こんにちは。猫好き、チョッピーです。
トップ オブ アイス
「氷山の一角」という言葉がある。
氷山の海面上に見える部分は全体の七分の一から八分の一であるところから、物事のごく一部分が外に現われていることのたとえ。根深く広がっている、好ましくない物事についていう。
氷山の一角とは|コトバンク
わざわざ引用で説明しなくても、多くの方は知っているのでは?
そう、この言葉はとても有名だ。使い勝手もいいし、なによりビジュアル的にわかりやすい。
実際「氷山の一角」で Google で画像検索をすると、様々な事象を氷山で表した画像がたくさんヒットする。
こんなに「氷山の一角」系の画像が作られているという事は、皆さん、日々「目に見えているモノはなにかしらの極一部に過ぎない」と思われているのかもしれない。
あるいは逆だろうか?
常々、「目に見えているモノはなにかしらの極一部に過ぎない」と意識し続けていなければ、僕達は「目に見えている者だけが真実」と思ってしまう生き物なのかもしれない。
欲
最近、Twitterで猫の画像をよく観ている。
なんだか前回の年末年始に帰省した際に実家で猫と触れ合ってからというもの、猫欲が高まっているのだ。
猫欲。
猫を求める欲望、それが猫欲。今、僕が作った言葉だ。
今、チョッピーが作った言葉。
猫欲は人間の欲望の中でも、とりわけ強い。一説によるとそれは、三大欲求すらも軽く凌駕するほどの渇望を人に与えるとも言われている。
そうなんだ! スゴいね!
事実、僕は Twitter で流れてくる猫の画像に「いいね」をし始めてからというもの、えっちなイラストに「いいね」をする率が激減してしまった。これは明らかに性欲よりも猫欲の方が強力であるとい
訊いてないから言わなくてもいいよ。
…では、百聞は一見に如かず。実際に皆様にも猫欲の高まりを感じてもらおう。
今から僕の実家の猫の画像をいくつか掲載する。なお、すでに『Daily Choppy !』上に掲載済みのモノもあるが気にしないで欲しい。猫の画像は同じモノを何回載せても良いからだ。
いかがだろうか。
猫欲が、ここに、たまってきただろう!?
ストレッチパワーみたいに言うな。
虚構の楽園
そんなわけで高まる一方の猫欲を鎮めるために、僕は Twitter で流れてきた猫の画像に「いいね」を押しまくっている。
そんな事をしているとすぐに、僕の Twitter のタイムラインはその半分以上が知らない家の知らない猫の画像で埋め尽くされてしまった。
Twitterには「いいね」等の情報から「そのアカウントの持ち主が好むであろうツイートを多く表示させる」という機能があるのです。
Twitter だけではない。
クッキーだかなんだか知らないが、最近のインターネットの主要サービスは、不思議な技術の活用により、そこにアクセスしたユーザーの行動履歴を怖くなるくらい把握している。そして、おせっかいにも「あなたはこれが好きなんでしょう?」と先回りで情報を提示してくる。
結果、今や僕のインターネットは猫まみれだ。
Twitterだけではなく YouTube でも猫の動画がおススメに出てくるし、色々なサイト上に掲載されている広告にも猫の姿が散見される。
ネコネコパラダイスだ。
良かったじゃん。
そう、これはこれで良いのだが…。
ここまで猫欲が高まると、ついつい「猫のいる生活」を夢想してしまう。
だが、僕は知っている。
「猫を飼う」のはとてつもなく大変。「現実の猫」は「ネットで観れる猫」とはワケが違うのだ。
チョッピーは昔、実家で猫を2匹飼っていたのです。
気分屋
もちろん実際に猫を飼うと、その猫は可愛い。
ネット上で映像として観られる猫よりも、強い愛着を感じるだろう。
ただし、現実の猫はネット上の猫と違い、いつでも可愛らしいわけではない。
基本的に「餌をよこせ」とうるさいし、人間の食事であろうが構わず狙ってくるし、自分の気が乗らない時に触られると怒るし、場合によってはひっかいてくる事もある。
あと、トイレの準備も大変です。臭いし。エサ代もかかるし。そのくせ、よく吐くし。
ネット上に掲載されている可愛らしい猫の姿は、その猫の全体像の0.1%くらいを表しているに過ぎないと思う。
まさに氷山の一角だ。
そこだけを見て、なにかしらを判断するのは、あまりに早計だ。
何かを判断する場合には、表に出ているところだけではなく、その下に隠れている膨大な真実の姿も調べた方がいいだろう。
「案ずるより産むがやすし」とも言いますけどね。
それはそうなんだけど…。
気分で言動をコロコロ変えるのは止めてくれ。猫じゃないんだから。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
今回のお話、猫に限ったモノではないと思います。まぁ、猫の話しかしていませんけれども。