こんにちは。久しぶりに中国に旅行に行きたい、チョッピーです。
そこも含めてかわいいのだが
前回の年末年始、実家に帰省したら、そこには猫がいた。
猫はいい。
なんと言っても見た目がいい。
「愛玩動物」にカテゴライズされるだけはある。
若干、ひっかかる物言いだね。まるで「見た目以外は良くない」と言っているようだ。
そんなつもりはない。
だが、確かに「猫には悪いところはないのか?」と問われれば…個人的には「悪いところもある」と答えざるを得ないと思っている。
たとえば猫は愛玩動物なんて言われている割に、攻撃力が高い。
僕がまだ実家で暮らしていた時にも、そこには猫がいた。今の猫の先代の猫だ。
僕はその猫に引っかかれたり、噛みつかれたりしたことが何度もある。ひどい場合には流血の惨事になったりもしていた。
どうせ余計なことばかりしてたんでしょ。変なちょっかいを出すとか、しっぽを踏むとか…。
そんな事はない。
確かに不注意でしっぽを踏んでしまった事はある。だが、猫が引っかいたり噛みついたりしてくるのは、そんな分かりやすい場合だけではない。
ただ、撫でているだけなのに、突然、噛みついてくる。そんな場合も珍しくはない。
おそらく「撫でられたくないところを撫でられた」や「特に理由なく気に入らなかった」などの、猫にしかわからない理由はあったのだろうけれど…。
日米の違い?
日本時間の3月28日にアメリカで開催されたアカデミー賞が話題だ。
残念ながら、受賞作などとは違う理由で。
アメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞は日本時間の28日、各賞が発表されました。この授賞式で俳優のウィル・スミスさんがステージ上でコメディアンのクリス・ロックさんを平手打ちする騒ぎがありました。
ウィル・スミスさん“妻の容姿”発言のプレゼンターに平手打ち | NHK | エンタメ
この件、僕がザっとニュース等を眺めた限りでは、日米で大きく評価が分かれているように思える。
ザックリ言って、アメリカでは「ウィル・スミスを非難する論調」が優勢で、日本では「ウィル・スミスを擁護する論調」が優勢な様だ。
もちろんアメリカにも「ウィル・スミスを擁護する意見」はあるようですし、日本にも「ウィル・スミスを批判する意見」はあるようです。気になる方は「ウィル・スミス 平手打ち」などのワードで検索すると色々なニュース記事等が出てきますので、それらをお読みください。
もちろんニュース記事に限らず、この件はSNSでも大きな話題を集めている。
僕は英語が得意ではないので、英語話者の方々がどの様な意見・会話を繰り広げているのかはわからない。
少なくとも日本語の意見・会話をザっと眺めた限りでは、やはり「ウィル・スミスを擁護する論調」が多いように思える。
また、それだけではなく「侮辱的な発言・態度を向けられた際には、迅速に反撃をする必要があるんだなぁ」という様な「自分がウィル・スミスと同じような状況に置かれた場合の対応」を考えている人などもいるように思えた。
他人事の様に評しているけど、チョッピー自身はどう考えているの?
僕?
僕は…もちろん、今回のウィル・スミスの対応に関して僕個人の意見はあるけれども、正直なところ、僕はそれよりも「自分がクリス・ロックの立場だったら?」という観点から、今回の件を考えている。
人の振り見て
今回の件、BBC NEWS JAPANの記事によればクリス・ロック自身はウィル・スミスから平手打ちを受けた後に『わあ、わあ、たったいまウィル・スミスにひっぱたかれたよ』『今のはテレビ史上最高の夜だったね』と発言しているという。
少なくとも該当のジョークに関してクリス・ロックがジョークの対象となったピンケット・スミス(=ウィル・スミスの妻)やウィル・スミスに対して謝罪したというニュースは、本記事掲載時点(2022年3月30日)では、僕は見付けられていない。
また、このジョークに対してアメリカ国内で批判が殺到している…という状況でもないようだ。
僕個人の感性と照らし合わせると、今回のジョークは悪質なモノであり、少なくともその関係者を激怒させる可能性は十二分にあるモノだと感じる。
だが、クリス・ロック本人や、アメリカの社会が僕と同じ感性を持っているかはわからない。
もしかすると、アメリカの文化的には、該当のジョークは「社会的に許容されるべきモノ」なのかもしれない。
「自分としては何の問題もないと感じ、さらに、社会的にも許容されるジョーク」であったとしても、その対象者とされた人が傷つく可能性は当然、ある。さらに、その配偶者が殴りかかってくる可能性すらある。
SNSなどの情報発信ツールが発展した昨今、個人的には、僕達はウィル・スミスではなくクリス・ロックになってしまう可能性の方が高いのではないか…と感じる。
それを是と捉えるか。否と捉えるか。
否と捉える場合、そうならないためには何に注意すればよいのか。
また、もし仮にジョークで激怒した相手から平手打ちを食らった場合、僕達はそれにどう対応すべきなのか。
こちらの意思はさておき
昔、中国にいた時に、中国語で「すみません」は「対不起(ドゥィブチ)」だと習った。
だが、「対不起(ドゥィブチ)」は「全責任が自分にある事を認めた上での謝罪の意」だ。そのため、同時にもっとライトな謝罪の言葉として「不好意思(ブーハオイース)」というモノもあると習った。
「不好意思(ブーハオイース)」は日本語に訳すと「そんなつもりではなかった」みたいな意味だ。
つまり「迷惑をかけた事は申し訳なく思うが、それは不可抗力なのだ」というニュアンス。要はコミュニケーションを円滑にするための謝罪の言葉だ。
意図せず誰かの肩と自分の肩がぶつかってしまった。そんな場合は「不好意思(ブーハオイース)」と言えば、相手も許してくれる場合が多いだろう。
だが、意図せず自分の言葉で誰かを傷つけてしまった時。そんな場合にも「不好意思(ブーハオイース)」は効力を発揮するのだろうか。僕にはよくわからない。
昔、僕の実家にいた猫の場合は、そんな言葉を待つまでもなく、引っかき、噛みついてきた。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
「不好意思」は、習ったその日に街で実際に言われたので、今でもよく覚えています。