こんにちは。新しい物好き、チョッピーです。
緊急事態ですよ！
緊急事態宣言。本記事掲載時点では、まだ政府からの正式な発表は出ていないがその再発出がほぼ確実な状況となった。
新型コロナウイルス対策で、専門家でつくる分科会は、4月25日から5月11日までの期間、東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象に、緊急事態宣言を出すとともに、愛媛県に「まん延防止等重点措置」を適用する政府の方針を了承しました。
東京 大阪 兵庫 京都に緊急事態宣言の方針 政府分科会が了承 | 新型コロナウイルス | NHKニュース
政府は本記事掲載日（4月23日）夜8時に記者会見を行い、そこで25日からの緊急事態宣言発出の説明などを行う予定らしい。
新型コロナウイルス対策をめぐり、政府は、23日午後6時半から対策本部を開き、その後、8時をめどに菅総理大臣が記者会見すると発表しました。
菅総理大臣は、記者会見で、東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象に、25日から来月11日までの期間、緊急事態宣言を出すことなどを説明し、3回目となる宣言の発出に理解を求めるとともに、国民に外出自粛などの協力を呼びかけることにしています。
菅首相 今夜8時めどに記者会見 緊急事態宣言出すことなど説明 | 新型コロナウイルス | NHKニュース
今回の緊急事態宣言発出に伴う措置の具体的な内容は、まだわからない（という認識だ）が様々な業種に対して酒類提供の禁止・時短営業・休業要請などが出される予定らしい。
困るなぁ。
新型コロナウイルスのこれ以上の蔓延による医療崩壊が各地で起こってしまった方が困る事態になるんですよ。
そうだね。それはわかってはいるんだけど。
今はイヤな時代？
日本では新型コロナウイルスは去年の2月くらいから騒がれ始めた印象がある。だからもう日本は1年以上、新型コロナウイルスの脅威と付き合い続けているワケだ。
僕個人としては当初は新型コロナウイルスにここまで世界を変える力があるとは思っていなかった。甘い見通しだったのであろう。
去年の3月末くらいからは「アフターコロナ」だの「ニューノーマル」だの、ある種のバズワードが世間を騒がしていた印象がある。今はすっかり耳にしなくなった。
まぁ、バズワードなんて所詮はその程度のモノではあるのだが、おそらく当時騒がれていた「ウィズコロナ」の状況に日本が突入してしまったため、あえて言葉にする意義がなくなってしまった…という理由もあるのだろう。
一昨年くらいには「MaaS」とか「AR」とかのバズワードも世間を騒がしていましたが、今となっては関係業界の人くらいしか口・耳にしませんね。「IoT」とかもそうかな。
SNSやテレビ番組等の各メディアでは、ウィズコロナに突入している今の時代を指して「イヤな時代」だという人々の声を耳にする機会も増えた。確かに上で書いた通り僕も『カラオケボックスが休業になったら死んでしまう』し、結婚式場の休業要否を気にしなければいけなかったりと、色々な迷惑を被っている。
でもまぁ、過去のパンデミックと比べると今回のパンデミックも別に最悪の規模ではない。
スペインインフルエンザは、1918年3月頃から1920年頃まで全世界で流行した、科学的に検証可能なインフルエンザパンデミックの中では史上最大のものです。統計は諸説ありますが、この間、当時の世界人口18億～20億人の1／3以上が感染し、数千万人（概ね2千万人～5千万人といわれます）が死亡し、その致死率（発病者数に対する死亡者数の割合）は2.5%以上と推計されています。
過去のパンデミックレビュー｜スペインインフルエンザ（前半）｜内閣官房新型インフルエンザ等対策室
だからこそ「イヤな時代」程度の評価でおさまっているのかもしれない。
昔は良かった？
現代が「イヤな時代」だとするならば、では、昔はどうだったのだろうか。「昔は良かった」という言葉を聴く機会は多い。「昭和ノスタルジア」や「大正レトロ」などの「昔を良きものとして扱う言葉」もある。
ちなみにすでに「平成レトロ」という言葉もあるようですが、個人的にはこれはちょっとさすがにマーケティング的な面白さを狙いすぎな感じがしています。一般には普及しないんじゃないかな。少なくとも今は。
コンテンツメイクの世界でも「現在はポリコレ（ポリティカルコレクトネス）によって表現の幅が狭まっている。昔は自由で良かった」という意見が散見されているように思う。
ポリティカルコレクトネス
人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない、中立的な表現や用語を用いること。1980年代ごろから米国で、偏見・差別のない表現は政治的に妥当であるという考えのもとに使われるようになった。言葉の問題にとどまらず、社会から偏見・差別をなくすことを意味する場合もある。
ポリティカルコレクトネスとは｜コトバンク
確かにこれらの意見にも一考の価値はあるのかもしれない。懐古主義は気持ちがいいモノだし、ポリコレによって表現の幅が狭まったという側面も無きにしも非ずなのかもしれない。
でも、やっぱり僕はこれらの意見に簡単に首肯は出来ない。僕としては「常に今が一番いい時代」という気持ちがある。
ペプシ ジャパンコーラ ゼロの無い時代なんて考えられない
だって、昔の時代には「ペプシ ジャパンコーラ ゼロ」が無いのだ。
僕はノンカロリーコーラが大好きで頻繁に飲んでいます。特にペプシのヤツが好き。ペプシのノンカロリーコーラがない人生なんて考えられない。
そもそも最初のコーラであるコカ・コーラが発明されたのは1886年。
それ以前には「コーラ」というドリンクがこの世に存在しない。もう、その時点で僕としては1886年より前の世界は1886年以後の世界には勝てないと思っている。
コカ・コーラの源流である「フレンチ・ワイン・アンド・コカ」はもっと昔からあったとか、そもそもそれの模倣元である「ビン・マリアーニ」もある…とかのツッコミは話が面倒になるので無しの方向でお願いします。
他にも今回の緊急事態宣言により休業対象となってしまいそうなカラオケボックスの原型が誕生したのも1985年である。
1985年はチョッピーの生まれた年でもあります。つまりチョッピーはカラオケの申し子と言っても過言ではない。
僕が毎日、着用しているメガネもそうだ。メガネが無い時代では僕は生存にかなり不利な生活を強いられていただろう。
他にも無数にある。パソコンもそうだしインターネットもそうだし、そもそも今回の新型コロナウイルスのワクチンが極めて迅速に開発・製造・流通しているのも現在の技術あってこその成果だ。
政治体制においても現在主流となっている民主主義はイギリスの元首相ウィンストン・チャーチル曰く「民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた、民主主義以外のすべての政治体制を除けばだが」とのことだ。
つまり今までの政治体制の中で最良と言っているわけです。
世界の進歩はこの様に枚挙にいとまがない。今の時代は確かに「イヤな時代」なのかもしれない。でも「過去の時代の中で一番いい時代」であるのも確かだと思う。
もちろん僕はポリコレもないよりあった方が遥かにマシだと考えています。そのおかげでBLMみたいな社会運動が発生し、黒人の権利拡大に寄与したという事実もあると思いますし。まぁ、それに伴い「欧米では黒人よりもアジア人の方が遥かに人間として認められていない」という新たな事実も炙り出された感もありますが。この問題の解決は今よりも未来の世界の話になりそうですね。
本日の締め
今回は僕の感じている「今の時代の良さ」についてのお話を書いてみました。
この考え方は別に「今の時代は素晴らしい」と言っているわけではないのですが、少なくとも「昔は良かった」と考えるよりも精神的には健康的に日々を過ごせるのではないかと思います。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
人間は必ず老化しますけど、世界は必ずしも老化するワケではないと思うんですよね。
