こんにちは。既にエアコンをつけることに躊躇いがありません。横道それ夫です。
6月も折り返し。暑い日々いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回の記事は前回と合わせた前後編となっております。
↓こちらをお読みいただくと今回の内容がより分かりやすいかもしれません。
といわけで、懐古記事と笑わば笑え。『ワイルドアームズ』について語る後編です。
WILD ARMS Alter code:F
PS2で発売されました。出たのは本作が先ですが、僕は後述する4thの後にプレイしました。
ちょっとネガティブですけど、作品全体のテンポ(主にローディング)があまりよろしくなかった思い出があります。確か片面2層ディスクだったんだよなぁ。
完全新作ではなく初代『ワイルドアームズ』をベースにしたリメイク作品です、一応。
スタッフ曰くタイトルの「F」はフェイクのFだそうで、新解釈あるいは別解釈の初代みたいな位置づけなのだそうです。なので厳密にはリメイクではない。
実際、初代とは結構違った部分も多かったはずなのですが、記憶の中で両者がごっちゃになってストーリーの違いはうろ覚えです。
カラミティ・ジェーンがパーティに入りますよね!
2nd以降の伝統に則り、本作でも麻生かほ里さんがボーカルを担当した楽曲が使用されており、こちらはハッキリと印象に残っています。エンディングの『足跡』はアニメ演出も相まって最高ですね。
オープニングは初代と同じく『荒野の果てへ』。っぱコレよ!と思わせてくれる楽曲です。
本作までの楽曲はすべてなるけみちこさん作曲(作詞も)によるものです。僕の中のワイルドアームズの思い出は6割くらい彼女の楽曲で占められている気がします。そういえば、某動画配信サイトの影響で本作楽曲の『斬り姫』だけ知ってる人がいるとかいないとか。
WILD ARMS the 4th Detonator
本作もPS2で発売。世間的にはやや不評な本作ですが、僕はシリーズでもお気に入り上位です。
さて、本作を語るうえで、パーティキャラのひとり「ラクウェル=アップルゲイト」に触れずにはいられないでしょう。
本作の戦闘バランスはとっても尖っていて、突き詰めると「できるだけ早くラクウェルに行動順を回し、ラクウェルの通常攻撃で敵を殴り倒すゲー」になります。
システムの寵愛を一身に受けた彼女の一撃は、ラスボスだろうが隠しボスだろうがホントに一撃で沈めます。
ねぇ待って 君だけダメージ ディスガイア
また、彼女は戦闘での活躍以外に、物語上でも非常に特殊な扱いを受けていました。
エンディングテーマ『as time goes by 〜僕等は忘れない〜』は彼女のための曲と言っても過言ではないでしょう。
良くも(物語)、悪くも(戦闘)、ラクウェルにはじまり、ラクウェルに終わるのです。
ところで、本作はもともとアニメ化などのメディアミックスが計画されていながらも、本作の納期・開発期間など様々な大人の事情でそれが叶わなかった不遇の作品※1でもあります。
ゲーム本編の内容も大きくカットされた※2とかで、もしそれらがすべて制作者のイメージ通りに作りあげられて世に出ていたら、『ワイルドアームズ』シリーズには今と少し違う未来があったのかもしれません。
※1,2…攻略本の巻末インタビューにそう書いてあったはず、という曖昧な記憶によるソース
オープニングは『空を見上げる君がいるから』。曲は歴代でも屈指の名曲。しかしアニメーションの質は歴代で一番残念な出来…。この辺も本作の評価が低くなった原因か…。
本作の通常戦闘BGM『ガンブレイズ』は僕のゲーム史上最高の通常戦闘BGM!作曲したなるけみちこさんも、サントラのライナーノーツに「ゲーム中で一番聴く回数の多い曲だから一番カッコいい曲にした」と書いてありました。さすが!!
なお本作制作中に、なるけみちこさんは体調不良に。なので複数の作曲者が本作には参加しています。
WILD ARMS the Vth Vanguard
こちらもPS2で発売。据え置きハード最後の『ワイルドアームズ』です。
先に言います。本作については、いわゆるエアプです。
発売日に購入するも、序盤で早々に投げました。その…ロードが長くて…。
本作は『ワイルドアームズ』シリーズの10周年記念作品として発売されました。
でも…ここまでの作品に携わってた主要スタッフがいないんですよね…。
歴代のシナリオを担当していた金子彰史さんはプロデューサーに、2nd以降作品に花を添えていた麻生かほ里さん&なるけみちこさんのタッグも不在。
10周年記念作品でスタッフ一新するなよ!そういうのは6thでやれよ!
当時の僕はそんな風に思ったんですねぇ。今となっては懐かしい。
ちなみに本作の主題歌はボーカル・作詞を水樹奈々さん、作曲を上松範康さんが担当されています。
このお二人は後に『ワイルドアームズ』シリーズの遺伝子を引き継いだ、アニメ『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズに大きく関わることになるのですが、それはまた別のお話。
オープニングではシリーズ伝統のアニメーションが廃止されました。そうじゃないんだよ……。
結局ストーリーの全容は知らずにいます。何かしらの方法で現行機で遊べるなら、やってみたいなぁと思うんですけどね。
WILD ARMS XF(クロスファイア)
RPGからシミュレーションゲームに姿を変え、PSPで発売されました。
シナリオに金子彰史さん、主題歌の作詞になるけみちこさんが帰ってきました。
というわけで期待に胸ふくらまし、「嘘」を嫌う主人公クラリッサが人々を助けるためにあえて「嘘」をつくところまではプレイしました。
それ、序盤や。
5thに続き、僕のなかの『ワイルドアームズ』は麻生かほ里さんのボーカルとなるけみちこさんの楽曲で成立していたのだと改めて思い知らされた作品です。
オープニングは『本気の嘘』。ワイルドアームズ節を感じさせる歌詞ではあります。
ジャンル変更、ハードも携帯機に。なんか違うんだよなぁと思ったのは僕だけではなかったのかもしれません。『ワイルドアームズ』を冠する最終作になってしまいました。
スマホゲー(既にサービス終了)があるって?知らんなぁ。
おわりに
後半はちょっとネガティブな内容が多めになってしまいましたが、それも含めて『ワイルドアームズ』シリーズは僕の記憶に鮮烈に残った作品群です。
残念ながら、この4月にはシリーズを手掛けたスタジオが事実上の解散となりました。なので…まぁリメイク・リマスター・続編の目はほぼゼロだと思います…。
が、『百英雄伝』みたいな例もあるので、シリーズファンとしては、いつか再び『ワイルドアームズ』に巡り合える日を願ってやみません。
今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!
好きな順を聞かれたら、3rd>4th≧2nd>F>1st>(未クリアの壁)>5th=XFですかねぇ。