【Daily Choppy !】第41回:リスク管理と課題管理に関する僕の考え方のクセについて

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こんにちは。チョッピーです。

今日は先日の「【Daily Choppy !】第40回:感情を上手に利用するための心がけについて」に書いた内容と、とあるニュース記事(「孤独死」同居でも増加 引きこもりや家族認知症で|Yahoo!ニュース)を読んで考えた事を通じて気付いた僕の思想のクセについて語ってみようと思います。
ちなみに該当のニュース記事は掲載期間が切れると表示できなくなってしまう可能性があるので、今回の記事に関係のある部分だけ以下に引用しておきます。

引用①

家族が認知症だったり、死亡者が引きこもりだったりするケースが目立つといい、専門家は「生前に孤立させない仕組みづくりが必要」と指摘する。

引用②

県監察医務室は「神戸市内の都市部では、同居孤独死が増加傾向となっていると言える。介護者が死亡した後、介護を受けている家族らが亡くなるケースが増えてくるようなら、対策が必要になる」としている。

「孤独死」同居でも増加 引きこもりや家族認知症で|Yahoo!ニュース

で、ちょっと僕、上記のニュース記事に対する感想として「ふらとぴ」とは別の媒体で以下の様に語っています。別の媒体なので普段、ふらとぴに掲載している内容とは若干、雰囲気が異なるモノになっているかもしれませんがご了承ください。具体的には【ビジネスマン向けに「孤独死と、それに伴う諸々の事象」をビジネスチャンスと捉えた場合の対策方法の案】について語っていますので、語り口等が非常にドライになっています。

孤独死関連の話ってすっごい金の匂いを感じるんだよなー。
今後もかなりの長期に渡ってガンガン発生していく事案だろうし、ニーズが凄そう。

>専門家は「生前に孤立させない仕組みづくりが必要」と指摘する。

こっちのソーシャルワーク的な発想じゃなくて「出来るだけ早期に死亡を検知して事故物件化を防ぐ技術」とかのソリューションが実現できれば不動産管理会社向けに売れたりするんじゃないのかな…。IoT関連の技術を使えば実現出来そうな気がしなくも無いんだけど…。(もうあるのかな?)

まぁ、真面目に考え始めるとソリューション開発に成功しても、競合事業として「孤独死保険」とかが出てくるだろうから、マーケティング施策とかもちゃんと考えないといけないんだろうけど、それを差し引いてもベンチャー系IT企業にムッチャ向いてそうなビジネスな気がする。

私はあんまり、この事業に興味が持てないのでやりませんが、興味のある方はやってみてはいかがでしょうか?

別媒体におけるチョッピーの意見

要は僕は引用①において専門家の方が語っている「生前に孤立させない仕組みづくり」よりも「孤独死という事象が発生した後の対処療法の迅速化や効率化」を充実させた方が費用対効果が高いのではないか…と考えているわけなのです。引用②で書かれている「対策」の方に近い考え方なのかもしれません。

何故かというと…「生前に孤立させない仕組みづくり」って聞こえはいいですけど、これ、非常にドライに考えると「孤独死というリスクの発生を防ぐために必要なコストを社会的な負担によって賄わせる」という発想である様に僕には思えるんですね。で、これは無理がある考え方だと思うんですよ。これを実現しようとすると非常に多くの社会的な人的・金銭的コストが発生する様に僕には思えます。

対して「孤独死という事象発生後に迅速・効率的に対応すること」は、その主体が「大家や不動産管理会社といった事業者」になるわけで、その行動には「対象物件の事故物件化を防ぐことが出来る」という経済原理的なメリットが働くと思うのです。僕にはこちらの方が実現可能性が高そうに思えます。

今回の記事は上記で書いた内容について「どちらの方が実現可能性が高いか」等を論じる事を目的とはしていませんので、この内容については、ここで切り上げます。

で、お手数ですが、上記の文章を読んで頂いた後に 「【Daily Choppy !】第40回:感情を上手に利用するための心がけについて」を読んで頂くと、なんとなく共通した空気感を感じて頂けるのではないかな…と思います。

これらの話を通じて何を言いたいか…と言うと、僕って結構「リスクは発生する事を受け入れた上で対策を考えた方がよいのでは?」と考えがちな人物である…ということなんですね。これねぇ、経験上、それなりの数の反発を食らう考え方なんですよねー。

どういう風な反発かと言うと「リスクに対しては根本的な対応方法を考えて、それを潰すのがあるべき姿だろ!」みたいな感じでスゴく怒られる時があるんですよね。ただ、僕はどうしても「いや、確かにそれが全てのリスクに対して実現できるのであれば、それはその通りでしょうけど、現実問題、それは不可能でしょう?」と思ってしまうタイプなんですね。

これ、実は高校時代に教師から「君は考え方のベースに無常観があるな。個人的には嫌いじゃないけど、その思想が大学入試や入社試験の時の面接時に表に出てくると、面接官からは嫌がられる可能性があるかもしれない」とか言われた事もあるので、生来的なモノもあるのかもしれません。
ですが、個人的には前職でSEとしてIT関連プロジェクトのマネジメントを担当していた事により強化された思想のクセなのではないかと思っています。

いや、もうですね、IT関連プロジェクトに関わった事のある方ならわかると思うんですけど、IT関連プロジェクトって日々、スゴい数の課題が発生するんですよ。で、それを毎日、潰していきながら、なんとかしてプロジェクトを成功に導くのが僕のお仕事だったんですね。まぁ、あるべき論で言えば「毎日、課題が発生する」という状況になっている時点でマネジメントには失敗していて、それを防ぐためのプロジェクトマネジメント技法としてリスク管理というモノもあるんですけど。

リスク管理についてザックリご説明すると「想定されるリスクと、その影響度合いをあらかじめ挙げておき、それに対して軽減・回避・転嫁・受容などの対応案を考えておくこと」という考え方の事(だと僕は認識している)なのですが、いや、もう、こんなのね、完全に机上の空論だと僕は思うんですよ。だって、プロジェクトは生き物であって、ひとつとして同じ形をしているモノは無いし、ひとつの継続したプロジェクトの中でも常に状況が変わり続けるモノだからです。要は本当にリスク管理の考え方をプロジェクトマネジメントに適応しようとすると、常にプロジェクトの現状に合わせて、リスク管理の内容を更新し続けなければいけない(と思う)のですよ。

そんな事に手間をかけるくらいだったら、少しでもプロジェクトを前に進めた方がいいと思いませんか? 前職において僕はそんな考え方でお仕事を進めていました。なので、課題に関しては「あらかじめ潰しておくモノ」というよりも「発生した都度、対応すべきモノ」という考え方になっているんですね。

これが絶対的に正しいモノだとは思いませんし、ある意味、諦念に支配された残念な考え方なのかもしれません。しかしながら、僕は経験上、この考え方にはある程度の効果もあるハズだ…という実感を抱いています。というわけなので、反発を食らう事もあるかもしれませんが、僕はこの考え方を活かしながら、出来る限り世の中を良くする方向に動けるようにガンバっていきたいと思います。

本日もふらとぴに訪問頂きありがとうございます。
少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。

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