こんにちは。変なシャツ好き、チョッピーです。
複数の名刺
皆様は普段、いくつの名前を使い分けているだろうか?
名前…? ひとつの名前しか使っていない人の方が多いんじゃないの? 通称がある人でも最大で2つくらいなのでは…?
僕もそう思っていた。
多くの人は本名のみか、もしくは本名と通称の2つ。せいぜいそのくらいの数の名前で人生を生きているんじゃないのかなぁ…と考えていたのだ。
ただ、先日、ふと、思った。
実は現代は歴史上、最大の「名前氾濫期」なのではないかと…。
どういうこと?
ネットだ。ネットのアカウント名だ。
あー…それを名前に含むとそうかもね。
こんなことを言っている僕も本名(嵩地 秀一:タケチ シュウイチ)とチョッピーという2つの名前を使い分けている。
僕の場合はネット上の名前を全て「チョッピー」に統一している。人によってはサービスごとに名前を使い分けていたり、同じサービスでも複数の名前を使い分けている…という場合もあるのではないかと思う。
本アカとか裏アカとか色々あるもんね。
芸事や夜のお仕事の世界では昔から芸名や源氏名と呼ばれる「本名とは別の名前」を使う事が一般的だったと思う。
現在はそれらの世界とは関係のない方々も、多くの名前を使い分けている。
もしかすると現在は多くの方が生来の自分とは異なる人格・役割を場合に応じて使い分けて生きている社会だと言えるのかもしれない。
戦略は実行できなければ意味がない
僕はチョッピーとして毎日、本連載『Daily Choppy !』の記事を書き続けている。
その生活も本記事掲載時点で822日目です。
822日に渡り記事を書き続けているわけなので「チョッピー」は「ライター」とも言えるのかもしれない。その質はさておき、少なくとも量的には「駆け出しライター」と言える程度の数はこなした気がする。
正確にはライターではなく「ふらとぴクリエイター」です。なので、テキスト以外のふらとぴ関連のコンテンツ作成もしています。
このお仕事を始めた当初は「1日1記事? まぁ、大変だろうけど出来るんじゃない? Twitter や Facebook にも毎日投稿してるわけだし。知らんけど」と思っていた。
実際になんとか出来てはいる。今まで822日に渡り本サイト『ふらとぴ』に『Daily Choppy !』の記事が載らなかった日は1日もない。
ただ、これは当初、想定していたよりも圧倒的に大変な作業だった。
僕ことチョッピーにとっての記事作成は Twitter や Facebook への投稿とは訳が違ったのですね。
最も厳しいユーザー
記事を書くのは何が大変なのか。要素は色々とある。
- ネタを考えるのが大変
- 構成を考えるのが大変
- 文章を書くのが大変
- 誤字脱字のチェックが大変
もちろんこれらの要素のひとつひとつがそれぞれ大変なのだが、今回はこれらの観点とは別の要素に焦点を当ててみたい。
それは「制作中に常に読者としての自分を黙らせないといけないのが大変」という要素である。
どういうことか。
「駆け出しライター」としてのチョッピーはこの世に生を受けて2年程しか経っていない。一方「読者」としての嵩地 秀一は、この世に生を受けてすでに36年も経っているのだ。
36年間、佳作・良作・名作から迷作まで、それなりの数のコンテンツを楽しんできた。消費者としての目はそれなりに肥えている。
そんな目で、駆け出し2年目のライターが書こうとしている記事を読むと、どうなるか。
常に
これ、何が面白いの?
と刺し続けてくる事になるのだ。
こいつを黙らせるのは本当に大変。
制作者であるチョッピー的には消費するだけで文句しか言わない嵩地 秀一には「そんなに言うならお前がやれ!」と言いたくもなる。だが、チョッピーと嵩地 秀一は実際には同一人物。言っても仕方がない。
それをしてしまうと「自分に文句を言いながら自分にキレる人」という竹中直人もやらない意味不明な人物になってしまう。
裏アカは有効…かも
制作者としての自分のアウトプットに消費者としての自分が偉そうに文句を言ってくるのは、別にコンテンツ制作に限らない話であるように思える。
有形のモノを製造したり自分でも利用できるサービスを提供している方の中には、僕と同じような大変さを味わっている方もいらっしゃるのではないだろうか。
ただ、この大変さは乗り越える事により「制作者としての自分のレベルアップ」が期待できるタイプのモノのような気がする。
実際、僕ことチョッピーが作るコンテンツの質も、回数を重ねるごとに高くなっている…様な気が…しないでもないんだけど…どうだろうか。
僕は本名以外にコンテンツ制作者としてのチョッピーと言う名前を持っている。
もし「自分を自分のアウトプットのレビュアーとして活用したい」と考えるのであれば、本名以外の名前を持つのは有効な策だと言えるのかもしれない。
マッサージなどのリアルタイム体験型のサービスだと「自分に施術する」のが物理的に難しいので、この方法を採用するのは難しいかもしれませんが…。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
嵩地 秀一とチョッピーという二つの名前を使い分けて二年強、それなりに役割分担が明確になってきた気がします。