【Daily Choppy !】第67回:「意味不明感」を追求したい

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こんにちは。チョッピーです。

先程、こんなニュース記事を見つけました。

唐揚げをソウルフードとする大分県中津、宇佐両市などの専門店が自慢の唐揚げを提供する恒例の「からあげフェスティバル」が15日、中津市であり、同一会場での1日の唐揚げ供給量1667キロを達成、ギネス世界記録を奪還した。

唐揚げギネス記録奪還 1.6トン 大分「聖地」の専門店が団結 |西日本新聞

これは素晴らしい企画ですね。何が素晴らしいって企画から漂う「意味不明さ」が素晴らしい。
「1日に1667キロの唐揚げを供給しました!」って正直「だからなに」以外の感想、出てきませんもん。記事の最後にあるコメントも最高です。

同フェスの梅本靖之実行委員長(53)は「日頃は商売敵の専門店が一丸となって、世界王座を“鶏(とり)戻した”」と笑顔を見せた。

唐揚げギネス記録奪還 1.6トン 大分「聖地」の専門店が団結 |西日本新聞

コメントなのに「取り戻した」と「鶏」をかけるという、文字にしないと絶対に伝わらないネタをぶっこんでくるところとか、意味が分からな過ぎて最高です。僕的感性においてはクールの極みだと言えます。

この企画は大分県の中津市で開催されたらしいのですが、大分県って僕の出身県です。
まぁ、僕は別府市出身なので、厳密には中津市とは特に関係は無いのですが、そこは広い心で許してください。というわけで、僕も自分に関係のある県のイベントで、ここまでの「意味不明さ」を押し出されては触発されざるを得ません。

ちなみに念のためにお伝えしておきますと、僕には、この企画をバカにする意図はまったくありません。純粋に称賛しています。本当です。

僕、「意味が分からないモノ」が好きなんですよね。
なんというか「論理的に考えれば狙いや理由が分かるモノ」って「凄さ」を感じないんですよね。「畏怖」と言ってもいいかもしれません。「意味が分からないけど、何か凄いモノ」というモノが創作物として最高のモノだと僕は認識しています。むしろ「わかりやすい感動」とかが前面に押し出されたコンテンツとかに対しては「簡単な方に逃げたな」くらいのひねくれた感想を抱いてしまうくらいです。

ここまで書いて思いましたが、今回の記事はいつにも増して皆様の共感を得られそうにないですね。共感が得られない記事って昨今のウェブマーケティング的には「最低」の烙印を押されてしまう可能性がある気がするのですが、そういう評価は恐れず書いていきたいと思います。
いやね、極論「いいね!」なんてひとつも要らないのですよ、僕は。「良いのか悪いのかすら分からないけど、なんか凄かった」という評価を得られるモノを作りたいのだ、僕は。

というわけで誰にも共感が得られそうにない「僕の僕による僕のための記述」を続けていきたいと思いますが、ここで大事なのは「ただ単純に意味不明なモノだと全然、ダメだ」という事なんですね。そこに「凄さ」が感じられないとダメです。ここで言う「凄さ」が具体的に何から産み出されるのかはよくわからないですが「制作側の偏狂的な熱意」は重要な要素として入ってきそうな気がします。「コンセプトがまったく意味不明だが、それに対して物凄く大量のコストを費やした作品」とかは僕は大好物ですね。

今回、冒頭で紹介させて頂いたイベントなんて、まさにそれに該当します。
「唐揚げを大量に提供する!」って何がしたいのか完全に意味不明じゃないですか。
でも、それに対して大量の鶏肉と人的リソースが費やされているわけで、これには僕個人としてはそれなりの「凄さ」を感じます。イベント主催側が何を伝えたいのか…とかはまったく理解できませんが、とにかく「凄い」。

実は「ふらとぴ」においても僕が企画した単発記事とかは、結構、「意味不明さ」を大事にしています。今後も僕個人としては、この方向性を維持したまま「凄さ」も伝える事が出来る様なコンテンツ作成に努めていきたいな…と思う次第です。

本日もふらとぴに訪問頂きありがとうございます。
少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。

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