こんにちは。ネットもリアルも好き、チョッピーです。
そこは毒素が強い
SNSは本当に欲望渦巻く魔性の大地だなぁ…と感じる。
とはいえ、意外と3大欲求(食欲・性欲・睡眠欲)に関してはそこまで強く渦巻いている気はしていない。
これは単純にSNSが3大欲求を満たすという使い方にはあまり向いていない(様に思える)からなのかもしれない。
写真・動画で欲求が高まる事はあっても、実際にSNSを使って食欲・性欲・睡眠欲を満たすのは難しい気がしますからね。食欲は実際に食べないと満たせないし、睡眠欲も寝ないと満たせないし。性欲は…満たせない事もないでしょうけど、もっと専門の場所に行った方が良さそうですもんね。これ以上、具体的には言及しませんけど。
では、どのような欲望を強く感じるのか…と言われれば、やはり「承認欲求」と「金銭欲」だ。
ネットはリアル
インターネットがリアルと分断されていた時代、その使われ方の大部分は『便所の落書き』だったと思う。
現在でも、もしかすると匿名(のように一見見える状態の)ユーザとしてネットを使っている方にとっては、そこは痰壺のような存在なのかもしれない。
だが現在はネット利用の実名化の一般化や、その匿名性の意外な低さの露呈などにより、インターネットとリアルが一体化されつつある時代である。
この話題については過去の『Daily Choppy !』でも書いた事があります。第403回です。興味がある方は↓のリンク先をお読みください。
こうなってくるとインターネット上で評価される方法、つまり「いいね」や「フォロー」を多く稼ぐ方法も変わってくると思うのだ。
ネット上の言論で影響力を高める事は出来ない
SNS上で「承認欲求」や「金銭欲」を満たしたい場合、大切になるのは、その場で評価される事だ。
そこでの評価は「いいね」や「フォロー」と言った形で極めて分かりやすく数値化される。その数値の多寡により、個人の満足感や収入の度合いが変わってくるわけだ。
だからだろうか。「ネットで数字を集めよう!」という商売文句は花盛りだ。個人・企業の別を問わずに、猫も杓子もネットで評価されようと躍起になっている。
実際、僕が頻繁に利用している Twitter や YouTube でも、結構な頻度で「ネットで影響力を高めて月収○○万円を達成しよう!」みたいな広告や投稿を目にする機会は多い。
また、色々な場所で「この投稿はどう考えても同意や慰めが欲しいんだろうな…」という内容の投稿を見かける事もある。
だが、残念ながら僕には「リアルで影響力の無い人間・組織が、ネット上で影響力を持つことは出来ない」としか思えない。
上でも書いた通り、現在はリアルとネットが一体化しつつある時代だからだ。
だから、リアルで影響力の無い人間・組織のネット上の投稿には誰も見向きもしない。承認欲求も満たせないだろうし、金銭欲を満たせることなどあるわけがない。
昨今、「何を言うよりも誰が言うかが大事」とよく言われる原因は、ここにあるのだろうと思う。
ネット上の言論であろうと、それを発した人間のバックグラウンドによって説得力が変わってくる時代になったというわけだ。良くも悪くも。
頑張る場所はそこではない
僕ことチョッピーは今、35歳だ。この年代の人間は、僕に限らず、ネットの発展と共に人生を送ってきたと言える。
今まで書いてきたことは、特にこの年代(および、それより上の年代)の人間が強く意識しなければいけない話だと思う。
何故ならば今から20年程~10年ほど前までの極めて短い期間、ネットとリアルがかなり分断されていた時代があったからだ。
その時代、ネットは『便所の落書き』として機能していた。
『便所の落書き』には基本的に名前は書かれていない。名も無き人間によるルサンチマンが良くも悪くもうごめいていた。
そこでの評価基準は純粋に「内容の面白さ」だった。「誰が言うかよりも、何を言うかが大事」が体現されていた。「集合知」のような「個」を超越した概念すら提唱されていた。
もはや、その様な場はどこにも存在しない。
インターネットは個の存在しない、怨嗟の渦巻く痰壺ではなくなった。そこは「個」が存在する現実の世界となった。
特に SNS はそうだ。そこは痰壺と言うよりも、むしろ学校のクラスに近い。
つまり「面白いヤツ」や「スゴいヤツ」や「権威のあるヤツ」が評価される場だ。そうでない人間が何を言ったところで誰も関心など持たない。
そこを承認欲求や金銭欲を満たすための場所としたいのならば、頑張る場所はそこではない。「面白いヤツ」や「スゴいヤツ」や「権威のあるヤツ」になるための場所を自ら探すしかないのだ。
本日の締め
今回は僕の考える「ネットで希望を叶えるために必要な考え方」についてのお話を書いてみました。
今回の記事、かなり書くのに苦戦しました。おそらく自分自身のネットに対する考え方を完全に書き換えながら書いたからでしょう。
僕達も『ふらとぴ』というネット上のサービスを活用して「Make everyone happy !!」を実現しようとしています。そのためには『ふらとぴ』というサイトに知名度が必須。
それを得るためには…もしかしたらネット上の頑張りだけではない、何か他の頑張りが必要なのかもしれない。それが何かは…まだハッキリと言葉には出来ないけれど…みたいな。
まだ明確に答えは出せていませんが、ネット上のサービスを展開している企業の代表取締役として、常に考えていきたいと思っています。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
少なくとも今のネットは、 Twitter・ブログ・YouTube等でひょいひょいっと簡単な文章・動画等をアップしただけで評価が得られるような世界ではない事は確実でしょう。