こんにちは。ミュージシャン大好き、チョッピーです。
特典って難しいよね
えぇ~!?
思わず叫んでしまった。
どうしたの?
妻が当然の疑問の声を上げる。
ちょっと見てよ、これ。
1月15日(日)から1月29日(日)の終映までの期間限定で、『FILM RED』本編の後にフィナーレ映像を上映。この期間に映画を鑑賞した方しか見られない特別な限定映像となっています!
ついに終映!フィナーレ企画大発表!|『ONE PIECE FILM RED』公式サイト
えぇ~、これはちょっと…アレだねぇ…。
でしょ!?
どうやら昨年大ヒットした映画『ONE PIECE FIML RED』が1月29日に公開終了を迎えるらしい。
ただ、僕達が「ちょっとアレ」だと感じたのはそれではなくて「期間限定のフィナーレ映像」の方だ。
今回、それに向けて以下の3つのキャンペーンが開催されるらしい。
- フィナーレ映像上映
- THANK YOUグッズ配布
- 「フィナーレ大宴」舞台挨拶&全国LV中継
このうちグッズと舞台挨拶には僕は興味がないのでどうでもいいのだが…フィナーレ映像?
えぇ~、それなに?
もしかして物語のエピローグ的な追加エピソードが流されたりするの?
だったら…物語を自分の中でキチッと終わらせるためにもう一回、観に行かなきゃいけないじゃん…すでに一回、観ているのに…。
てことは、そのためにまた映画1回分のお金を払うの?
えぇえ~!?
それはちょっと…承服できないな…。
クソ特典マーケティングに魂を売ったクソ無能映画スタッフ共め…。特典が付いていない時期に映画を観に行った観客をどこまでも愚弄しやがって…。
と、徐々に怒りのボルテージが上がっていってしまったのだが…
あ、でも、これ見てよ。
映像では、麦わらの一味声優陣、歌姫・ウタのボイスキャストを務めた名塚佳織、歌唱キャストを務めたAdo、ゴードン役の津田健次郎、さらに楽曲配信時には各種音楽チャートを席巻した本作の主題歌・劇中歌の楽曲提供アーティストたち、谷口悟朗監督、原作者・尾田栄一郎のサインやコメントが次々と映し出されます。
ついに終映!フィナーレ企画大発表!|『ONE PIECE FILM RED』公式サイト
サインや…コメント…?
物語のエピローグみたいな感じじゃないみたいよ。
じゃあ、いいか。
物語本編に影響を及ぼさないのであれば、いくらでもやって頂いて構わない。
それは僕にとって「映画をもう一度観ないと損」なモノではなくて「映画をもう一度観るとお得」であるモノだから。
さすがONE PIECE の映画スタッフはわかってるなぁ~。よ! 超絶有能集団!
僕の手首はゴムより柔い。
オリジナル
久しぶりに『ONE PIECE FILM RED』のニュースを読んだので、作業中のBGMもその音楽にしたくなった。
そこで妻が少し前に
FAKE TYPEが歌ってる『ウタカタララバイ』がお店のBGMで流れてたよ
と言っていたことを思い出した。
『ウタカタララバイ』と言えば『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌でも屈指の難易度を誇る一曲だ。
この歌の難しさは一聴して分かると思う。
歌を構成する全ての要素があらゆる意味で難しいが、特に譜割りが変態的すぎる。
この変態的な楽曲を提供したFAKE TYPE自身によるセルフカバー…。
これは聴いてみたい! いや、聴かねば!
ぎょえええぇえ~!!!
結果、そのクオリティのあまりの高さにより「魚影」と叫びながら爆発四散してしまった。
別物
いやー、スゴい。ホントにスゴい。
もちろん『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌としてどちらのバージョンの方が適しているか…と問われれば、それは間違いなく Ado バージョンだと思う。クオリティの程度という観点ではなく表現の方向性という観点から。
Ado バージョンは作中で『ウタカタララバイ』を歌うキャラクターであるところのウタの二面性や繊細さなどが丁寧に表現されていると思いますので。
一方、FAKE TYPE バージョンはそれよりもファンキーな歌い方になっている気がする。
道化師的というか、色々なモノを軽く笑い飛ばして楽しく生きていこうぜ…みたいな。これはウタのキャラクター性とは合致しない(と僕は思う)。
ただ、FAKE TYPE の楽曲としてはこれ以上ないくらい適切な歌い方だと思う。彼ら自身のキャラクター性というかブランディングというか、売り方?の方向性はそちらのように思えるからだ。
気になる方は FAKE TYPEの他の楽曲などを確認してみてください。
いやー、もう、ホントに凄いなぁ。
得るモノ多すぎ
と、スゴいスゴいと感嘆しながら何度かこの2曲を繰り返し聴いていると、Ado バージョンの歌い方や、楽曲自体についての新しい発見もいくつかあった。
え、ここにもビブラートかかってるのか…。
とか
あれ、後ろで電子音のリフが何度も流れている…?
とかだ。
別々のミュージシャンが歌う同じ歌を聴き比べると、もしかすると学びが多いのかもしれない。
いやぁ…。
表現、マーケティング、学び…。
セルフカバーを一曲新しく聴いただけで、本当に色々な事を考えてしまった。
ミュージシャンって、本当に凄いなぁ。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
毎日食べられるお手軽なお食事を作る人もスゴいですけど、ごくまれに食べる超ハイクオリティで豪勢な料理を作る人も、どちらもスゴいですね。