こんにちは。運は良い方、チョッピーです。
10万円の行方
18歳以下への10万円給付の件が、連日、報道を賑わせている。
つい先日も、こんなニュースを目にした。
18歳以下への10万円相当の給付をめぐり、大阪 箕面市は全額を現金で給付する方針を決めました。
~ 中略 ~
今後、国の方針が固まり、10万円を一括で給付できることになれば、年内に全額を現金で給付する予定だということです。
18歳以下への10万円給付 大阪 箕面市は全額を現金給付 決定 | 新型コロナウイルス|NHKニュース
なるほど。
上に引用したNHKの記事によると、本記事掲載現在(2021年12月10日)国は本件に関して『5万円は現金、残りの5万円相当はクーポンを基本』だが『自治体の判断によって全額現金での給付も可能』という方針を出しているらしい。
それに則り、箕面市は『全額を現金で給付』という方針を打ち出したようだ。
箕面市の方針が実現されるのかどうかはわからない。ただ、どうやら今回の10万円給付は自治体ごとに「現金で一括給付になるか、それとも現金とクーポンの組み合わせでの給付になるか」が変わってきそうな情勢にあるのは確かなようだ。
シンプルな市民感情としては現金一括給付のほうが望ましい気はする。ただ、それが叶うかどうかは国と自治体の判断次第である。
たまたま住んでいる場所の違いによって、給付される方式まで変わってしまうのは不公平な気もする。だが、それは今回の給付に限った話でもない。自治体によって行政サービスの内容などが異なるのはままある。
我々国民としては行政、自治体の判断を待つしかない。
チョッピーの家庭には18歳以下の人はいないので、いずれにせよ10万円はもらえないのですけどね。
偶然の影響度
僕は今、上に引用した記事で話題に上った大阪府箕面市に住んでいる。
ここに移り住んでから、もう2年半以上の月日が経つ。
先日の記事(『Daily Choppy !』第863回↓)にも書いた通り箕面市に移り住んだのは偶然だ。
その前は愛知県の名古屋市で暮らしていた。
その前は神奈川県の横浜市。
その前は中国の大連。
その前は神奈川県の横浜市。
その前は大阪府の大阪市。
その前は神奈川県の横浜市。
その前は大分県の別府市だ。
結構、いろいろな土地を転々としている。
だが、これらの居住地は基本的に僕の意思によって選ばれたわけではない。すべて「出身地」か「(前職の)会社の都合」によるものである。
別府市の次に移り住んだ横浜だけは「関東をメインに事業を行っている会社を中心に就活をした結果」なので、僕の意思がいくらか多めに含まれてはいます。それでも、最終的に住む場所が横浜に決まったのは僕の意向ではありませんが…。(東京・大阪になる可能性もあった)
言ってしまえば、僕は自分の住む場所をすべて偶然に任せて決めているのだ。
居住地すらも、10万円給付の方式と同じく自分では選べない(こともある)。
人生において「偶然」の及ぼす影響はとても大きいと言えるのかもしれない。
コロナ禍が僕たちから奪ったもの
早いもので、コロナ禍が始まってからすでに2年近くが経つ。
本サイト『ふらとぴ』の運営が始まったのは2年半くらい前から。本サイトは基本的にコロナ禍の中で運営されているわけだ。
それでも、最初の半年くらいはコロナとは何の関係もない状態で運営をしていた。
その頃と現在を比べてみると(色々な変化はあるが)コロナ禍が『ふらとぴ』にもたらした影響の中で、一番大きなインパクトを与えたのは「偶然」の消失であるように思える。
「偶然」の消失? なにそれ?
説明しよう。
今から振り返ると、実は『ふらとぴ』はかなり多くの偶然に助けられて、ここまで運営が続けられてきたように思えるのだ。
というのも、コロナ禍が本格的に始まるまでは、僕は障害福祉系やビジネス系のイベントにそれなりに積極的に参加していた。
ノアノアグループはそこで偶然、社長とお知り合いになれた事をきっかけに掲載に至ったし、『田中泰延&チョッピーの「面白い話をしよう」』で僕の対談相手になって頂いた田中泰延さんとの初対面もそれだった。
『田中泰延&チョッピーの「面白い話をしよう」』 を読んでふらとぴクリエイターに参加して頂いたぢーこさんとPicturize labさんも、その偶然の系譜に連なっていると言えるかもしれない。
また、多機能べっぷ優ゆう作業所も、たまたま2020年のお正月に僕が別府に帰省した際に知り合った方が、施設の方と知り合いだったことが掲載のキッカケだ。
そもそも、本サイト「ふらとぴ」すら、僕ことチョッピーとふらとぴ編集部の横道それ夫がたまたま語り合った事をキッカケに立ち上げられているのだ。(『Daily Choppy !』第2回↓参照)
このように、本サイト『ふらとぴ』は、そのほとんど全てが偶然によって作り上げられているといえなくもない。
『ふらとぴ』にとって「偶然」はそれほど重要なファクターだったのだ。
ところが、コロナ禍によって各種のイベントが開催中止となり、自由な移動すらも制限されてしまった結果、僕たちは「偶然」を得る機会を失ってしまった。
以上が僕の言うところの「偶然」の消失である。
偶然を引き寄せろ!
最近はコロナ禍は小康状態にあるように思える。少なくとも日本に限って言えば。
ただ、近い将来に新型コロナウイルスが第6波として猛威を振るう可能性も無いとは言えない。
また、仮にこのままコロナ禍が収まったとしても、2年近くに渡るウィズコロナ期間に定着した新しいライフスタイルが完全にコロナ以前のモノに戻るとも思えない。
おそらく、アフターコロナにおいてもテレワークは活用されると思う。『ふらとぴ』においても基本はテレワークで業務を進めるつもりだ。
『ふらとぴ』はそもそもコロナ禍以前からテレワークが主体でしたので。
テレワークは決まった業務を進めていくのには何の支障もないが、おそらく、偶然の発生確率は低い。アジェンダ外の出来事が起こりにくいように思える。
「計画的偶発性理論」という理論がある。
「計画された偶発性理論」(Planned Happenstance Theory)とは、米スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提唱したキャリア理論で、個人のキャリア形成は予期せぬ偶発的な出来事に大きく影響されるものであり、その偶然に対して最善を尽くし、より積極的な対応を積み重ねることによってステップアップできるという考え方です。
計画された偶発性理論とは|コトバンク
これは個人のキャリアに関する理論だが、それと似たような話が組織にも適応できるのかもしれない。
今後の世界がウィズコロナのままなのか、それともアフターコロナに移行するのか。それは僕にはわからない。
いずれにしても、今よりも多くの偶然を手にできるような行動を心がけていきたい。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
偶然は待っていても降ってきませんね。「犬も歩けば棒に当たる」の精神で色々とウロウロしてみようと思います。