こんにちは。「いいね」大好き、チョッピーです。
サイバー攻撃に在りし日の賑わいを思ふ
先日9月6日、ロシアのウクライナ侵攻を支持している「KILLNET」というサイバー集団が「日本の複数のサービスに対してサイバー攻撃を行った」との声明を発表したらしい。
ロシアを支持しているというハッカー集団「KILLNET」は9月6日、日本政府運営の行政情報の総合窓口サイト「e-Gov」などのWebサービスにサイバー攻撃を行ったと、メッセージアプリ「Telegram」上に投稿した。
政府運営「e-Gov」などにサイバー攻撃か ロシア支持のハッカー集団「KILLNET」が声明 mixiやJCBへの攻撃にも言及|ITmedia NEWS
上に引用した記事によると「KILLNET」がサイバー攻撃を行ったとされているWebサービスは次の5つだ。
mixi! 懐かしいね!
懐かしいとは失礼な。
mixi は2022年現在も普通に運営されている人気SNSだ。
上に引用した記事によれば「KILLNET」も『国内で2番目に人気のあるSNSであるmixiをノックアウトした』と語っているらしい。
何をもって『国内で2番目に人気のあるSNS』と言っているのかは謎です。日本の国産SNSに限れば、mixiが2番目に人気なのかな?
とはいえ、その全盛期は間違いなく今ではない。
利用者データなどが公開されているわけではないので確かな事は言えないが…おそらく2011年頃がそのピークだったのではないだろうか。
なぜそう言える?
僕も当時、mixi を利用していたので、その実感もあるし…それに、mixi 衰退の象徴とも言える「足あと機能の廃止」が行われたのが2011年6月だからだ。
足あと! なんて懐かしい響き…。
居場所が欲しい
mixi の「足あと機能」を簡単に説明すると「自分が書いた日記(≒記事)に誰がいつアクセスしたかが一覧で表示される機能」となる。
当時はこれが「日記を書くモチベーション」として mixi ユーザに大いに活用されていた。
今風に言うとmixiの足あと機能は「ユーザの承認欲求を満たしてくれる機能」だったワケですね。
その通り。
SNSの運営においては「ユーザの承認欲求を満たす機能」が極めて重要となる。
Facebook や Twitterなどの「いいね」はその代表的な機能だと言える。
YouTube や TikTok、あるいは note などの「コンテンツプラットフォーム」としての側面が強いサービスにおいてもそれは同様だ。
それらのサービスにも必ずと言っていいほど「いいね」や「再生数の表示」などの「コンテンツメイカーの承認欲求を満たす(役割もある)機能」が用意されている。
コンテンツ制作の見返りとして「他者からの承認」を求めている人が、それだけ多いのだろう。
是々非々
ただ、承認欲求は一般的にイメージの悪い言葉だ。
実際 ↓ の記事なんかは承認欲求を「病」だと断罪している。
チョッピー自身は「承認欲求」をどう捉えているの?
うーん。
人間が社会的な動物である以上、それからは逃れられないと思うのだけれど…。
少なくとも「承認欲求に突き動かされてコンテンツを制作する事の是非」に関して言うと、コンテンツの消費者としてはどうでもいいかな…と感じている。
なんと冷たい。
だって、世の中に面白いコンテンツがひとつでも多く作られるのであれば、ユーザとしてはそれでいい。コンテンツを作る人の動機なんて知った事じゃない。
仮に「承認欲求に駆られているからこそ、面白いコンテンツを量産できる」という方がいるのであれば、是非、それを原動力にそのまま走り続けて頂きたいと思う。
一方、コンテンツの作り手としては「承認欲求を満たす手段としてコンテンツ作成を選ぶ」のは筋が悪いように感じている。
手段として不適切
というのも、僕自身1150日以上連続でコンテンツを作り続けて強く感じるのだが、「いいね」や「再生数」などの数字とコンテンツの質には必ずしも相関性があるようには思えないのだ。
むしろ、それらと相関性が強いのは「話題性」だと思う。
だから、仮に「サービス側が用意した機能の結果=数字」で承認欲求を満たそうと考えるのであれば、コンテンツメイカーはひたすら「旬の話題に関するコンテンツ」を作り続けるのが最適解となる。
だけど、その方法で集めた数字って、コンテンツの製作者に対する承認だと言えるのだろうか?
いや、そもそも、いかなるコンテンツに対する「いいね」や「再生数」であっても、本質的にそれは「コンテンツに対する承認」ではあっても「コンテンツの製作者に対する承認」ではないのではないか?
たとえば「この人の歌は好きだけど、この人自身は別に好きではない」みたいな評価って普通にあり得ると思うのです。
であるならば。
自分に対する承認を求めてなにかしらのコンテンツを作るのは、そもそも間違っていると言える。
どうすれば他者からの承認が得られるのか?
それは僕にはわからない。
ただ、少なくとも「どれだけ良質なコンテンツを作り続けていても、それによって自分が他人から承認されるわけではない」のは確かな気がする。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
コンテンツ制作に限らず、あらゆるお仕事は「承認欲求を満たす手段としては不適切」なのではないでしょうか。