密着した動画が公開されていた。
サムネに『お前本当に…忙しいの?』と書かれているが、少なくとも僕がこの動画を観た限りでは「本当に死ぬほど忙しい」と感じた。
ちなみにヒカキンも半年ほど前に1日密着動画(【ヒカキン密着24時 2020年コロナ禍Ver.】YouTuberの裏側〜お仕事編〜【まるお&もふこも密着】)をアップしています。こちらは「死ぬほどって言うか、忙しすぎてこのままだと近いうちに確実に死ぬ」と感じました。
人気YouTuberは、少なくとも労務環境だけ見ると超絶ブラック…と言えるのかもしれない。
好きなことで、生きていく
ブラックな労務環境はとにかく心身に良くない。
僕も前職で「29時に退社して、9時に出社」とか「月の残業時間100時間超が18ヶ月連続で続く」などの働き方をしていたのでよくわかる。
この様な働き方をしていると「毎朝、激しい動悸と共に目が覚める」みたいなバッドステータスなどと引き換えに「歩きながら眠れる」とか「フェスで飛びながら眠れる」などの特技が得られます。ひとつも嬉しくない。
これらの働き方をツラいと感じるのであれば、即座に仕事を変えるべきだと思う。だが、はじめしゃちょーもヒカキンも(少なくとも動画を観る限りでは)そこまでツラくはなさそうに見える。
これには色々な要因があるのだろう。そのひとつとして「好きなことを仕事にしている」という点が挙げられるのかもしれない。
YouTubeの代名詞ともいえる「好きなことで、生きていく」というキャッチコピー。ただ、実はこのキャッチコピーが使われたCMが放送されていたのは今から7年前の2014年。
個人的にはそんなに昔のCMだとは思えない程、印象に残っている。「好き」を仕事にするのは、それほど魅力的だと言えるのだろう。
ただ、上で紹介したはじめしゃちょーの動画を観ていて、少し感じた事がある。
彼は所属事務所のUUUMの会議において、ゲーム担当者の方の『マインクラフトの動画が伸びている』と言う発言に対して即座に『マインクラフトやりまーす』と返答している。(上記動画の02:22~を参照)
伸びているジャンルの動画を撮るのは、彼にとって「好きなこと」だと言えるのだろうか? それを対象とした動画は今まで撮っていないのに?
僕はここを少し疑問に感じた。でも、少なくとも動画を通じて僕の目に映る彼の姿は、イキイキと働いている様に見える。
ということは、きっと、彼にとっては「伸びているジャンルの動画を撮る」も「好きなこと」の一つだと言えるのだろう。
もちろん真相はご本人にしかわかりません。ここに書かれている内容は全て「僕ことチョッピーがそう感じたモノ」だと思って頂けると幸いです。
あなたはだんだん好きにな~る
この動画を観ていて僕は「『好きなこと』の範囲は大きければ大きいほど、生きやすくなるのではないか」と感じた。
たとえば「商品紹介の動画を撮るのが好き」だった場合、「マインクラフトのプレイ動画を撮る」のは好きなことだとは言えないのかもしれない。
でも、これが「とにかく動画を撮るのが好き」だった場合はどうか。その場合は「マインクラフトのプレイ動画」であっても「好きなこと」だと言えるだろう。
なにかしらの課題を解決する場合、言い換えるとマイナスをゼロに戻すタイプの活動をする場合には、その課題を分解・詳細化し、ひとつずつ問題を潰していく方法が適している。
でも、なにかしらの楽しみを得る場合、言い換えるとゼロからプラスを増やしていくタイプの活動をする場合には、「好きの対象」を分解・詳細化はしない方がいいのかもしれない。
むしろ、積極的に解像度を低くしていって「概念レベルで好き」と言えるようになった方が幸せだとすら言えるのかもしれない。
「カツカレー中辛を食べることだけが好きな人」と「食事であればなんでも好きな人」のどちらが人生における幸せの総量が大きいか…みたいな話です。
とはいっても「好きの解像度を下げる」のはどうすれば実現できるのか。
僕はここで自己暗示を使うべきではないかと考える。誰しも何かしらの「好きなこと」はあると思う。
たとえば僕は「本を読むのが好き」だ。これを「本を読むのが好き」ではなく「本というモノ自体が好き」だと心の底から思い込む事が出来れば。
もしかすると「本に関するあらゆる行為・事象」を好きだと言えるようになるかもしれない。
そんな事、本当に出来るのかな?
出来るのではないだろうか。
どうしても信じられないのであれば、好きになりたいモノを言葉に出してみるといいかもしれない。きっと、その言葉は実現されるだろう。
なんと言っても人間の暗示の力は日本全国から紙製品を消し去るほど強いのだし、予言は自己成就するのだから。
本日の締め
今回は僕の考える「人生を楽しく生きるための方法論」を書いてみました。
「好きなことで、生きていく」が実現できれば、当然、人生は楽しくなると思います。これを実現するための方法論には2つあると僕は思っています。
1つは「元から好きなモノを仕事にする」方法。もう1つは「好きなモノを増やす」方法です。
前者はきっと難易度が高い。後者はそれに比べると難易度は低いのではないでしょうか。自分の認識を変えればいいだけですので。
今回のお話は後者の方法論について書いています。これに限らず「自分の認識を変える」というのは色々なモノに活用できる簡単便利なテクニックだと思います。是非ご活用ください。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
しかし、本当にトップYouTuberはスゴいですね。努力しているだけではなく、それが成果に結びついているところとか、本当に尊敬します。