【Daily Choppy !】第1159回:目的なきダイアローグ

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こんにちは。ダイアローグ大好き、チョッピーです。

目的なきダイアローグ
目的なきダイアローグ

中年ジャンプ

先週から本サイト『ふらとぴ』にて『ふらとぴ編集部チョッピーのジャンプ感想』というコンテンツが連載されている。

ふらとぴ編集部チョッピーのジャンプ感想
週刊少年ジャンプに掲載されている各マンガの感想をふらとぴクリエイターのチョッピーが一言&詳細の2パターンでお届けします。基本的にジャンプ発売当日 or 翌日に掲載予定です。

名前の通り、ふらとぴ編集部チョッピーこと僕が大人気漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」の掲載作品の感想を綴っていくコンテンツだ。

チョッピー
チョッピー

毎週1回、ジャンプ発売日当日か翌日に掲載していく予定です。

僕のジャンプ読書歴は小学校2年生から始まる。

だから、その歴だけは2022年現時点で29年と、かなり長い。

チョッピー
チョッピー

29年間もジャンプを読み続けているなんて…。いい加減、大人になれよ。

止めろ! 炎上したいのか!

チョッピー
チョッピー

スミマセン。

圧倒的気付き

「感想を書く」というつもりで作品を味わっていると、ただただ消費者としてそれを読んでいる時には気付かなかった点に気付く(場合もある)。

「ジャンプ感想」において、僕は早くも1点、とある気付きを得た。

そのキッカケは『アオのハコ』という作品だ。

『アオのハコ』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト
『アオのハコ』|中高一貫スポーツ強豪校、栄明学園。男子バドミントン部・猪股大喜は、朝練の体育館で毎朝二人になる、一つ上の女バスの先輩・鹿野千夏に恋をする。そんなある日、進級を迎える春に二人の距離が一変しーー青さが胸を衝く、青春部活ラブストーリー、開幕!!

中高一貫スポーツ強豪校、栄明学園。
男子バドミントン部・猪股大喜は、朝練の体育館で毎朝二人になる、一つ上の女バスの先輩・鹿野千夏に恋をする。
そんなある日、進級を迎える春に二人の距離が一変しーー
青さが胸を衝く、青春部活ラブストーリー、開幕!!

『アオのハコ』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

こちらの作品、ネタバレになるので内容に関しては触れないが、僕の印象としては「完全なる予定調和ラブストーリー」だ。

最初から主人公の少年と付き合う事になる女性キャラクターは確定している。

たとえ新たな女性キャラクターが登場しても、そのキャラが彼らの恋路の妨害になる事はない。少なくとも読者に「もしかしてこの女性が恋のライバルになる…?」と思わせるような展開は描かれない。

よって、読者は安心して彼らの恋路を眺め続けられる。

ジャンプのラブストーリーでこんな「日常系」みたいな展開ってOKなんですね。

ジャンプに掲載される「恋愛を題材にした漫画」って「お色気要素マシマシのドタバタラブコメディ」が基本だと思っていたので、意外だった。

最近のジャンプ読者には「期待を裏切らず、ノンストレスで読めるラブストーリー」を求める層も多いのですね、きっと。

これが気付き。

チョッピー
チョッピー

上記、2022年9月15日現在までの『アオのハコ』を読んだチョッピーの印象です。これとは異なる印象を持たれている方もいらっしゃるでしょうし、ここから『アオのハコ』が急転直下の展開を見せる可能性もあります。念のため。

裏設定

さて、「読者の期待を裏切らない」という観点から考えると本連載『Daily Choppy !』のタイトルとサムネには、あまり良い点はつけられない気がする。

チョッピー
チョッピー

特にサムネは「記事の内容をイラスト化したモノ」を心掛けているので、一見して「何を表しているのか不明瞭」である場合も多いかと思います。

特に前回(第1158回)のサムネは、多くの方にとって意味のわからないモノだったのではないかと感じている。

これ ↓

ここがええのんか?
ここがええのんか?
チョッピー
チョッピー

記事の本文に登場しないジャンクフード類が描かれてるし、そもそもグレーアウトされてるし…なんだこのサムネは!?

いや、実はこのサムネ、前々回(第1157回)のモノを再利用しているのだ。

チョッピー
チョッピー

それって手抜き…ってコト!?

違う。ちゃんと意図がある。

と言うのも、前々回の記事のレビューをふらとぴ編集部内でしてもらっていた時に

こむぎ
こむぎ

私も最近全然本読めてないし、映画もあんまり見れていないので、良くないなーと思ってます。どちらも時間がかかるんですよね。

というコメントを頂き、

チョッピー
チョッピー

確かに…。記事内で「質の高いインプットをした方が良さそう」的な事を書いてるけど、そもそも「質の高いインプットをしなくなった理由」があるんだよな…。

と思い、その考えを反映させたのが前回の記事だったのだ。

つまり、前回の記事には「前々回の結論を踏まえて、それが出来なくなった理由を書く」という裏テーマがあったのだ。

だから前回の記事のサムネは、前々回の記事を下敷きに、それを否定するような色調のトーンになっているのだ。

チョッピー
チョッピー

誰がわかるんだ、そんな意図。

うーん、相当のチョッピスト(『Daily Choppy !』の愛読者の意)なら、あるいは…。

シンフォニー

上に書いた通り、前回の『Daily Choppy !』は、こむぎの一言をキッカケに僕が考えた内容がベースになっている。

このコメントは記事への感想。レビューという観点から考えると不必要なモノだ。

だが、対話(ダイアローグ)においては、この様な「ふとした一言」に価値があると思う。

ディスカッションやディベートなどの議論・討論には基本的に目的が存在する。その目的から外れた発言は不要なモノだとみなされ、価値は認められない。

一方、対話には基本的に目的が設定されない。だからこそ、思ってもみなかった方向からの価値が生まれる事がある。

うーん、やっぱり僕は「予定調和」よりも「予想不可能」の方が好きなんだろうなぁ。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

かと言って「思ってもみなかった方向性からの価値」を得るための手段として対話をし始めると、それはそれで違う気がするんですけどね。

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