こんにちは。10数年前の東京ゲームショウで『バンピートロット2』の映像を見たことがある、横道それ夫です。
つい先日、某所のブックオフでPlaystation2用ソフト『ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット』の中古を見かけました。
税込みで5,000円いかない価格※だったこともあり、懐かしさに思わず手が伸びそうになりましたが、よくよく考えると我が家に現役のPS2本体がないので諦めました。※中古市場では微プレミアで、相場も6,000円は超えている印象です。
そもそも僕は「ゲーム買わない宣言」真っただ中です。
ともかく、いいゲームですよね『バンピートロット』。パッケージを手に取って、いろいろ思い出しました。
『バンピートロット』と言えば……
『ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット』について覚えていること
- ヒロインの声優さんがめっちゃ棒読みだった
いきなりそこかよ、と思った方すみません。
でもプレイした当時、一番最初に衝撃を受けたポイントがまさにここでして。
ゲームを始めた頃には「なんだよ、この声」だったのに繰り返しプレイするうちに「この声しか勝たん」みたいになっていった記憶があります。
彼女の演技によって、僕の中に「クセになる棒読み演技」という新しい概念が生まれました。
愛すべき「棒読み」です。
そういえば彼女と主人公の声優さんとでインターネットラジオもやってました。
- 変な選択肢が山ほどあった
このゲームはアクションRPGなんですけど、同ジャンルの他作品と比べても選択肢の登場頻度がとても多かったです。
それの選び方によっては、ヒロインたちを裏切って悪の組織に加担するルートに行けたりもしました。
「正統派主人公」から「悪の手先」、果ては「金の亡者」まで、プレイヤーが比較的自由にプレイスタイルを選べるのはまさに「ロールプレイ」だったのではないでしょうか。
同じくアイレムから発売された「パチパラ」や「絶体絶命都市」も同様にヘンテコ選択肢が多かったですね。
- ロードがクソ長かった
あんまりクソとか言っちゃダメなんですけど、クソ長かったです。
街に入るたび、自室に戻るたびに結構長めのロードが入るのは本作の数少ない欠点でした。長い時だと1分くらい読み込んでた気がします。
正直、ロード時間の長さで言うと「クソゲー」クラスなのですが、本作にはそれを補って余りある魅力がたくさんありました。
それでも、当時は既にPS2もHDDが使用できるようになっていたので、データインストールに対応してほしかったですね。
- ナディア・ギフォードさんのボーカルがめっちゃ素敵だった
物語の中心に「楽団」があって、主人公もなんやかんやあってそこに所属することになるのですが、彼らが演奏する音楽がとても素敵でした。
どの曲も「ヒロインが歌っている」という設定なのですが、キャラクターボイスと歌のボーカルはそれぞれ別の人です。
メイン楽曲の「In Your Voice」とエンディング曲の「See You Later」が特に好きで繰り返し聞いていました。
ヴォーカルコレクションのCD、どこにいったのやら。こちらは今では超プレミア品だそうです。
- 続編の開発中止が本当に残念だった
Playstation3ソフトとして発表され、東京ゲームショウでは映像も見ることができました。
次世代機で展開される新たな「ポンコツ浪漫大活劇」に大いに期待していたのですが、開発状況を知らせる新情報が徐々に出なくなり数年が時は経ち、続編は世に出ることはなく開発中止のお知らせが公式に発表されてしまいました。
残念だなぁ。
おわりに
今回はブックオフで見かけた懐かしいソフトの懐かしい記憶を気ままに綴りました。
今でも根強いファン、いると思います。完全新作とまでは言わないので、「Playstation2ミニ」が発売される暁にはぜひ収録タイトルに入れてほしい名作ですね。
今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!
↓本作の制作に携わった、元アイレムで現在はグランゼーラ所属の九条一馬氏が『R-TYPE』の開発インタビューの最後にチラッと『バンピートロット』のリメイクや続編について触れています。ファンの後押しで実現するならぜひ協力したい!