こんにちは。チョッピーです。
今回の記事について
今回の記事は「新型コロナウイルスはイノベーションのキッカケになるか否か?」というテーマでチョッピーが自分の考えを述べる随筆です。
(少なくとも)僕は「新型コロナウイルスの危機」という文脈から逃れられない
前回の「Daily Choppy !」(第284)↓にこんな文章を書きました。
現在、表現は非常に難しいバランス感覚を要求されている様に思えます。全ての表現に「新型コロナウイルスの危機」という言外の意味が与えられてしまう。
表現を行う者はそれを意識したうえで、自分が伝えたい内容が可能な限り相手に伝わるように努力しなければならない。これはなかなか大変だと思います。
【Daily Choppy !】第284回:僕達は「新型コロナウイルスの危機」という文脈から逃れられない|ふらとぴ
今回の「Daily Choppy !」を書くにあたって「新型コロナウイルス関連の文章には辟易している人も多いだろうし、こんな時だからこそ、それとは全然関係のない文章を書いてみたいなぁ」と思い色々と考えてみました。
結果、3時間ほど考えても何も思い浮かびませんでした。
少し話がそれますが、僕は「Daily Choppy !」以外にTwitterにも毎日、相当数のつぶやきを書き込んでいます。そちらも今はほとんど全ての内容が新型コロナウイルス関連のモノになってしまっています。
この事から考えると、やはり自分の関心が向いているモノと全く別のモノをアウトプットするのは難しいのかもしれません。自然と自分の興味関心があるモノに関するアウトプットをしてしまう。
ただ、それだけだと変化が無いので出来れば無理やりにでもアウトプットの方向性を変えてみたい気持ちもあるのですが…いくら考えても出てこないモノは出てこない。
仕方ないので今日も新型コロナウイルス関連のよしなしごとを、そこはかとなく書きつくってみます。あやしうこそものぐるほしけれ。
新型コロナウイルスは「常識」を破壊している
新型コロナウイルスは社会の色々なところに影響を与えています。直接的な影響を一番被っているのは、もちろん医療現場と人の健康・命でしょう。
しかしながら、影響の規模で言えば直接的な影響を避けるために執らざるを得なかった施策による間接的な影響の方が大きいのではないかと僕は感じています。
その代表的なモノは以下の3つでしょうか。
- 休業
- テレワーク
- 休校
この3つの施策は社会に対して大きな影響を与えていると思います。具体的には今まで常識だとされてきた以下のような考え方を破壊している様に思えます。
- 人は働き続けなければいけない
- 働くためにはオフィスに行く必要がある
- 学ぶためには学校に行く必要がある
それぞれ少しだけ補足していきます。
「人は働き続けなければいけない」わけではないかも
こちらは「Daily Choppy !」第274回↓にも書いています。
意外と世の中に存在する労働は本当に限られたモノを除くと「不要不急」なモノなのだと言えるのかもしれません。
【Daily Choppy !】第274回:あなたのお仕事も「不要不急の労働」かもしれない|ふらとぴ
「不要不急な労働」に従事している方は別に働き続けなくてもよいのかもしれません。
働くためにはオフィスに行く必要がある
これは特に説明不要かと思います。今回のコロナ禍対応としてリモートワークが強力に推されました。結果、多くの企業で在宅勤務が実現されている様に見受けられます。
実際、ネットワークの発達した現代においてはオフィスワークのほとんどは自宅で問題なく実施できるはずです。一部「押印」などの業務が残ってしまうケースもあるかもしれませんが、少なくとも押印業務に関しては以下の記事にあるように廃止の動きが広まっている様です。
GMOインターネットグループは2020年4月17日、顧客の各種手続きで印鑑を完全撤廃し、取引先との契約を電子契約のみにすると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で出社が制限される現在の状況が長期化することを考慮し、同社グループを含む多くの企業で押印のためだけに出社する従業員がいる状況を鑑みたとしている。
GMOインターネットグループが印鑑廃止と完全電子契約を発表、電子契約向けクラウドも期間限定で無償提供|ITmediaエンタープライズ
今後もこの流れは加速していくのではないでしょうか。オフィスは「あえて顔を合わせないといけない場合のみに使われる場」に変わっていく気がします。
学ぶためには学校に行く必要がある
これは今回挙げた3つの常識の中で一番強固なであるように思えます。文科省などは以下の記事にある様に「対面指導」でなければ単位を認めない姿勢を崩していないようです。
新型コロナウイルスの感染拡大による休校が長期化する小中高校で、学習の遅れを防ぐオンライン授業の導入が進んでいないことが、日本経済新聞の調べで分かった。対面指導なしでは原則、単位として認めない文部科学省の規制が高校側の消極姿勢につながっている。一部の自治体が実施を計画していることから地域による学力差も生じかねず、生徒や保護者らが教育機会の均等を求める声は切実だ。
「対面指導」崩さぬ文科省 オンライン授業に壁|日本経済新聞
ただ、大学・大学院などでは授業の完全オンライン化の進んでいるようです。
偶然ですが、僕の出身大学(立命館アジア太平洋大学:APU)・大学院(名古屋商科大学大学院:NUCB)では、どちらも授業の完全オンライン化を行っています。
立命館アジア太平洋大学(APU)の対応について
APUでは、この状況の変化に応じて、4月22日(水)に予定していたオンライン授業を5月7日(木)から開講することにしました。4月22日(水)から4月28日(火)までの期間は、Zoomを用いて各科目のガイダンスなどを行います。加えて第2クオーターも全ての授業をオンラインで行うことを決定しました。
新型コロナウイルス感染症に関する特設ページ-春セメスター授業開始日変更、政府による「緊急事態宣言」発令を踏まえたAPUの対応、オンラインによる相談窓口実施等(2020年4月22日更新)|立命館アジア太平洋大学
名古屋商科大学大学院(NUCB)の対応について
新学期の教室授業については学部・大学院ともにオンラインでの「対面遠隔形式」で開始する事が決定しました。授業開始時期の繰り下げも検討いたしましたが、先行き不透明な中にあっても授業を止めないことが高等教育機関としての社会的責任と考えた次第です。
新学期のオンラインによる対面遠隔授業について|NUCB BUSINESS SCHOOL
この流れが進めば、文科省の態度も軟化するかもしれません。
常識の破壊はイノベーションを生み出すだろうか?
新型コロナウイルス以前、日本では政府・民間共にイノベーションの必要性が声高に訴えられていました。
これはGAFAなどのITの巨人や、Airbnb・Uberなどの新興IT企業によりイノベーションが起こされ、このままでは競争に敗北する…という危機感の表れであったのだろうと推測します。
イノベーションが起こると既存の常識は破壊されます。つまり平時においてはイノベーションが先にあり、常識の破壊はその結果として現れます。
新型コロナウイルスはイノベーションがないまま常識を破壊しています。イノベーションは常識の破壊をもたらしますが、はたして、常識の破壊はイノベーションをもたらすのでしょうか。
確かな事は言えませんがテレワークやオンライン授業が普及していっている状況を考えると、今後の社会にたくさんのイノベーションが登場してくる可能性も低くはない様に思えますね。
今回の締め
今回は「新型コロナウイルスはイノベーションのキッカケになるか?」というテーマで記事を書いてみました。
新型コロナウイルスとは、あまり関係が無いのですが「ふらとぴ」も障害福祉に関してイノベーションを巻き起こす存在だと自認しています。既存の福祉業が解決できていない問題(商品販売力の強化・エンタメ方面、オンラインでの就労機会の提供)の解決を目指しているためです。
それぞれがそれぞれのステージでイノベーションを興しつつ、よりよい世の中が作られる社会を創っていきたいですね。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
次回こそは新型コロナウイルスとは関係のない記事が書けるようにしたいですね。