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この本の概要について
本の概要に関してはAmazonの商品ページの内容紹介に記述されていますので、そちらを参照願います。
感想
これまた前回と同じく本棚を眺めていたら見つけた本です。
この本は前職在職中に職場で無料で1冊だけ配布されており、タイトルにひかれて貰ったのはいいものの積読と化していました。それはともかく感想です。
この本は野村総合研究所という会社の2030年研究室という組織の室長(書籍発刊当時)が「革新者プロジェクト」という業務において実施した「100人の革新者との対話」および「イノベーション・プログラム」を通じて感じた「革新者とはどの様な人物で、何を行い、それを行うための中心スキルは何か?」の記述と「どうすれば革新者を創り出せるか?」という実践の記録です。
おそらくこの本が伝えたい事を一言でまとめると、本の帯に書かれているコピーと似通いますが「革新者とは顧客のNeeds起因ではなく、本人のWants起因で実際に行動するモノの事である」という点であると思われます。
また、それを実証している革新者として書籍のChapter2にて以下の組織・人物が紹介されています。
- スノーピークの山井太社長
- GRAの岩佐大輝代表
- NPO法人Ubdobeの岡勇樹代表
- 千葉県流山市の井崎義治市長
- ワクワーク・イングリッシュの山田貴子代表
- キャニコムの包行均会長
- 鎌倉投信の鎌田恭幸代表取締役社長
- アニコムホールディングスの小森伸昭社長
これらの情報だけでも、かなり価値のあるモノだと思いますので、本書はChapter2を読むだけでもケースメソッド的な学びが得られるのではないかと思います。ちなみにケースメソッドの説明は以下の記事などが参考になるかと思います。
ケーススタディとケースメソッドの違い|名商大ビジネススクール
あとはChapter4にて筆者が十勝にて実施した「イノベーション・プログラム」の内容が記述されており、ここで「革新者になるために必要なマインド」に関しての説明がされていますので「自分も革新者になりたい!」という方はChapter2とChapter4を重点的に読まれるとよいのではないかと思います。
ビジネスにおいて、なにか新しく面白い事をしたい人は本書を読んでみるのもいいのではないでしょうか。
以上です。