こんにちは。花椒大好き、チョッピーです。
そういうのでいいのかなぁ
インターネットを嗜む人であれば、誰しも一度は「こういうのでいいんだよ」というセリフを目にした事があるのではないだろうか。
もし見た事が無ければ「こちらのリンク」をどうぞ。「こういうのでいいんだよ」のGoogle検索結果です。
この言葉、上のリンクにも多く示されているのだが、おそらく『孤独のグルメ』の主人公、井之頭五郎の発言が元ネタだ。
この発言に至るまでの状況を軽く説明すると以下の通り。
- 井之頭五郎は昼食をとるために洋食店に入る
- お店は険悪な雰囲気で、食事のクオリティもあまり期待できそうにない
- 井之頭五郎はとりあえずランチを頼む
- 届けられたランチの内容は「ケチャップベースのソースがかかったハンバーグ、目玉焼き、ポテトフライ、カレー味のスパゲティ」とベーシックかつ意外と美味しそうだった
- それをみた井之頭五郎は『ほー いいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので』と心の中でつぶやく
つまり、井之頭五郎は「特に奇抜ではない食事メニュー」を見て「こういうのでいいんだよ」と言ったわけだ。
ネット上でもこれにならった使われ方をしているように思える。
つまり「ベーシックだけど良いモノ」を見かけた時に「こういうのでいいんだよ」と言っているわけだ。
おそらく多くの方は「ベーシックな安心感」が好きなのだろう。だから「こういうのでいいんだよ」という意見になる。
だが、僕個人としては、ほとんどこの意見に同意した事がない。僕は「ベーシックな安心感」があまり好きではないのだ。
とにかく何かワンポイントでもいいので奇抜な刺激が欲しい。たとえば唐辛子をぶちまけてみたりとか…脂を異様に使ってみたりとか…。
だからチョッピーは四川料理やラーメン二郎などが好きです。また、朝ごはんのおかずとして鷹の爪をそのままかじったりしています。
大通りを作り出せ
僕ことチョッピーは本サイト『ふらとぴ』の運営者である。
サイト運営者としては当たり前の話かもしれないが、とにかく『ふらとぴ』にアクセスを集めなければいけないなぁ…という気持ちがある。
とは言っても『ふらとぴ』は他の多くのサイトと違って Google広告やアフェリエイトなどを利用しているわけではない。そのためアクセス数が増えたところで直ちに売上が増えるわけでもない。
一時期は『ふらとぴ』でもGoogle広告を利用していました。広告費のためというよりも宣伝が掲載されていた方がサイトが華やかになるかな…という考えからです。「枯れ木も山の賑わい」的な。ところが、ある時から広告の出しゃばり方が目に余るレベルになってきたので全て削除しました。「枯れ木」どころか「ゴミ屋敷のゴミ」くらいに自己主張してきたので…。
では、なぜアクセス数を増やしたいと考えているのか。それは一にも二にも『ふらとぴ』の運営目的のひとつである「障害福祉施設・授産製品のPR」のためだ。
『ふらとぴ』には障害福祉施設の紹介ページや授産製品のPRコンテンツが掲載されているのです。なお、これらのページ経由で授産製品が売れても『ふらとぴ』には1円も入りませんのでご安心ください。「そもそも授産製品ってなぁに?」という方は「こちらのページ」をどうぞ。
別に授産製品に限らないとは思うのだが、なにかしらのPRをするためには、そもそも、その媒体に多くの人が集まっていないと話にならない。
看板を出すなら大通りに出さなければ意味が無いのだ。誰も通らない獣道に看板を出しても何の意味もない。
逆に言うと、看板を運営している事業者は、その看板を設置する道を人通りの多い大通りへと成長させなければならない。
意外なお言葉
『ふらとぴ』に多くの人を集めるためには、とにかくコンテンツの質・量を高めていく必要がある。
とはいっても、それはニュースサイト的な方向性…つまり速報性のある情報を常に追う形では意味がない。
『ふらとぴ』ではエンタメ性や芸術性の高いコンテンツを作り、掲載していかなければならない。そして『ふらとぴ』自体を好きになって頂き、最終的には各種PRコンテンツまでたどり着いて頂かなければいけない。
それらしい言い方をすると速報性のあるコンテンツばかり作っていると、直帰率が上がってしまい、サイト内回遊が果たせないと思っているのです。速報性が大事なサイトで、過去のコンテンツを読む理由はありませんからね…。
これを実現するための具体的な方法は『自分が味わって面白いと思えるコンテンツを作る』しかない。
そんな考えで僕は日々、サイト運営・コンテンツ作成をしているのだが…昨日、ふらとぴ編集部内のコンテンツレビュー時のコメントに、まるで予想していなかったものを頂けた。
夜の朝ごはんセット、くそ美味そうです!!!!!
これは前回の『Daily Choppy !』(第952回)に掲載されていた「夜の朝ごはんセット」に対する感想である。再掲してみよう。
この料理、個人的には作っている時も食べている時も「味は普通に美味しいけど、特に面白みは無いなぁ…」と思っていた。
実際、前回の『Daily Choppy !』にも『普通に美味しいだけの夕飯です』とか『味わいには特筆すべきようなモノはありません。皆さんが想像するベーコンエッグとサラダの味です』などの気合の入っていないコメントを書いている。
しかし、僕の考えとは裏腹に横道それ夫からは高評価を頂けた。逆に僕が「これは良い!」と思った料理は横道それ夫からは『大丈夫やろか…』とのお言葉を頂いている。
やはり、人は基本的にはベーシックなモノを好むのかもしれない。
誰もが楽しめるモノを
刺激的なモノが好きな僕ではあるが、思い返してみると、マンガ等においてはいわゆる「王道モノ」も好きだ。
「どの作品が王道で、どの作品がそうではないか」には諸説ありますので具体的な作品名は挙げません。いわゆる「友情・努力・勝利」的な作品がそれにあたるのではないかとチョッピーは考えています。
かと言って、使い古された展開ばかりだと何も面白みを感じ取れない。
しかしながら、僕が好む様な刺激的なモノばかりを作っていても多くの人が楽しめるモノにはならない。
『大丈夫やろか…』と言われてしまいます。
多くの人はどうやら「こういうのでいいんだよ」が好きなようだ。僕もそれは嫌いではない。
となると「自分が味わって面白いと思えるコンテンツを作る」と「多くの人を集める」の両立を図らなければいけない立場の僕が作るべきコンテンツは「こういうのでいいんだよ」に「刺激」を加えたモノ…となりそうだ。
今までは基本的に『自分が味わって面白いと思えるコンテンツ』を作る事だけに注力していた。今後は「それを満たしながらも多くの人が喜ぶであろうベーシックさ」も意識してコンテンツを作ってみたいと思う。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
King Gnu ・米津玄師・星野源などは『自分が好きで、かつ大衆受けもするコンテンツ』を極めて高レベルで実現できているように思えます。…もしかすると、日本人向けにアレンジされた中華料理なんかも、同じなのかもしれませんね。