こんにちは。東京好き、チョッピーです。
友人の結婚式に出席してきました
昨日の『Daily Choppy !』(第665回)↓で書いた通り東京に滞在している。
目的は友人の結婚式に出席するため。昨日、出席してきた。
式は夕方から始まり、披露宴も含めて20時くらいに終了した。このご時世なので2次会等は無し。
披露宴会場のテーブルにマスク入れが用意されていたり
消毒液が備え付けられていたり
感染症時代の式に相応しい対応がされていた。
また、ウェルカムドリンクや披露宴中のドリンクとしてアルコールは提供されていなかった。これも感染症対策の一環だと思う。僕はお酒が飲めないので特に問題はなかったが、中には物足りなく思う人もいるのかもしれない。
路上飲み
アルコールと言えば…披露宴が終わり、滞在先のホテルに戻る途中に道路の外れや駐車場の片隅で「路上飲み」をしている集団を何組か見かけた。
もちろん僕にもメディア等の報道↓で東京では路上飲みが流行っているらしい…との知識はあった。
知識はあったのだが、やはり実際に野外の至る所でコンビニで買ったらしきお酒・つまみを中心に人が談笑している姿を見ると少し衝撃的だった。「ここは本当に東京か?」という気分になった。
まぁ、確かに気持ちはわからないでもない。だって、実際に20時を超えた今の東京はお店も開いていなければ道行く人も少ない。知事の要請の影響かどうかはわからないが、明かりも少なかった。
小池知事は「午後8時以降、明るい看板やネオン、イルミネーションなどを消灯していただくようお願いしたい。夜は暗く、街灯のみがともることに結果としてなろうかと思う。街灯を除いて、すべての明かりも消すように徹底していきたい」と述べ、関係団体に協力を要請する考えを示しました。
小池都知事「変異ウイルス 総力戦でギュッと締めていきたい」 | 新型コロナ 国内感染者数 | NHKニュース
灯りが付いていないと本当にゴーストタウン感が強くなる。「東京なのに20時でクローズ? そんなのアリか?」と僕も思った。「いやいや、夜はまだまだこれからでしょ」と思う人がいてもおかしくはないだろう。
自宅で酒盛りをするよりも路上で飲んだ方が「密」ではなくなる。「むしろ路上飲みの方が感染症予防になるでしょ」というロジックも成り立ちそうな気もする。
とはいえ僕としては「仮に路上だとしても、おつまみとかに飛沫が飛んで感染するリスクは高いと思う。止めた方が良いんじゃないかな。見栄えも悪いし治安にも影響しそうだし」とは思うのだが、これはお酒が飲めない人間の呑気な正論に過ぎないのかもしれない。
何を優先するかは人によって違うので
僕自身も感染リスクが決して少なくない事を自覚しつつも、大阪から東京に移動し、結婚式に参加している。「感染リスクとは関係なく、誘われた(知人の)冠婚葬祭への参加を断るなどあり得ない」という判断によるものだ。
先日の『Daily Choppy !』で
仮に合理的な選択ではないとしても社会や個人の選択として正しい場合はあり得る。
「合理的な選択」にどうしても納得できない場合、もしかするとそれは自分の道徳観・倫理観・信念などに反しているのかもしれない。
【Daily Choppy !】第663回:地元で就職した人は実家で暮らすべきか?|ふらとぴ
と書いた。
まさに「このご時世に大阪から東京に移動して結婚式に参加する」という行為は「合理的な選択」ではないモノかもしれない。ただ、僕にとっては「自分の道徳観・倫理観・信念など」に照らし合わせると「(個人的には)正しい選択」である。(「社会的には正しくない」という批判は当然、あり得る」)
もちろん「自分の道徳観・倫理観・信念などに照らし合わせた結果、結婚式には参加しない」という選択を取られた方も「正しい」。
同様に「自分の道徳観・倫理観・信念などに照らし合わせた結果、今、この瞬間に路上で仲間と酒を交えて語り合うのが正しい」というロジックも成り立つだろう。それでしか得られない経験もあるハズだ。
「社会的な正しさ」を訴えるのは非常に簡単だ。「個人の権利」を制限すべき「公共の福祉」はすぐに考えられる。だからと言って、それを杓子定規に押し付けるのが個人の幸福に寄与するとは限らない。
「路上飲みは止めろ!」と叫んだ先に待っているのは「正しいディストピア」なのかもしれない。
もちろん、それをわかった上で「路上飲みは止めろ!」と叫ぶ正しさもあるでしょう。
今の東京は面白くない
…このように僕は「そんなのワザワザ東京で考えなくてもよくない?」という内容の思案を巡らせながら、電車に揺られホテルに戻った。
だって、仕方ないのである。上にも書いた通り、どこのお店も開いていないし、街も暗いし…。「東京っぽい」ことをする余地がないのだ。
だからと言って街にたむろする若者たちの様に路上飲みに興じるのも、僕の「正しさ」ではない。関東の友人宅に遊びに行くのも違う。
そもそも式の開始も夕方からだったのだが、それまではずっとホテルにいた。テレビを観たり『ふらとぴ』の更新作業をして過ごした。どう考えても「ワザワザ東京ですべきこと」ではない。
でも、「今の東京ですべきでないこと」を潰していくと、残った選択肢は「ホテルの中で出来ることだけをする」しかなかったのだ。
今の東京は全く持って面白くない街である。
まさかこのミーハーで東京好きの僕がこんな感想を抱く日が来るとは。
新型コロナウイルス騒動の早期の収束を願う。
本日の締め
今回は僕の「東京に来ています」というご報告の第2弾を書いてみました。
こんなにワクワク感の少ない東京滞在記になるとは!新型コロナウイルスは本当に許せないぜ!
ちなみに上にも書いた通り結婚式は素晴らしかったです。また、少ないとはいえ「東京感」を味わえているのも確かなので、実際には今回の記事で書いたほど僕はネガティブな気分にはなっていません。
処世術として「ネガティブな要素は早めに忘れ、ポジティブな要素だけを反芻する」というマインドマネジメントのテクニックも身に着いています。もう35歳なので。
ただ、今回は僕としては本当に珍しく「今の東京はつまらない」という気持ちを感じたので、それを記事としてまとめてみました。処世術としては早めに忘れた方が良い感情ですが…処世術だけで生きていくのも面白みに欠ける気がしますので。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
次に東京に来る時には日常が戻っていると良いなぁ。本当は横浜のロープウェイとかも見たかったのだ。