【Daily Choppy !】第841回:103年前の英知

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こんにちは。物語好き、チョッピーです。

103年前の英知
103年前の英知

信頼性はさておき

先日、Twitter でとても興味深いツイートを目にした。こちら↓だ。

このお話は↑のツイートを起点としてツリー形式(=連続ツイート形式)でまとめられている。

内容は上のツイートに書かれている通り「反マスク、反ワクチン思想に染まった母親が、その思想を捨てるまで」だ。

かなり長い上に(他のネット上の情報と同じように)信頼できるお話かどうかもわからないが、興味がある方は是非、ご一読頂きたい。

とても興味深いお話がつづられている。

往年の名作も簡単に読める良い時代

先日、たまたま魯迅の『狂人日記』を読んだ。

僕が魯迅という作家と『狂人日記』という作品の存在を知ったのは中学?もしくは高校?の歴史?か何かの授業の時だ。

チョッピー
チョッピー

不真面目な学生だったので全てがうろ覚えです。

それを知った時期はあやふやだが、その時からずっと「いつか読んでみたいなぁ…」とボンヤリと思っていた。ボンヤリと思ったまま気付けば20年程が経過していたわけなのだが。

そんな折、『狂人日記』がKindle で無料で読める事にたまたま気付いた。早速、読んでみる。

想像していたよりも短い。1時間もあれば簡単に読了できる。

しかしながら圧倒的に面白い

もっと早く読んでいればよかった。

思い込みをベースに考える

『狂人日記』は「とある被害妄想に囚われた男(乃公:おれ)の日記」という体裁で書かれている小説だ。

そのため場合によっては「あえて支離滅裂な文章で書かれた作品」みたいに紹介されていたりする。

ただ、僕は『狂人日記』の主人公…つまり乃公(おれ)の文章を支離滅裂だとは感じなかった。

確かに乃公(おれ)は根本的に誤った複数の思い込みに囚われてはいる。

ただ、その誤った思い込みを前提とすれば、その後の思考は基本的に筋道だっているように僕には思えたのだ。

前提を確認しよう

なにかしらの命題に対して一般的にムチャクチャだと思われる結論が導き出された場合、それは大抵「非論理的な結論」として扱われるように思う。

ビジネスチックに表現すれば「ロジカルシンキングが出来ていない」などと評価されてしまうかもしれない。

しかし、そもそも「論理的」とは「物事の筋道が通っているさま」の事である。

前提が異なれば、仮に論理的であったとしても異様な結論が導き出される可能性は当然、ある。

乃公(おれ) の妄言も、反マスク・反ワクチン主義も、僕ことチョッピーの主張も、全て同様に論理的な思考の末に導き出された結論かもしれないのだ。

誰かがよくわからない話をしている場合は、そのロジックの正しさを疑うのではなく、前提を疑ってみるのも良いのかもしれない。

同様に、自分が完璧に論理的な結論を導き出したと思っているにも関わらず他人から反発を食らう場合は、自分の考えの前提を疑ってみるのも一考かもしれない。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

なんとなくですけど、論理的思考力って人による違いはそんなに無い気がするんですよね。同じ命題に対して違う結論が導き出される場合は、前提がズレているのではないかなぁ…と思う次第です。

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