【げぇむのよこみち】第48回:『原神』は凄いんだけど凄いだけだった

げぇむのよこみち

こんにちは。基本無料を無料のまま遊べない男、横道それ夫です。

横道それ夫
横道それ夫

ほーんとソシャゲの課金誘導って怖い。追加のキャラスキンなんて気合入りすぎて絶対買っちゃうやろ。アズレンとか絶対ヤバい。

さて、今回は先日アップデートもされた基本無料アプリ『原神』に今更手を出したお話です。

ちなみに本記事は序盤の四風守護の神殿をクリアしたあたりで執筆しています。マジ序盤!!

『原神』概要

中国産覇権アプリです。先日Ver.1.4が公開されました。

miHoYoという開発チームが運営するマルチ&クロスプラットフォームのオンラインゲーム(基本プレイ無料)です。

横道それ夫
横道それ夫

オンラインゲームと書きましたがネット環境が必須なだけで基本的にはソロプレイのアクションRPGです。序盤をクリアするとマルチプレイが解放されるとのことですが、僕はまだそこまで行ってません。

本作はスマホ(ios・Android)でもPCでもPS4でもプレイ可能です。

海外製ゲームのマルチ&クロスプラットフォームに対応させる技術力ってなんなんでしょうね。動作環境のチェックとかめっちゃ大変そうです。

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キャラや武器が随時ガチャとして追加され、それらを獲得するための有償アイテムをお好みに応じて課金購入できるという「よくあるシステム」が本作でも採用されています。

そうそう、同社が開発したゲームに『崩壊3rd』があります。SNSで頻繁に広告が出るのでこちらもご存じの方も多いのでは?

とにかく「凄い」という感想が溢れる

凄いですね、このゲーム。RPGで久しく感じていなかったフィールドに降り立ったときの感動を味わえました。

キャラのデザインやオープンワールドの規模、圧倒的なアニメ調グラフィック描写…どうやったらこれを基本無料で提供できるのか。

横道それ夫
横道それ夫

僕はPS4版をプレイしていますが、本作がスマホにも最適化されているなんて信じられない…。

オープンワールド作品はいくつかありますが、アニメ調でここまで広大で美しいフィールドを表現している作品は現状他にないのではないでしょうか。

語彙力を奪われる凄さです。本当に。

これこそJRPGが到達すべき境地だったのではないのか…。『テイルズ』とかさぁ。

とは言うものの「凄い」≠「面白い」

雰囲気に関してはベタ褒めです。ここ数年に体験した作品の中でも屈指でした。

しかし…残念ながら僕は本作を積極的にプレイする気にはなれませんでした。序盤クリア時点で記事を書いているのもそのため。

「キャラデザは秀逸」「世界は広く美しい」「しかも無料で遊べる」とにかく凄い要素が多いのになぜか本作にあまり魅力を感じない。

なぜか…?

オープンワールドARPGとガチャの親和性が低い

次の街でどんな仲間が待っているのか。

この洞窟の奥にはどんな強い武器が眠っているのか。

いざ征かん、未知の世界へ!!

横道それ夫
横道それ夫

RPGの醍醐味ですよね。でも残念。新しい仲間も強い武器もガチャやで。

一応、主要キャラはメインシナリオをクリアすることでパーティに加入するっぽいんですけど、物語を進めるモチベーションや先の展開に対する期待みたいなものがガチャ要素によって悉く削られている。

広大なフィールドを冒険するデザインとガチャって致命的に噛み合ってないように感じます。

だってダンジョンの奥に強い武器がないことが約束されているんですよ?

TwitterやPxivの二次創作で見かけるステキなあの娘も排出率0.6%のガチャキャラなんですよ?

広大なフィールドは思ったより何もない

序盤だからかもしれん。かもしれんけど、思ったより何もない!

本作はオープンワールドですが、各イベントは「冒険者ランク」の上昇に伴って解放される仕組みになっています。

この冒険者ランクはメインシナリオやデイリークエスト(出た!ソシャゲの悪しき文化!)をクリアすることで上げられるのですが、これを上げないと広大なフィールドではほとんど何も起きません。

横道それ夫
横道それ夫

序盤だからかもしれん。かもしれんけど、マジで何もない!

『スカイリム』や『フォールアウト』みたいにレベル関係なく世界各地でサブクエストが多数発生するオープンワールド系作品を想像すると結構な肩透かしを食らいます。

広いフィールドも僕の現状では散歩&滑空する以外に特にやることがありません。

まぁ散歩してる時間でレベリングしろって話ではありますけど、レベリングのモチベーションが上がらないのは前項に書いた通り。

パイモンはカワイイ(まとめ)

魅力的なキャラを多数擁しながらそれらの大部分は小数点以下ガチャ。圧倒的描写による広大なフィールドがありながら、イベントはデイリー消化によるレベリングに対する小出し。

本作のゲームデザインが本作の魅力やポテンシャルの足かせになっているように感じました。

でもこういったゲームデザインだからこそこれだけの規模の作品を生み出せたのかなぁとも思います。今のゲーム市場の在り方では開発費がバカ高い作品を売り切りで販売するリスクは高そうです。なんとなくそう思うだけですけど。

横道それ夫
横道それ夫

おそらく本作の比較対象に『スカイリム』や『フォールアウト』を上げることがそもそも間違いなのだと思います。本作はあくまでソシャゲ。

そう考えれば、本作のクオリティが異次元であることは明らか。

その「凄さ」を体験するためにプレイしてみるのは全然アリだと思います。

そのうえで世界観やシステムが気に入れば、長く遊べる優良(有料)コンテンツになるのではないでしょうか。

今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!

マスコット系キャラってどこかイラッとする要素がありがちですけど、パイモンはただただカワイイですね。

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