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映画『ジョーカー』オフィシャルサイト – ワーナー・ブラザース
バットマンシリーズに登場する悪役(ヴィラン)「ジョーカー」はいかにして誕生したのか…を描くスリラー映画です。第76回ベネチア国際映画祭にてアメコミ原作映画としては初の金獅子賞(最高賞)を受賞した話題作です。日本では10月4日から公開されています。映画のあらすじ・キャストなどの基本データは以下のサイト↓に詳しいので、こちらを参照願います。
今回の「僕の感想」は2019年10月18日現在、絶賛公開中の映画を題材にしていますので「ネタバレなし」パートと「ネタバレあり」パートに分けて記載していきたいと思います。
ネタバレなし感想
本作はDCコミックス「バットマンシリーズ」を原作にしたアメコミ映画 かつ R-15指定映画です。しかしながら、通常のアメコミ映画に期待される様な派手なSFXと音楽による爽快感や、R-15指定にありがちな過度のセクシー描写などを期待して、この映画を鑑賞される事はおススメできません。この映画には、その様な描写はほとんど存在しません。特に過度のセクシー描写はまったくありません。
この映画で描かれているのは徹底して「社会から迫害されている善良な男が、どの様にして犯罪者へと変貌していったのか」という陰惨なストーリーです。そこには爽快感やセクシーは存在しません。
また、この映画はアメコミ原作映画ではあるのですが、原作シリーズやジョーカーというキャラクターに関する前提知識が無くても問題なく楽しめる作りになっています。実際、僕はジョーカーというキャラクターが活躍する作品は「ダークナイト」くらいしか鑑賞した事が無かったのですが、本作を問題なく楽しむ事は出来ました。
これらの事より、本作はファミリーやカップルが和気あいあいと語りあう事を目的として鑑賞する映画としては不適切である様に僕には感じられます。もしかするとお一人様での鑑賞が最も適している…のかもしれません。
ネタバレなし感想は以上です。次ページ以降は「ネタバレあり感想」をお送りします。