こんにちは。人間らしさ大好き、チョッピーです。
ビッグウェーブ
最近、流行のIT用語と言えば、なんと言ってもAIではないかと思う。
もちろんクラウドとかDX(デジタルトランスフォーメーション)みたいな言葉もずっと流行っているのだけれど、その中でも一番ホットなのはやはりAIだと思う。
根拠はありません。
最近のAI関連の盛り上がりは高性能な画像生成AIが続々と登場し始めた去年あたりからのモノだと思う。直近では高性能なチャットボットが話題だ。たとえば stable diffusion とか ChatGPT とか。
ただ、今のAIブームの源流は2006年くらいにディープラーニングという技術が発明されたころにあるのではないだろうか。
そこからは画像認識とかルート最適化とか自動運転とか将棋AIとか囲碁AIとかが断続的に話題になり続けていた気がしますね。
そう考えると、今回のAIブームはかなり長い期間、熱が持続していると言えるのかもしれない。
ちなみに今回のAIブームは「第三次人工知能ブーム」と呼ばれています。
自己紹介
さて、今もなお続く第三次人工知能ブームが2006年から始まったのだとすると、実は僕ことチョッピーの労働者としての人生は全て第三次人工知能ブームの中にあると言える。
チョッピーは2008年に大学を卒業し、そのまま最初の会社に就職しています。
しかも、その会社はITやコンサルティングでそれなりに有名なところだった。で、そこで僕はシステムエンジニアとして11年間働いた。
ということは…
チョッピーはAI分野の第一人者なのでは!?
みたいな想像も出来るかもしれないけれど、実際は全然、そんな事はない。
もちろん世間一般に出回っている程度の知識はニュースや書籍や研修等で勉強してはいるけれど、業務でAIを触った経験は(今のところ)ない。
じゃあ、11年間もIT企業で何をしていたのか…と言われると、まぁ、AIではない伝統的な(と表現するのが正しいのかはわからないけれど)コンピュータシステムの開発だのマネジメントだのをしていた…が答えになる。
皆様も一度はなにかしらのデータ入力用の画面を触ったり、夜間のデータ処理とかの言葉を耳にしたりしたことがあるのではないかと思う。そんな感じのシステムを作ったり、維持管理してたりしてました。
もうちょっと詳しく言うとCobolとか汎用機とかオンプレとかAWSとか、まぁ、そんな感じの要素を使ったシステムの構築・保守のチームリーダがメインタスクでした。
だから、AIに関しては僕もウェブで公開されているツールをお遊び程度に軽く触ったくらいの知識・経験しかない。
ラーメン二郎じゃあるまいし
というわけで、現時点ではどちらかと言えばトラディショナルなシステムに明るい僕。
そんな僕が一般ユーザとしてAIを使ったシステム(サービス)を触った際に、AIと既存のシステムで最も異なるのではないか…と感じる点は、アウトプットのランダム性だ。
なぜだかわからないが、最近の画像生成AIやチャットボットでは、意図的に出力結果にバラつきが出るように設定がされているのである。
画像生成AIでは「Seed」と呼ばれる数字を使って出力結果にランダム性をもたせていたり、チャットボットでは単語の次にくる言葉の確立をベースに文章を生成しているらしいです。
だから、それらのシステムに対して「とんでもなくイケてるキャラクターの絵を描いて!」とか「最近、どうですか?」と話しかけるたびに、それらは毎回、微妙に異なるアウトプットを出力してくるわけである。
まぁ、だから…正確性や信頼性が大事になってくる業務においては、今、世間一般に公開されているAIサービスは、あんまり使い勝手よくないんじゃないかな…とか思ったりもする。
だって、たとえば注文するたびに味の違う料理を出してくるレストランとか、質問するたびに回答が変わるコールセンターとか、そんなのユーザとしては困っちゃうし。普通に考えて。
エンタメとしてはランダム性はあった方が面白いけれど、業務遂行の上では、ランダム性は無い方が便利なケースが多いように思える。
今後、業務向けにランダム性を排除したAIツールなどが登場してくるんじゃないですかね。わかりませんけど。
神はどちらか
では、なぜ今を時めくAI企業は、基本的にランダム性を持たせたツールを世間一般に公開しているのだろうか?
もちろん僕はそれらの会社の中の人ではない。だから、答えも想像するしかないのだが、なんとなくだけれど、彼らはAIに「人間らしさ」を持たせようとしているのではないかな、とか思ったりもする。
人間を有機的で高度なシステムと捉える見方もできなくはないと思うのだけれど、このシステムは再現性という観点から見ると、なんとも不安定な評価しか得られないモノだと思う。
実際、僕も今回の記事を書くにあたり
頭をスッキリさせるためにサウナに行こう! サウナに入ったら記事の執筆がはかどる事が多いから…。
などと考え、近所の銭湯にサウナに入りに行った。
すると…
うわぁ、何故だか知らないけど、今日はサウナ後に猛烈な倦怠感が襲ってきた!
となってしまって、執筆に大いに苦戦するハメになった。
やはり業務遂行にランダム性なんていらない気がする。
僕以外にも
- 絶対に痩せられる方法!
- 絶対に儲けられる方法!
- 絶対に希望の大学に進める方法!
- 絶対に就職できる方法!
- 絶対にモテる方法!
などの「再現性が担保されているノウハウ」を求める方は多くいらっしゃるのではないかと思う。
人間は「ランダム性の排除による機械的な挙動」を願い、AI(の作成者)は「ランダム性の付与による人間的な挙動」を願う…。
なんとも面白い。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
個人的には「これをすれば必ず体の調子が良くなる」というノウハウが欲しいですね。無いんですけど。