こんにちは。チョッピーです。
本日の記事の内容について
尼崎信用金庫・大阪産業創業舘主催の以下のセミナーイベントに参加してきました。
具体的には以下の2つのプログラムに参加してきました。
内容を今日・明日の2日に分けて共有します。
今回の記事では「1.小さなお店・会社が、WEBをつかってお客様を呼び込む方法」の内容を共有させて頂きます。以下の様な方にとって参考になる内容だと思います。
- ネットを活用して集客を行いたい方
小さなお店・会社が、WEBをつかってお客様を呼び込む方法
講師情報
名前・所属・役職
今井 ひろこ氏 コムサポートオフィス代表
プロフィール
産創館のイベントページに掲載されている内容をそのまま引用します。
1968年生まれ。大阪府出身。
起業 STEP UPフェスタ 2019|大阪産業創造館
大阪府立女子大学卒業後、住友精化(株)に17年、研究職として勤務。
在職中に環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県北部・香美町へ移住。
夫が経営する民宿で2年経験を積んだ後、2010年8月より香美町観光商工課で観光まちづくり施策に携わる。
2014年9月、コムサポートオフィスを設立し現在に至る。
民宿・ゲストハウスなどの小規模の宿泊施設や小売・サービス業に対するSNS・ソーシャルマーケティングの集客支援は約100社に及ぶ。
マーケティングセミナーを月1-2回自主開催する他、商工会、企業でのセミナー・研修実績が豊富。趣味はスキューバダイビングと観光ガイド。
連絡先
内容
講演内容を各フェーズごとに箇条書きでまとめていきます。
集客とは
- 集客とは「自分の商品を買ってくれる人を集める行為」
- 値引きせずに自分の商品を欲する人に出会う努力をすること
→商品が売れないとなると、すぐに値引きに走る人が多い。
それは商品を求めていない人に売ろうとしているからだ。
結果、自ら価値を下げてしまい利益が上げられなくなってしまう。
大事な心掛けについて
- 人には(良い悪いということではなく)固定観念がある。
固定観念にとらわれていると考える事をしなくなる。
自分の固定観念を意識して、色めがねを外してみよう。
それがブレイクスルーのきっかけになる。
起業前から「集客」を準備する
- 創業塾へ行くべき
→中小企業庁委託「起業・創業の実態に関する調査」によると創業期の会社の6割が資金調達に係る課題を感じている。資金調達は専門知識を有する人間にアドバイスを受けないと解決が難しい。創業塾ではその様な相談なども出来るため、積極的に活用すべき。 - 開業日を決めて早くから告知する
→早めに告知してしまわないと、開業がズルズルと後ろ倒しになる。告知してしまえば開業しないわけにはいかなくなるので、告知してしまうべき。 - 文章力「伝えるチカラ」を上げておく
→新聞各社のコラムを参考にするとよい。これらはインターネットで無料で読める(ものもある)。これらを参考に実際に原稿用紙に手書きで文章を書いてみる事を勧める。手書きの方が脳に文章が蓄積して良いと思う。(今井氏の夫は実際に3年間それを毎日続けたところ、文章力が飛躍的に向上したとのこと) - Googleのお店情報を登録する
→Goolgeマイビジネスのこと。開業90日前から表示可能なので、必ず登録しましょう。 - お客様リストを集める
→顧客データベースを作成して活用すべき。既存顧客に対する営業の方が新規顧客に対する営業よりも遥かにコスト効率が良いため。日本では江戸時代から「大福帳」と呼ばれる売買勘定元帳があり、これに取引先情報も記載していた。そういう知恵を現代でも活用するべき。
なお、上記にある「新聞各社のコラム」のネット配信ページはそれぞれ以下の通りです。(全国紙のみ)参考にしてください。
“今井流”集客のコツ
- 集客手段をピックアップする
例)Facebook個人、Facebookページ、LINE個人、LINE公式、Instagram、Twitter、ブログ… - 手段ごとに細かく目標数値を決める
例)Facebook個人:4人、Facebookページ:2人、LINE個人:3人、LINE公式:4人…
→1つの手段だけにこだわるとすぐに詰んでしまい安売りに走ることになる
起業時のSNS活用
- 大前提としてweb集客においては自社サイト・購入ページが絶対に必要
- web集客で越えたい3段階
1.誰もあなたの事を知らない → 見込み客を集めて乗り越える
2.誰もあなたのビジネスに興味が無い → ファンになってもらう
3.誰もあなたの商品を買わない → 購入してもらう - 上記の3段階と各チャネルの強み・弱み
チャネル\段階 | 1.見込み客を集める | 2.ファンになってもらう | 3.購入してもらう |
Googleマイビジネス | ◎ | × | △ |
SNS | △ | 〇 | × |
ブログ | 〇 | 〇 | 〇 |
メルマガ | × | 〇 | ◎ |
LINE公式 | × | 〇 | ◎ |
主要SNSの特徴
- Instagram:簡単にオシャレな写真が作成できる。アカウントに明確な世界観を持たせる事が必要。(犬連れ専用旅館であれば顧客の犬の写真だけを掲載するなど)Instagramにおいて顧客はスタッフの日記は見たくないので「○○に行きました」的な写真は載せないこと。
- Twitter:一方的な発信はインプレッション・エンゲージメントが集められない。同業者やコンサルと繋がると事例や失敗談を集められて良い。
- Facebook:Facebookの繋がりはお客様ではなく応援してくれる仲間だと捉えた方がよい
SNSを活用した集客における心構え
- SNSの効果は2-3年後に見えてくる
- 仕事だと思うと続かない。楽しむこと。しんどいなら、やらない方がいい。
- SNSの投稿で売り込んではいけない。嫌われると逆効果のため。
Googleマイビジネスの活用法
- Google検索、Googleマップは全世界10億人が使っている無料サービス
- 2017年より前はレストラン等を調べる場合の最初のインプットは雑誌である事が多かった。2017年頃からは最初の調査からGoogle検索を使ってGoogleマイビジネスのページを参照する事が多くなっている。
- Googleマイビジネスのユーザ側のメリットは「知りたいことが1目で分かる」こと
例)写真による雰囲気、口コミ効果、検索地点からの距離 - モバイルユーザの87%はお店に行く前に検索を利用している
- Googleマイビジネスに登録すると以下の機能を全て無料で利用できる
1.口コミに返信可能
2.写真や商品を登録できる
3.イベントや最新情報を表示できる
4.自社ウェブサイトとの連携も可能
5.スマホに特化した自社サイトも無料で作れる
- Googleマイビジネス登録店舗は検索結果の上位に表示される可能性もある
- Googleマイビジネスは検索ユーザの母国語で表示されるためインバウンド対策には必須
Googleマイビジネス活用事例
- 味処 四季
→「SNSせず、自社サイト無し」の状態から以下の施策を行った
1.Google情報を整えた
2.口コミを集めるためのPOP掲示
3.口コミ返信や新規投稿を週1回心掛けた
結果、Googleの口コミが40件から146件に増加。新規顧客も増加! 行列の出来る人気店に。
- Googleマイビジネス活用事例は以下の動画等でも参照可能
Googleマイビジネスを活用した集客の流れ
順番 | カテゴリ | アクション |
1 | 情報整備 | ・Googleマイビジネス情報登録 ・投稿、写真、商品登録 |
2 | 口コミ | ・良い口コミを集める ・返信必須 |
3 | 来店数UP | ・Google検索で認知度UP ・見込み客の来店 |
口コミ・マーケティング
- 口コミとはお客様からいただいた「自社の強み」を言語化したモノ
- 広告は誰も見ないが、検討先のお店の口コミは必ず見る
- 口コミは自社の強みと弱点の分析ツール
- 褒められた口コミからはキャッチコピーが生まれる
- ネガティブな口コミには
1.素直に謝る → 回答に経営者の人柄が見える
2.できないことを伝える → Q&A集にできる - 良い口コミの数を増やすと店の価値が上がる
- 「良い口コミ」 → 「店の評価UP」 → 「Google検索順位UP」 → 「来店数UP」 → 「売上UP」 → 「良い口コミ」のループを回すべし
- POP、ニュースレター、メールの署名等で口コミを書いてもらう様にお客様に伝えよう!
→ただし、口コミの報酬に金銭を渡すとGoogleの規約違反となりGoogleから登録が消えてしまうので、絶対にしてはいけない
おわりに
講演内容等は以上です。参考になりましたでしょうか?
実店舗を有する企業においてはGoogleマイビジネスを活用しない手は無いように思えました。皆様も実店舗を用いてビジネスを行う際には、是非、Googleマイビジネスを活用してみてください。
また、今回の記事が参考になった方は今井氏のTwitterをフォローしたり今井氏にコンサルティングをお願いしてみると、更に良いのではないでしょうか。
本日もふらとぴに訪問頂きありがとうございます。
次回は「実際どうなの!? 起業時の集客&ファンづくりトークセッション」の内容を共有させて頂きます。ご期待ください!