【Daily Choppy !】第771回:人の振り見て我が振り直せ

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こんにちは。賢者は歴史に学ぶらしい、チョッピーです。

人の振り見て我が振り直せ
人の振り見て我が振り直せ

中吊り広告

「週刊文春」と「週刊新潮」が電車の中吊り広告を止めるらしい。

「週刊文春」と「週刊新潮」の編集部は17日、電車内の中づり広告を終了することを明らかにした。文春は8月26日発売号、新潮は9月末が最後となる。

週刊文春、週刊新潮が中づり広告終了へ|ITmedia ビジネスオンライン

中吊り広告か…。

僕は社会人になるまで電車を日常的に使うような生活は送っていなかった。

チョッピー
チョッピー

九州の大分県別府市というド田舎で大学卒業までの22年間暮らしていたので移動は基本的に車か徒歩だったのです。電車を使うようになったのは社会人になって横浜で暮らすようになってから…。

そのため中吊り広告に対しても特に強い思い入れはない。

チョッピー
チョッピー

「公共の場に掲示されているにしては扇情的な話題が多いなぁ…浮気とか不倫とかセックス特集とか…」くらいの印象しかありません。

そう、中吊り広告と言えばとにかく扇情的で猥雑なイメージ。

3大欲求、あるいは怒り・妬み・嫉みなどをガンガン刺激したり、社会的な分断を煽ったりするテーマが所狭しと書き綴られている。それが中吊り広告。

もちろん中にはホッコリするニュースや、思わず笑ってしまうモノ、はたまた美しい何かを表現している中吊り広告もあるとは思う。

ただ、やはり印象に残るのは扇情的で猥雑なモノだ。

そんな中吊り広告で扇情的かつ猥雑に宣伝されている週刊誌の記事。そちらも当然ながら扇情的で猥雑なモノが多い。…ような気がする。

チョッピー
チョッピー

上記、全てチョッピーの偏見です。スミマセン。

火事と喧嘩はネットの華?

最近は週刊誌もネット記事に力を入れているらしい。

上で引用したITmediaビジネスオンラインの記事にも『週刊文春は今後、宣伝費を同誌の電子版に投入し、強化していく方針』とある。

また、『週刊新潮は、駅売店やスマートフォンの普及に伴い、「電車内で広告を見て、関心を持った人が雑誌を買うという購買モデルの効果が薄れてきた」と説明した』ともある。

実際、最近は色々な記事がネットで読める。記事どころかテレビ番組やニュースですらネットで観れる。むしろ、ネットで情報収集をしていないと世の中の動きについていけなくなってしまう…という感すらある。

かくいう僕もネットで情報収集をしている。

チョッピー
チョッピー

というか、チョッピーはテレビも持っていないし、新聞の契約もしていないのでネットからしか情報を仕入れる術がありません。でも、それで困った事は今のところありません。

具体的にはYahoo!ニューストピックス一覧を毎日サラッと眺めて、興味のある記事だけ本文を読む形で情報を集めている。

その中にはビジネス関係の大きなニュースや海外情勢のニュースなど、気になるトピックも沢山あるのだが…やはり目を引くのは週刊誌の中吊り広告に掲載されるような下世話な話題だ。

特に最近はYouTuberを含む芸能人の炎上記事がとても多く掲載されている気がする。

チョッピー
チョッピー

体感的には毎週ひとつくらいは大きめの炎上が新たに起こっている気がします。

炎との付き合い方

本記事掲載日(8月23日)時点で最新かつ最大の炎上は「お笑いコンビ雨上がり決死隊解散に関する宮迫氏の言動」に関するモノだと思う。その前は「DaiGo氏の差別発言」が炎上していた。

チョッピー
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なお、それよりスケールが小さくなりますが、本当に最新の炎上としては「お笑いコンビロンドンブーツ1号2号の田村淳氏のDaiGo氏への”追い打ち”発言」などもあります。

この様に、炎上事件は枚挙にいとまがない。もしかしたら本記事掲載直後にも新たな炎上が発生するかもしれない。

さて、そんな今や日常的な出来事とも言える炎上事件だが…読者の皆様はこれらに対してどのようなスタンスで接しているだろうか?

もしかすると積極的に炎上に加担している人もいらっしゃるかもしれない。我関せずで全く関与していない人もいるかもしれない。

僕は基本的には傍観している。

積極的に炎上に加担するわけではないが、その情報を完全にシャットアウトするわけでもなく、とりあえず目についたニュースは眺めておく…くらいのスタンス。

チョッピー
チョッピー

おそらく最大多数派のスタンスと同じなのではないかと思います。

このスタンスが一番クレバーな炎上との付き合い方なのではないか…と思っていたのだが、実は最近、そうでもないような気もしてきている。

もっと有益な炎上との付き合い方もあるのではないか?

全てを燃やし尽くしてしまう前に

もちろん、それは「積極的に炎上に加担する」ではない。

そんな事をしても以前の記事(『Daily Choppy !』第751回↓)に書いた通り、快楽物質による一時的な快感が得られるだけだ。

それ以外の益は何も得られない。

かといって「我関せず」に徹するのも違う気がする。その態度も「積極的に炎上に加担する態度」と同じく、本人には何の益ももたらさない。

ではどうするべきか。

僕なりの答えを述べる前に昔話をひとつ。

ケーススタディという勉強方法がある。

ケーススタディとは

現実に起こった具体的事例を分析、検討し、その積み重ねによって帰納的に一般的な原理、法則を引き出す研究法。事例研究。個別調査。

ケーススタディーとは|コトバンク

僕には名古屋商科大学院(NUCB)という大学院で経営学を勉強した経験がある。

この大学院での基本的な授業の進め方はこのケーススタディだった。

チョッピー
チョッピー

とある企業が直面した課題をケース(事例)として設定し、「もし自分が社長だったらどうする?」を考え、生徒同士、時には教授も交えて討論する…というのがオーソドックスな授業スタイルでした。

世間の炎上事例を、自分にとって有益なモノとしたいのであれば、これと同じかかわり方をするのが一番なのではないだろうか。

つまり「自分が炎上の渦中にある人だったらどうするか」を考えてみる。そもそも炎上させないためにはどうすればよかったのか。炎上後にはどの様な対応を取るのが最善だったのか。

おそらく、今後も週1くらいのペースで炎上は発生するだろうし、それに関する報道も無くならないだろう。

中吊り広告は消滅しても、そこに書かれていた下世話な話題はネット上で展開され続けるのだ。

であるならば、それを少しでも自分にとって有益なモノとするべく活用した方が良い。

そうすれば自ら炎上を招いてしまう可能性も減るし、炎上が起こらなければ、それによって傷つく人も出てこなくなるのだから。

本日の締め

今回は僕の考える「炎上の有益な活用方法」についてのお話を書いてみました。

個人的に一番よくない炎上の活用方法は「積極的に炎上に加担する」だと考えています。

何故か。

その方法は僕には快楽物質依存症への片道切符であるように思えるからです。

一度、安全な場所から誰かを叩く楽しみを味わってしまうと、その人は永遠にそこから抜け出せなくなってしまうのではないでしょうか。結果、その人は快楽物質の放出に伴う快感を求めて、永遠に「次に叩くべき誰か」を探し続ける人生を送る事になってしまうかもしれない。

その人生を素晴らしいと感じるのであれば別にいいのですが、僕としてはあんまり望ましくないなぁ…と感じています。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

しかし炎上、本当に多いですよね。

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