こんにちは。山崎まさよし好き、チョッピーです。
ナンとカレーなダンス
SEKAI NO OWARI の新曲の MV が YouTube に公開されていた。
この曲、CLAMP がヤングマガジンおよび別冊少年マガジンで連載していた『xxxHOLiC』の実写映画版の主題歌だ。
曲調はクールでアイロニーな雰囲気を感じさせるダウナー系のロックソング。とてもカッコいい。
SEKAI NO OWARI は『スターライトパレード』『RPG』『スノーマジックファンタジー』『炎と森のカーニバル』『Dragon Night』『RAIN』などファンタジックな曲調の楽曲が有名だと思う。
だが、彼らの楽曲には『ANTI-HERO』や『Death Disco』、あるいは今回の楽曲の様なクールでハードな作品もある。アーティストとしての幅が広くてスゴい、と思う。
…と、この曲は、それを起点に色々とうんちくが語れそうな楽曲なのだが…これら全ての情報を吹き飛ばすくらい、MVの印象が強い。
是非、上に貼り付けた動画を少しだけでもいいので再生してみて欲しい。
時間がないなら01:00あたりから03:00くらいまでの2分間くらいでもいいので。
きっと、その特徴的なダンスに目が奪われるハズだ。
僕は初見から
ボ、ボリウッド! これは完全にボリウッドダンスじゃないか!
と衝撃を受けた。
ボリウッドダンスとは
インド映画のミュージカル場面に登場するダンスの総称。インドの古典的舞踊にヒップホップやフォークダンスなどのさまざまな要素を取り入れたもので、特に定型はない。通常、明るい音楽に合わせて大人数で踊る。
ボリウッドダンスとは|コトバンク
ボリウッドダンス。
僕はコレがかなり好き。定期的にそれ関連の動画を観て楽しんでいる。
例として日本で比較的有名だと思われるボリウッドダンスの動画を2つ貼り付けてみる。
どちらも観ているだけでハッピーな気持ちになってくる。
まさか SEKAI NO OWRI がこのエッセンスを取り入れてくるとは思わなかったが…。
「エッセンスを取り入れる」というか…ストレートに言えば個人的には『Habit』は全体的な世界観から具体的なダンスの振り付けまで、かなり『Galti Se Mistake』を参考にしているのではないかと感じています。全然、違ったらスミマセン。
ボリウッドダンスは、日本の文化で育った僕の感性に照らし合わせると、かなり独特な世界観のダンスのように見える。
が、そのクオリティは恐ろしく高い。
僕にはダンスの素養があるわけではない。しかし、さすがにそのクオリティの高さくらいはわかる。
マネしようとしても絶対にマネできないだろう。
これを日本の文化…J-POPに組み込んだ今回の SEKAI NO OWARI の新曲の MV は極めて中毒性が高い。
まさに『Habit』だ。
現在は本当に、世界の多様な文化がタップひとつで簡単に楽しめる良い時代になったと思う。
文理大学とかあるし
世の中には2種類の人間がいる。
俺か、俺以外か。
それもそうだけど、今回は違う。
分類法の中でも極めて古典的で、多くの方がそのどちらかに分けられた事があるであろうモノ。
ズバリ、文系か、理系か…だ。
確かに高校に行った人はそこで「文系」と「理系」に分けられるよね。チョッピーはどっちなの?
僕? 僕かぁ…。
自分で言っておきながらアレなんだけど、実は僕は自分が文系なのか理系なのかイマイチわかっていない。
なんだそりゃ。
いや、というのも、僕は高校・大学と文系を選んでいるのだけれど、社会人になってからはシステムエンジニアという理系職で11年間働いていたのだ。さらに、今はコンテンツ作成という、どちらかと言えば文系っぽいお仕事を3年程、続けている。
合計すると文系の経験が10年で、理系の経験が11年あるのだ。
そんなわけで、自分がどちらに属する人間なのかがイマイチよくわからない。
文理のハイブリッド型…いわば僕はそんな存在…なのかもしれない。
ハイブリッドなんて、良いように言いやがって。「どっちつかず」と言え!
そうとも言える。
偏見
そんな僕も大学を卒業するまでは完全に文系だった。
ところが卒業後に新卒入社した会社は、社員の7割くらいが理系の人材で占められていた。
これはド文系型の人材だった僕にとっては、カルチャーショックを多く受けるに十分な条件だった。
あくまでも僕の印象だが、理系の方は「真実はいつも一つ」という発想で世界を捉えている方が多いのではないかと思う。
理系の学問は基本的に公理や定理をベースに世界の真理を究明していくモノであるように思えるので、そのような発想になるのではないだろうか。
チョッピーは大学等で理系学問を履修した経験がありません。そのため、上の理解は見当はずれなモノである可能性も高いです。あくまでも僕の印象・想像としてお聞きいただければ幸いです。
一方、文系の方は「真実は多様である」という発想をベースにした世界の捉え方をしている方が多いのではないかと思う。
特に文化相対主義あたりを学んだ方は、そのような世界観が頭に沁みついているのではないだろうか。
もちろん文系学問も「真実を追求している」という点では理系学問と共通するところは多いと思います。ただ、個人的な見解としては少なくとも「個々の認識」に関しては「多様である」という前提があるのではないかな…と思います。
さて、僕ことチョッピーの感じる「文系と理系の違い」について書いてみた訳だが…これは別に「だから理系の方が良いよね」とか「だから文系の方が良いよね」と言いたいから書いたわけではない。
単純に「そんな違いがあるよね」という事実の確認のために書いただけだ。
歌詞
文系には「文系の世界観」がある。
同様に理系には「理系の世界観」がある。
それらと同じ様に「日本には日本の世界観」があり「各国には各国それぞれの世界観」があるのだろう。
個人的には、これらの違いに優劣はつけない方が良いと思っている。
そちらの方が人生を楽しめるのではないだろうか。金子みすゞではないけれど。
実際、今回の記事の冒頭で紹介した SEKAI NO OWARI の『Habit』の MV は、J-POPとボリウッドダンスという違う世界観を混ぜ合わせて作られている。(ように僕には思える)
これは「J-POPの方が優れている」や「ボリウッドダンスの方が優れている」という価値判断の持ち主には出来ない芸当だろう。
結果、僕はこの MV にドはまりした。
そう言えば映像のインパクトに押されて意識できていなかったのだが『Habit』は、その歌詞にも含蓄がある。
俺たちはもっと曖昧で
SEKAI NO OWARI Habit 歌詞|歌ネット
複雑で不明瞭なナニカ
悟ったふりして驕るなよ
君に君を分類する能力なんてない
なるほどなぁ。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
映画でも音楽でも小説でも、やっぱりプロの作る作品はスゴいですよね。