【Daily Choppy !】第787回:コンテンツのTPO

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こんにちは。比較的TPOを間違いがち、チョッピーです。

コンテンツのTPO
コンテンツのTPO

地雷原を往く

映画でもドラマでもいいのだが、皆様は「マンガ・小説等の実写化」はお好きだろうか?

チョッピー
チョッピー

む、今日の記事もデンジャラスな香り…

いや、そんな危険なトークにするつもりはない。

もちろん「実写化」という言葉が一部界隈をピリつかせる単語である事はわかっている。

他にも「原作改変」「オリキャラ」などは紛争の種になり得る。それもわかってはいる。

わかってはいるが、少々お付き合い願いたい。

個人的には「実写化」も「原作改変」も「オリキャラ(オリジナルキャラクター)」も、その作品のクオリティが高まるのであれば何の問題も無いと思っている。

チョッピー
チョッピー

ストレートに地雷を踏み抜いている気がする。念のためにお伝えしておきますが個人の感想です。

なので、どうやら2022年の春に公開されるらしい「実写化」「オリキャラ」「原作改変」と一部の界隈では「禁忌」とされている要素が見事に3拍子揃っている「映画おそ松さん」なんかも「それでその作品が面白くなるならいいんじゃないの」と思っている。

「おそ松さん」が「Snow Man」主演で実写映画化! 2022年春公開 : 映画ニュース - 映画.com
人気アイドルグループ「SnowMan」が、人気アニメ「おそ松さん」を実写映画化する「映画おそ松さん」に主演することがわかった。「おそ松さん」は、故赤塚不二夫さんの名作漫画「おそ松くん」に登場する6つ子たちが、20歳を過ぎてもクズでニートで童
チョッピー
チョッピー

まぁ、でも、流石に「映画おそ松さん」に対しては「Snow Man を主役にするために3人オリキャラを追加するのは割り切り方がスゴイな…」と感じてはいます。(否定しているワケじゃないYo !)

得手不得手

僕がこんな風に「実写化」や「原作改変」や「オリキャラ」に対して寛容なのは、おそらく大学時代に「メディア変換」という講義を受けた経験があるからではないかと思う。

表現媒体=メディアにはそれぞれ特性がある。

たとえば本サイト『ふらとぴ』はブログ形式のメディアだ。

そのためテキストや画像を中心としたコンテンツの提供に優位性がある。たぶん。

一方、動画や音声を取り扱うのはそこまで得意ではない。たぶん。

なので『ふらとぴ』では動画や音声を取り扱う場合は、基本的に他のサイトにアップしたファイルを本サイトに埋め込む形としている。たぶん。いや、これはたぶんではない。確実にそうだ。(テキストや画像は直接表示している)

その他のメディアにもそれぞれ得手不得手がある。

なので、マンガや小説というメディアで展開されているコンテンツを他のメディアで展開する際には、そのコンテンツ自体を、新しく展開されるメディアの特性に合わせて改修し最適化させる判断は普通にあり得るだろう。

チョッピー
チョッピー

特に「メディアを変える事によって新たな客層を獲得したい場合」は新しいメディアの特性に合わせてコンテンツ自体を改修する必要性は高まる気がします。逆に、既存の顧客に対するファンサービスとして新しいメディアでコンテンツを展開する場合は、妙な改修は加えない方がいいのではないでしょうか。もちろん個人的見解です。

一億総クリエイター時代だから

僕が「メディア変換」の講義を受けたのは今から15年以上前の話だ。

その頃はおそらく「メディア関係の職に就く人」だけが上に書いたような「メディアの特性の違い」を意識していればいい時代だったと思う。

でも、この15年程でコンテンツ・メディアを取り巻く世界は激変した。

今や誰でもコンテンツを作れるし、それを簡単に発表もできる時代だ。

マーケティングの世界でも数年前から「UGC(User Generated Content)」という考え方が重要視されていると聞く。

UGCとは

プロフェッショナルではなく、パソコンの一般ユーザー(利用者)が作成する文章、音楽、映像などさまざまなデジタルコンテンツの総称。User Generated Contentの略。ユーザー作成コンテンツ、ユーザー生成コンテンツともいう。

UGCとは|コトバンク
チョッピー
チョッピー

「写真と一緒にハッシュタグをつけて Twitter に投稿した人に○○をプレゼント!」みたいなキャンペーンなんてまさにUGCを活用したマーケティングだと言えますね。

誰でもコンテンツを作れ、誰でもメディアを活用できるという時代。それは言い換えると「誰しもがメディアの特性を理解しなければいけない時代」なのかもしれない。

媒体も面白さの要素のひとつ

そんなことを考えながら様々なメディアを観ていると、面白い事に気付いた。

世の中には「動画」を主体としたメディアがたくさんある。

たとえば YouTube と TikTok 。単純に考えると別にどちらにも同じ動画を投稿しても良い気がする。どちらも動画を中心としたプラットフォームなのだし。

でも、おそらくそれだとダメなのだ。「YouTube の空気感の動画」を TikTok に投稿してもあまり面白くない。逆も然りだと思う。

実際、日本における「YouTuberの王」として名高いHIKAKIN氏、彼は YouTube と TikTok に同じ動画を投稿している場合がある(参考:HIKAKIN氏のYouTubeアカウント、HIKAKIN氏のTikTokアカウント)のだが…それを YouTube で観るのと TikTok で観るのでは面白さが全然違う。

一方、「さいきたむむ」という方は Twitter と TikTok 等で「ともだちはくま」というキャラクターのコンテンツを展開しているのだが、同じキャラクターを使っていながらも、それぞれのメディアに最適化されたコンテンツをアップしている。(参考:さいきたむむ氏のTwitter アカウント、さいきたむむ氏のTikTokアカウント

メディアが大量に存在する現在において、なにかしらのコンテンツを発表する際には「そのコンテンツとメディアの相性」を考えて面白さを考えなければいけないのだろうなぁ…と思った次第だ。

本日の締め

今回は僕の「何かを発表する際には、どこに発表するかも考える必要があるんだろうな」という考えを述べてみました。

まぁ、正直、何をいまさら…な話ではあると思うのです。

でも、今や誰しも SNS 等のメディアを活用する時代。あなたが普段使いしているメディアは、本当にあなたに合っているメディアなのでしょうか?

あらためて考え直しても良い気もします。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

しかし、コンテンツの面白さってホントに考える要素が多すぎますね。深すぎる世界だ。

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