【Daily Choppy !】第29回:チョッピーのボランティア滞在記_あわじ障害者多機能型施設ウインズ編_第2回

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こんにちは。チョッピーです。

今日は現在、僕がボランティアに通っている施設「ウインズ」がお休みの日でしたので「チョッピーのボランティア滞在記」は第2回目にして早くもお休みにしようかな…とも考えていたのですが、せっかくですので「昨日、1日ボランティアを経験してみて感じたこと」をもう少し深堀してみようかな…と思います。

「徳島滞在記」として今日1日の出来事を日記的に記載する形にしようかな?とも考えたのですが、今日、僕がした事って「映画館で映画(ドラゴンクエスト ユア・ストーリー)を観る」「横道宅でスマブラに興ずる」という完全に「それ徳島じゃなくてもよくない?」な体たらくでしたので、あんまりそれも適切じゃないかな?と思いまして。ちなみに僕にとって「それってワザワザ○○でしなくてもよくない?」という件は、非常に良くある事なので、あまり気にしないでください。

なお、昨日のボランティア内容等は以下の記事に詳しいので、こちら↓を参照願います。

【Daily Choppy !】第28回:チョッピーのボランティア滞在記あわじ障害者多機能型施設ウインズ編第1回

あと、今日、観賞した映画の感想は後日「僕の感想」にアップすると思いますので、興味のある方はそちらも読んで頂くと嬉しいです。「僕の感想」は毎週金曜日にアップしています。(露骨な宣伝)

さて、上記の記事(「Daily Choppy !」第28回)にも記載しているのですが、僕は先日のボランティア体験を通じて以下の感想を得ました。

「いや、このレベルの人材が仮に社会で活躍できないのであるとしたら、それは完全に社会の人材マネジメント力の不足が招いている不具合であって、この不具合は早期に解消しなければ著しい機会損失となるのでは?」

【Daily Choppy !】第28回:チョッピーのボランティア滞在記あわじ障害者多機能型施設ウインズ編第1回|ふらとぴ

この感想はおそらく、僕が大学を卒業してから、いわゆるSIerと呼ばれるIT企業でSEとして11年間「IT関連プロジェクトのマネジメント業務」を主に担当していたからこそ出てきたモノなのかなぁ…と思っています。(僕の経歴等の詳細はプロフィールページを参照願います)

ちなみに「SIerってなぁに?」に関して極めて簡単に説明すると以下のページに表現されている内容が適切かと思います。

SIerの意味はシステム開発を請け負い、開発したシステムを納品する会社のことです。

SIerとは?5つの分類の特徴と分類・SESの違いで生じるキャリアの違いも徹底解説|IT転職・SE転職を徹底支援するIT業界の歩き方

また、上記のページに記載されている事はSIer系IT企業に関して適切な内容が記載されていると思われますので、興味のある方は参照してみるとよいかもしれません。

話がズレてしまいましたね。本題に戻ります。
なお、ここからしばらくはIT関連プロジェクトの内実に関する話題が続きます。「ボランティア滞在記」と銘打っている記事のクセに、 全然、関係ない話をしている気がしなくもないですが、ご容赦ください。僕お得意の「羊頭狗肉大作戦」ですね。僕にはよくあること。

さて、前述の通り、僕は大学卒業後SIerと呼ばれる企業にてIT関連プロジェクトのマネジメント業務を行っていました。そこでは主に「顧客」「社内の人間」「協力会社(一般的にはSESと呼ばれる業態の会社です)と呼ばれる他社に所属しているメンバー」の3者がステークホルダーとして関わっていました。

SIerのSEはこれらのステークホルダーを相手にプロジェクトをマネジメントしていかなければなりません。ここであえてステークホルダー(利害関係者)と表現したのには理由があります。「社内の人間」と「協力会社と呼ばれる他社に所属しているメンバー」はどちらも「顧客」の要望に対応してシステム関係プロジェクトの実施者として業務を実施していく存在です。基本的には「SIerのSE」が「顧客の要望」のヒアリングや、それを実現するための計画を作成して「協力会社と呼ばれる他社に所属しているメンバー」がそれを実現するための実動部隊として活動していきます。そのフェーズに入ってからは「SIerのSE」はその状況を管理し、日々の進捗や課題管理等を行う業務に移ります。この様に、一見、この2者は同じ目的に向かってプロジェクトを推進しており、利害も共有している様にみえますが、実はこの2者は立ち位置が異なるために、その目的や利害も異なるんですね。

前者はSIerなので上記の引用文章にある通り「完成したシステムを納品すること」が目的ですが、後者は協力会社と呼ばれる会社の社員であり、彼らの目的は「SIerから依頼された業務をSIerから依頼された期間内に完遂すること」です。言葉で表すと微妙な違いの様に思えますが、この違いは実際の業務においては大きな方向性の違いとして現れてきます。(もちろん、これはあくまでも一般論であり、IT関連プロジェクトに関わる個別の人々が、どこを向いて何を目的にしているかは、必ずしも本記事に記載されている通りとは限りません)

さらにここからがIT関連プロジェクトの難しいところなのですが「SIerのSE」には「協力会社と呼ばれる他社に所属しているメンバー」をプロジェクトに参画させるにあたって、具体的に「協力会社と呼ばれる他社」に「今回のプロジェクトには○○さんの参加をお願いします」と名前を挙げて指定する事は出来ないのですね。(細かい話は法律等が関わってきますので割愛します)もちろん「○○のスキルを持つ人物が嬉しい」とかの要望を出す事は出来ますが、必ずしも期待通りの人材が現場に来て頂けるとは限りません。その場合に「他の人を…」と要望する事も可能ですが、仮に人を変えたとしても、次の人が期待通りある確証もありません。

なので、SIerが実施するIT関連プロジェクトって基本的には「手持ちの予算で集める事の出来た人材等で、可能な限りなんとかするしかない」という状況になる事が多いんですね。少なくとも僕がSIerに勤めていた11年間で経験したプロジェクトは、全部、そうでした。

「そもそも、それ自体がどうなんだ」とか「アジャイル開発のプロジェクトだとそんな事にはならない」とか色々とご意見もあるかと思いますが、本記事では「IT関連プロジェクトをより良くする方法」に関しては語りません。僕が経験したプロジェクトの現状をベースに話を進めさせていただきます。スミマセン。また、「別にそんなのIT関連プロジェクトに限った話じゃないよ!」というご指摘もあるかもしれませんが「少なくとも僕が経験したIT関連プロジェクトではそうだった。他のプロジェクトの事はわからない」というスタンスで記事を続けさせていただきますのでご了承願います。

で、僕は基本的にはそんな状況でも、色々な方のお力を借りながら、なんとかプロジェクトを完遂してきたわけです。だからこそ思うのですが…やっぱり基本的には物事を完遂させるためには「今いるメンバーの力をなんとか上手く活用して、どうにかして物事を上手く運ぶ」しかない気がするんですよね。もちろんマネジメント技法として「人員を交代させる」とか「人を追加する」とかの手法はありますよ。でも、その手法には当然のごとく「コストがかかる」等の反作用もあるわけで、そんな手法を乱発する事なんて現実的には不可能なわけです。

で、その僕の実感に照らし合せると、障害者の就労においては「社会全体」に「このメンバーの力を活用してなんとかする」という発想がもっと必要なんじゃないのかな…とか思った次第です。もちろん、それは言葉で言うほど簡単ではない事は重々承知なのですが、それをやっていかないと社会的に「コストがかかる」状態になってしまう気がしますし(言い換えると障害福祉に関連する社会保障費がドンドン上がっていくのでは?という事です)そもそも、働く人の幸せにも繋がらないのではないか?とも思います。

一方的な考え方なのかもしれませんが、誰であれ「自分の力でなにかが上手くいく」という経験を得られた方が、そうでない人生よりも幸せなのではないかな?とか僕なんかは思ってしまうわけです。この経験はマズローの欲求5段階仮説における「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」なんかと密接な関係にある気がしますし。なお、マズローの欲求5段階説に関しては検索すれば沢山のページがヒットしますので、興味のある方はそちらをご参照ください。

欲求5段階説|Google検索結果

と、かなり長くなってしまいましたが、僕は昨日のボランティア体験を通じて、そんな事を考えたというわけです。ちなみにボランティアは8月12日(月)から8月14日(水)の3日間も継続して実施する予定です。そちらも「チョッピーのボランティア滞在記」として掲載していきます。もしかしたら、この3日間でこの考えが180度、変わってしまう可能性もあるかもしれませんね。この特別編においては、その様な僕の考えの変化の有無も含めて、楽しんで頂ければ…と思います。

本日もふらとぴに訪問頂きありがとうございます。
少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。

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