【Daily Choppy !】第1209回:フィクションとノンフィクションのあいだ

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こんにちは。あいだ大好き、チョッピーです。

フィクションとノンフィクションのあいだ
フィクションとノンフィクションのあいだ

ある農夫の1日

チョッピー
チョッピー

ピンクのウールが足りない…。

明日のお仕事で使う道具の在庫を調べていたら、うっかり桃色の羊毛の補充をし損ねていたことに気付いた。

チョッピー
チョッピー

まぁ、桃色の染料もすぐに作れるし、羊もたくさんいるし、特に問題はないかな。今、用意しちゃうか。

僕はそう独りごちると、道具箱からバラの低木を一本と、大量の骨を取り出した。

作業台で骨を砕き、骨粉を作る。

そのままおもむろに庭に繰り出し、バラの低木を植え、そこに大量の骨粉をふりかける。

すぐにふりかけた骨粉と同じだけの数のバラの低木が、植えたばかりのバラの低木から生成される。

僕はそれを全て拾い上げると家に戻った。

バラの低木を材料に赤色の染料を作り、さらにそれに骨粉を加えて桃色の染料を作る。

チョッピー
チョッピー

よし、これで後はハサミを持って牧場に行けば完璧だ!

牧場には大量の羊がいる。

それらに桃色の染料をふりかけてハサミを振れば、たちどころに大量の桃色の羊毛が手に入るという寸法だ。

マイクラ(Minecraft)の話である。

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順調に遅延

皆様は覚えていらっしゃるだろうか?

本記事掲載日(11月4日)から遡ること3カ月以上、『ふらとぴ 3rd アニバーサリー』の企画の一環として『マイクラで巨大イジーン作る!』というミニ連載が始まったことを…。

この連載は名前の通りMinecraft…通称マイクラの中に『ふらとぴ』のマスコットキャラクターである「猫のイジーン」の巨大な像を建てる事を目的としている。

詳細は上に埋め込んだ記事に書いている通り。

さらに、僕は同じ記事内で次のように述べている。

チョッピー
チョッピー

8月末までに完結まで進めたいとは思っています。

それから遅れに遅れてはいるが、先日、やっと巨大イジーンの像の材料が全て集まった。

というわけで明日(11月5日)14時より、やっと建築に取り掛かる予定。

チョッピー
チョッピー

ふらとぴ編集部3名で同時に建築開始します。その様子は Twitch で配信する予定です。

出来れば建築はサクッと終わらせたいと思っている。遅くとも今年中には…。

不確かなソレ

さて、今回の記事の冒頭、僕は「マイクラ内での作業」をあたかも実際に僕が行っているかのように書いた。

この場合、この文章は「エッセイ(の様なモノ)」と呼べるのだろうか?

それとも、もしかすると小説に分類されるのだろうか?

チョッピー
チョッピー

え、知らんけど…どうでもよくない?

まぁ、確かにどうでもいい。

どうでもいいのだけれど、僕も1200日以上も連続でエッセイ(の様なモノ)を書いてきた身。

先日、ふと、どうでもいい疑問が湧いてしまって…。

チョッピー
チョッピー

あえて分類するなら、やっぱりエッセイなんじゃないの? ゲームのお話とはいえ、フィクションではないし…。

そうなんだけど…。

それって僕が冒頭部分の最後の方で『マイクラ(Minecraft)の話である。』ってネタばらしをしたから読者は「この文章はフィクションではない」と判断できたわけだよね。

では、このネタばらしがなければ?

今回の冒頭部分は「マイクラに似た世界観を舞台にした小説」だとみなされた可能性もあるのではないだろうか?

チョッピー
チョッピー

いや、そうかもしれないけど…結局、だから何なの?

いや、文章って書き方次第でフィクションとノンフィクションの境目も曖昧に出来て面白いなぁ…と思って。

ある農夫の記録

そもそも、僕はなぜ「エッセイと1人称の小説の違い」を疑問に感じたのか。

実は最近「エッセイ(の様なモノ)を書いているつもりでも、その感覚は小説を書いている時のそれとかなり似ている気がする」と感じているからだ。

実際のところ、少なくとも書き手にとっては、エッセイと1人称の小説ってほとんど同じモノなのではないだろうか?

チョッピー
チョッピー

チョッピーって小説書いてたの?

実はそうなのだ。

高校時代に文芸部に所属していたので、その3年間で10篇くらい書いている。

それ以降は書いていないけれど。

もし仮にエッセイであろうが小説であろうが、実質的にそんなに違いがないとするのであれば。

その文章で表現したいテーマに次第で、文章のジャンルを意識的に選択するような工夫も必要なのかもしれない。

僕は、そこまで書くとノートを閉じた。

羊の毛を刈る前に、突然、思い付いた文章をしたためておこうと思ったのだ。

何が言いたいのかよくわからない文章になってしまった気もするけれど、まぁ、書いておいて損はないだろう。

さぁ、そろそろ牧場に向かおう。

桃色の染料と、ハサミを忘れないようにしなければ。

僕は道具袋にそれらを詰め込むと、少し離れた場所にある牧場へと向かうべく、自宅の扉を開けた。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

結局、今回の記事はエッセイ(の様なモノ)なんですかね。それとも、小説なのでしょうか。

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