山頭火さんは、旅の中、佐世保港を望む長崎県今福町にいます。
咋日泊まった、松原という場所から、二里(8キロ弱)南へ下って来たようです。
忘れようとするその顔の泣いてゐる
日記では句の後に(夢)の記載があります。
寝覚の悪そうな句ですね。
自分では忘れたと思っていても、実は、脳には残っている、
その記憶が、引き出せなくなっているだけ、と聞いたことがあります。
記憶が何に紐付いているかが重要なんですかね。
山頭火さんの夢に出てきた人は、悲しい出来事に紐づいてるんでしょうか。
嬉し涙とは考えにくいです。
私にも、忘れた頃に夢に出てくる人がいます。
ただ、私にはその人と実際に会った記憶がありません。
夢の中でしか会ったことがありません。
実際はどこかで会った事があるのに、忘れているだけかもしれないのですが、
思い出せないんです。
というか、夢の中で、あっ、また会ったな、と思ったことは憶えているのですが、目が覚めえると、その顔をはっきり思い出せません。
泣き顔でないといいんですが。
一度、その夢を見て目が覚めたとき時、うなされてたよ、と言われたことがあります。
山頭火さんも、うなされていたかもしれませんね。
まあ、私の場合、うなされてたよ、と教えてくれた人が誰だったのかも忘れているので、紐の結び目がゆるすぎるのかもしれません。
確かに暗記系の成績は悪かったですし。
ちょっと、見栄はりました。
成績は暗記に限らず、全般に悪かったです。
ゆるゆるです。
憶えていたいのに、忘れてしまいましたか、そうですか。
どうでもいいことほど、憶えていたりしますね。
それでも忘れたいですか、そうですか。
忘れる覚悟はできていますか、そうですか。