こんにちは。食事好き、チョッピーです。
好き嫌い
「蓼食う虫も好き好き」なんて言葉がある通り、食の好みは千差万別だ。
ただ、僕には食の好き嫌いはあまりない。
基本的には和・洋・中のなんでも美味しく食べられる。エスニック料理も創作料理も好きだ。
日本は基本的にどこでも食事は美味しいですからね。
いや、これは別に日本で提供される料理に限った話ではない。
実際、前職在籍中に長期の中国滞在をする機会があり、その時も僕はずっと現地のレストランで中華料理を食べていた。僕以外のメンバーは定期的に日本料理屋に食事をしに行っていたのだが、僕はあまり行かなかった。
別に中国の日本料理屋が嫌いだったわけではない。せっかく中国にいるのだから、現地の食を楽しまなければ損だと考えていたのだ。他のメンバーはどうも現地の料理に苦手意識があったようなのだが。
他にも高校の修学旅行でニュージーランドに行った時も、新婚旅行でタイに行った時も、僕は現地の食事ばかりを美味しく頂いていた。
そのくらい僕はなんでも美味しく食べられるタイプの人間だ。
ただ、どうしても苦手なモノはいくつかある。そのひとつが「香りの強い肉」だ。
貧乏性ゆえ
先日、いつものようにスーパーに買い物に行った。元々、安価な鶏レバーがさらに20%引きで売られている。
鶏レバー…香りが強くて苦手だけど、しっかりした処理をして辣子鶏(ラーズージー)みたいにしたら美味しいかな…。ここの鶏レバーにはハツもくっついて売られているから、砂肝も一緒に合わせて「鶏の内臓の辛味炒め」みたいな料理を作ってみようかな…。
というわけで鶏レバー(ハツ付き)と砂肝を買った。
帰宅後、鶏レバーの下処理方法をネットで調べてみる。王道は牛乳に漬け込む方法だが、どうやら他にもいくつかやり方はあるらしい。
…なんだか、この「塩で洗って、それから塩+酢に漬け込み、さらに洗う」という方法が効きそうだな…。根拠はないけど…。
さっそく試してみる事にした。
レシピ通りに
鶏レバーからハツを切り外し、レバーを一口サイズにカットする。
切り外したハツは、さらに半分に切り目を入れ、内部に残る固まった血液を洗い流す。
砂肝は薄くスライスする。
切り刻んだ各種臓物をザルに盛り、塩を多めにふりかけ揉みこむ。
しばらく揉みこんだら塩を水で洗い流す。
塩が完全に洗い流せたら各種臓物をボウルにうつし、さらに多めの塩をふりかけ、酢をひたひたになるまで加える。
そのまま冷蔵庫で10分ほど放置。
10分後、かなり汚れている酢を捨て、各種臓物を入念に水で洗い、キッチンペーパーで水をふき取る。
これで下処理は完了。次は本調理だ。
フライパンにごま油を引き、大量の唐辛子を炒める。
唐辛子が揚がってきたら各種臓物をフライパンに加え、料理酒を少し加え更に炒める。
全体に十分、火が通ったら完成だ。
少し味見をしてみる。
ムッチャくせぇ! レバーの臭みが全然、抜けてねぇぞ! なんでじゃクソボケが!
酢と塩、無力すぎる。
教訓にしないとやってらんねぇ
ネット上には無数の情報が溢れている。
それらの中には全く信憑性のないモノもあるが、一部には信頼性の高い情報も含まれる。
「レバーの下処理には塩と酢が良い」という情報は僕としては信頼性が高いと思われる情報ソースから見付けてきたのだが…全然、効果はなかった。
少なくとも僕が満足する効果は得られなかった。
よく考えると、僕は人一倍「香りの強い肉」が苦手なのであった。
そんな僕にとっては一般的な下処理などでは足りないのだ。
もっと徹底的に、臭みが抜ける方法を探すべきであった。
ネットでお手軽に見つけた情報が自分に満足感を与えてくれるかはわからない。鶏レバーは、そんな当たり前の事実を久しぶりに思い出させてくれた。20%引きだったクセに。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
鶏の臓物類はその後、カレーになりました。