こんにちは。歩みが遅い、チョッピーです。
神様なのかな
チョッピスト(『Daily Choppy !』愛読者の意)には周知の事実だと思うが、僕ことチョッピーはカラオケが大好きだ。
大学3年生の頃から今まで、大体、平均して週3回ほど通い続けている。
基本は一人で、いわゆるヒトカラで楽しんでいます。とはいえ多人数でのカラオケ、いわゆるタカラが嫌いなワケではありません。大阪近郊で「誰かとカラオケに行きたいけど誘う人がいないな…」と思われた方は是非、ご連絡ください。(TwitterのDMからどうぞ)基本、いつでも誰とでもご一緒しますよ。場合によっては関東とかにも誘われれば行くかもしれない。
なので、カラオケとカラオケの合間に流されている DAM CHANNEL や JOYSOUND の映像もよく観ている。
先日、いつものようにカラオケボックスの中に入っていた時に、DAM CHANNEL のMCから気になる言葉が聞こえてきた。
次々とバズを生み出している○○さん…
バズを生み出している…。
おもちゃ工場勤務なのかな?
「無限のかなたへ、さあ行くぞ!」ってね。いや、絶対にそうではない。
要は「連続でバズっている」つまり「次々と大人気作品を生み出している」くらいの意味合いだろう。
しかしながら、僕は「バズを生み出す」という言葉に引っかかりを覚えた。
「バズる」ではなく「バズを生み出す」。
つまり、「偶発的にヒットした人」ではなく「狙ってヒットを生み出した人」と言いたいのだろう。
なるほど…。
もし、そんな事が本当に出来るのであれば、ものすごい能力の持ち主だ。
役割別思考
『ふらとぴ』は『様々なコンテンツを楽しみながら、働くことに困難を抱えた人の自立を応援する事が出来るウェブサイト』だ。(詳細はこちらのページを参照)
僕はこのサイトの編集部員 兼 ふらとぴクリエイターとして活動をしている。
サイトのシステム管理者でもありますが、それは今回の話とは関係がないので省略します。
ふらとぴクリエイターのチョッピーとしては「自分が面白いと思えるコンテンツ」を作る事を念頭にコンテンツを作っている。
そうしなければクオリティの高いコンテンツを作る事は難しいだろうし、ふらとぴクリエイターとしての僕自身が楽しさを感じられないのではないかと考えているからだ。
『ふらとぴ』のキャッチコピーは「Make everyone happy !!」です。この「everyone」には僕達ふらとぴクリエイターも含まれています。
結果、コンテンツがバズればそれでいいし、バズらなくても自分が満足できるコンテンツさえ作れればそれでいい。
一方、ふらとぴ編集部員のチョッピーとしては、自分が提供している商品=コンテンツの価値を常に考え続けないといけないと思っている。
まぁ、有り体に言えば「コンテンツをバズらせる必要がある」と思っているわけだ。
『ふらとぴ』は授産製品に興味がない方々にコンテンツを通じて興味を持って頂き、その売上を上げ、ひいては障害福祉施設の利用者の工賃(給料の様なモノ)を上げることを、その目的のひとつとしています。この達成のためには「多くの方々の興味をひけるコンテンツの提供」が必要不可欠だと僕は考えています。なお「授産製品ってなぁに?」と思われた方は「こちらのページ」をご参照ください。
先日の『Daily Choppy !』(第986回)でも似たような事を書いたが、今までは「自分が面白いと思えるコンテンツを作ること」を念頭にコンテンツを作ってきた。
それはふらとぴクリエイターとしてのレベルが「1」だったからだ。つまり、そのレベル上げに専念したかったのだ。
最近は「5」くらいにはなってきたのではないか…と思っている。
ちなみにMAXレベルは999くらいです、たぶん。
なので、今後は編集部員としての意向もコンテンツ作成に反映させていきたいと考えている。
バズらなくてもいいので、最低限「潜在的に授産製品に興味がある方に届くコンテンツ」を提供できるようにしたい…と思っている。
「作りたい」ではなくて「提供したい」です。「作る」のはふらとぴクリエイターの仕事なので…。
要はふらとぴ編集部員としてマーケティングの知識を深め、その実践をもっと行っていかなければならない、と思っているのだ。
大家曰く
とはいえ、実は僕は一応、マーケティングに関して机上の知識だけは保有している。大学院で経営学の勉強をして修士の学位を習得しているからだ。
そこで思う事がある。
マーケティングに関わる人であれば、誰しも「フィリップ・コトラー」という方の名前を一度は耳にした事があるのではないだろうか。
彼は伝統的なマーケティングの権威だと思われている向きもあるが、実は現時点においても自分の理論を常にブラッシュアップし続けており、その結果を「マーケティングX.0」という形で書籍として出版し続けている。
今のところマーケティング1.0~マーケティング5.0まで出版されています。ただ、マーケティング5.0はまだ和訳が出版されていません。今年の4月20日に出版されるようです。
マーケティング1.0~4.0の概要は色々なサイトや動画などでも解説されている。
たとえば過去に僕も出演させて頂いた「中川先生のやさしいビジネス研究」では ↓ の動画で取り扱われている。
動画のタイトルには『『コトラーのマーケティング3.0/4.0』を全力解説』と書かれていますが、マーケティング1.0と2.0の内容にも触れられています。
ここで紹介されている言葉を借りると、それぞれの書籍の概要は以下の通りだ。
- マーケティング1.0:生産者志向(自分たちの作ったものをどうやって売るか)
- マーケティング2.0:顧客志向 (いかに顧客に幸せを届けるか)
- マーケティング3.0:人間志向 (全人格的な人に製品を総合提案する)
- マーケティング4.0:ソーシャル、コネクト (コミュニティの中で企業は活動すべき)
これを前提に考えると、僕がふらとぴクリエイターとして心掛けている「自分が楽しめるコンテンツを作る」のはマーケティング1.0的な思考であり、僕が大学院生として学んだマーケティングの知識はマーケティング2.0的なモノが多かったように思える。
役割別志向
マーケティング的な言い方をすれば、『ふらとぴ』は授産製品専門のコンテンツマーケティングサイトだ。
コンテンツマーケティングをしている以上、そのコンテンツがプロモーション対象の商品の売上向上に寄与できなければ価値がない。
ただし、それを実現するために「バズを生み出す」という発想ではダメな気がする。それはコトラーの書籍で言うところのマーケティング2.0的な発想であるように思えるからだ。
要はその発想は時代に合っていないのだ。
僕はふらとぴクリエイターとしては今後も「自分が満足できるコンテンツを作る」という考え方のまま、プロダクトの品質を上げるために尽力するつもりだ。
一方、ふらとぴ編集部員としては、チョッピーを含むふらとぴクリエイター各位のコンテンツをマーケティング3.0以降の考え方で世に提供できるように意識したいと思う。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
『Daily Choppy !』(第986回)では「『ふらとぴ』にマーケティング的指向を組み込むぞ!」という決意を表明しました。今回はその方向性についてのお話。遅々とした歩みですが、まぁ、僕のスピード感ってそんなものです。