こんにちは。ときどきXboxでも遊んでます、横道それ夫です。
今回はXbox Game Passで遊べるインディーズ作品を紹介します。
特にネタバレ等があるジャンルの作品ではないので、未プレイの方もご安心ください。
※本記事の内容はXboxone版に準拠します。
Lonely Mountains: Downhill
概要
Megagon Industriesというベルリンにある開発スタジオによる、自転車のダウンヒルをテーマにした作品です。
NintendoSwitch・Steam・Playstasion4・Xboxoneと、多機種で展開されており、Xboxone版は2021年12月現在、Xbox Game Passに対応しています。
自転車との二人旅。手付かずの山を駆け降りる、スリリングなライドに出かけよう。深い森、狭い小道、急な川を走り抜けよう。山頂から谷底へと、衝突しないようにレース、ジャンプ、スライド!
ロンリー・マウンテンへ出かけよう! 豊かな山の世界を好きなペースで廻ったり、タイムアタックに挑戦したり。それぞれの山を複数の小道が延びる。静かな山の湖や壮大な森林、そして切り立った渓谷に沿って走ろう。カスタム物理システムを駆使して、岩から岩へと飛び移り、断崖絶壁を飛び越え、泥地を滑りぬけよう。
Lonely Mountains: Downhill | Xbox.com
コースを走破し、タイムやクラッシュ数など設定された目標をクリアするたびに新しい要素が解禁されていくという、シンプルながらやり込み要素が豊富な自転車ゲームです。
もどかしい操作性
本作のカメラは、レースゲームによくある操縦者視点や乗り物を背後から俯瞰する視点ではなく、定点カメラです。
なので操作方法も通常のレースゲームとは異なり、デフォルトがラジコン操作(カメラではなく自転車の視点を基にする操作)になっています。(進行方向にスティックを倒せばOKの操作も選べます。)
このラジコン操作は初期のバイオハザードなどでも採用された操作方法なのですが、滑らか&自由自在に動き回るためにはかなりの慣れが必要です。
それをまさか細かい操作が必須になるレース系の作品に導入してくるとは…。
正直、プレイ当初はこの「定点カメラ&ラジコン操作」を非常に煩わしく感じたのですが、しばらくプレイすると、このスタイルだからこそ生まれる「絶妙なもどかしさ」が本作の大きな魅力のひとつであることに気づきます。
いわゆる通常のレースゲームの視点&操作方法でプレイすれば全く苦にしないであろう複合カーブが、なぜかミスを連発してしまう難所になり、山を下りきった達成感をより一層高めてくれるのです。
また、この「絶妙なもどかしさ」にストレスを感じさせないために、「ミス→リトライ」が非常にスピーディーに行えるようになっています。慣れないうちは、1プレイで数十回のリトライが必要になるので、ここがストレスフリーなのは大変素晴らしいですね!
大自然を感じるビジュアル&サウンド
本作はフォトリアル調ではなくトゥーン調にデフォルメされたグラフィックで描かれています。
なので「リアルさ」は無いのですが、遠景のぼかしや、オブジェクトの配置、引き気味のカメラワークによって、山の「壮大さ」は十分に感じることができます。
また、ダウンヒルレース用のコースが設置されているわけではないので、観客やゲート・ポール類、スポンサー広告のような人工的なオブジェクトがほとんどありません。
さらに、ゲーム内のBGMも環境音のみとなっており、鳥のさえずりや川のせせらぎの中に自転車が走る音だけが響きます。
たった一人で、自然なままのコースを駆け下りる様は、まさに『Lonely Mountains: Downhill』ですね!
そこかしこにある可能性
先述したように、本作には人工物がほとんどなく、「明確なコース」が設定されているわけではありません。あるのはスタート地点とリトライ用中継ポイントとゴール地点のみ。
つまり、落車せずに走り切れるならどんなコースを走ってもOK!なのです。
「ここは通れないだろうな」と思ったところが通れたり、「ミスした!」と思った先に思いもよらないショートカットコースがあったり、コースの至る所に走路となりうる場所があります。
プレイヤーに操作スキルと度胸さえあれば、超強引にタイムを縮めることが可能かもしれません。
流血表現は不要
一点、これはいらないなと思ったのが流血表現です。
デフォルトの設定では、自転車から落車したりオブジェクトに衝突したりするとライダーが吹っ飛び、流血します。(赤いドットが飛び散る演出です。)
トゥーン調のグラフィックとは言え、割と痛々しくて僕は苦手です。
「これを失敗したら血しぶきを上げながら吹っ飛ぶんだよな…」と思うと、無茶なプレイがしづらくなってしまいますね。(そういう心理的なプレッシャーも計算のうちなのかもしれませんが。)
設定で流血表現のON/OFFが可能です。楽しく無茶したい方はOFFがオススメです。
まとめ
ダウンヒル系の作品はいくつかありますが、その中でも「ゲーム的な面白さ」が強い作品です。
ちょっと不自由な操作性の中で山を下りきる達成感や、道なき道を走りぬけるワクワク感を気軽に楽しめます。
容量も少ないので、ストレージに加えておいて、自然が恋しくなった時にちょこっとプレイするのもいいかもしれません。
ゲームバランスや演出がインディーズ系のなかでもかなり高水準にまとまった良作です。
本作の評価は…
星4つ!★★★★☆!
Game Pass加入者ならとりあえず遊んでみてはいかがでしょうか。
今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!
コースを追加するDLCも展開されています!!