【Daily Choppy !】第130回:授産製品を売るために僕達は誰に何をどうやって訴求すべきか?

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こんにちは。チョッピーです。

「Daily Choppy !」で何度も記載している話題なので申し訳ないのですが、現在、ふらとぴでは、とある障害福祉施設と一緒に、その施設のECサイトの導入プロジェクトを実施しています。プロジェクト自体はドタバタしながらも(今のところは)順調に進んでいるのでいいのですが、これに関してずっとボンヤリと考え続けている事があります。

それは「ECサイト導入後に、どうやって授産製品(以下、商品とします)をユーザに購入してもらうのか?」ということ。どうして導入後の事を今時点で考えているのかというと理由は単純で、障害福祉施設にとって「ECサイトの導入」は目的ではなくただの手段に過ぎないからです。彼らの目的は何かというと「ECサイトで販売する商品を売ること」です。ECサイトの導入が無事に完了したからと言って、極論、商品がひとつも売れなければ意味が無いわけです。

いや、もちろん、意味が全く無いとは言いません。仮に商品販売数がゼロだったとしても、プロジェクトを完遂する事により「プロジェクト関係者の知識・スキルの向上」や「組織の風土の変化」などの効果が得られる事はもちろん期待できます。でも、それはあくまでも副次的なモノです。本来の目的はあくまでも「商品を売ること」です。(なお最終的な目的は「施設利用者の工賃の向上」であり、実は「商品を売ること」もそのための手段のひとつに過ぎないのですが、この記事では、そこまで話を膨らませる事はやめておきます)

「商品の販売に係る要素」としては非常にメジャーかつ古典的なフレームワークとして4Pというモノが知られています。以下の4つの事ですね。

  1. Product(プロダクト:製品)
  2. Price(プライス:価格)
  3. Place(プレイス:流通)
  4. Promotion(プロモーション:販売促進)

「ECサイトの導入」が影響を及ぼすのは4Pの中では基本的に「Place」と「Promotion」だけです。「Place」に関してはECサイトの導入以前は「実際の販売店舗だけでしか購入できない」という流通だったものが「ネットが繋がる場所であればどこからでも購入可能で、郵送業者が配達可能な場所であればどこにでも郵送可能」となり販路の拡大に繋がります。「Promotion」に関してはECサイト上で商品の訴求などを実施する事が出来るようになります。「Product」や「Price」はECサイトの有無と(基本的には)関係が無いです。

というわけで「ECサイトの導入」を行うと障害福祉施設は商品販売において「販路の拡大」と「新たなプロモーション媒体の獲得」という2つの利点を得る事になるのですが…それだけで「商品販売数の増加に繋がるか?」と言われれば答えは「難しいと思う」になるでしょう。

確かに販路は拡大しますし、プロモーション媒体も増えますが、そもそもそれらの存在が顧客候補に認知されなければ商品が売れる事はあり得ません。要はECサイト上で商品を販売するためには、まず「この障害福祉施設はこういうサイトでこういう商品を売っていますよ!」という事を周知させる必要があると僕は考えているのです。

これは今後の交渉次第なのですが、ふらとぴはそれを「ふらとぴにプロモーションコンテンツを掲載する」という形でお手伝いさせて頂きたく考えています。それを最大の効率で実施するために僕達は誰に何をどうやって訴求すればいいのか?

今のところ答えはまだ出ていませんが、可能な限り商品購入候補の方々に「このサイトで商品を買う価値」を伝えられる様なコンテンツを創りたいところだ…と考えています。

本日もふらとぴに訪問頂きありがとうございます。

もちろん先の事ばかり考えていて足元がおろそかになると本末転倒ですので、まずはECサイト導入プロジェクトを完遂させるべく最大限の注意を払いながら、それを進めていきたいと思います。

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