こんにちは。無類のコンテスト好き、チョッピーです。
ビジネスプランコンテストの結果!
先日『Daily Choppy !』第1034回で大阪府内の事業を対象にした「第16回ビジネスプランコンテスト ドリームDASH!」というビジネスプランコンテストを紹介した。
『Daily Choppy !』第1034回では「審査員のウケが良い応募書類を書くぞ!」という決意表明で終わっている。
その後、特に公表はしていなかったが、実は以下の通り応募に必要なタスクはこなしていた。
- 応募書類の作成
- ビジネスプランコンテストが指定する推薦機構からの推薦の獲得
で、先月末に応募して、本記事掲載日(6月10日)に書類選考の結果が届いた。
お、選考結果の通知は6月10日~6月14日の間って言われてたのに、初日に結果の連絡が来たぞ…。これは間違いなく選考通過だな!
落選でした。
チクショー!
熟考
うーん、どうも弊社のふらとぴ事業はビジネスプランコンテスト等でのウケが悪い。
なぜだろう。
少し考えてみよう。
ふらとぴ事業のビジネスモデルは次のイラストの通りだ。
この事業により解決される社会課題は「障害福祉施設利用者の工賃の低さ」。
工賃とは障害福祉施設の利用者にとっての賃金の様なモノです。一例として挙げると令和2年度のとある制度(就労継続支援B型事業)の利用者の時間額(≒時給)の全国平均は222円です。激安スーパーでポテチとコーラを買ったら、もう、無くなっちゃいますね。
まさかこの目的設定が批判されているワケはあるまい。
となると…ビジネス自体の実現可能性と収益性が疑問視されている…となるのだろうか。
しかしながら、すでに本サイトに掲載させて頂いている障害福祉施設は4を数える。
この点から、少なくとも障害福祉施設からの「ふらとぴ事業」へのニーズの存在と、それを具体的な形に落とし込んで解決するスキルが弊社にある事は証明できているハズだ。
だとすると残りは…なんだろう?
ブレスト的に列挙
「ふらとぴ事業」がビジネスプランコンテスト等で評価されない理由を思い付く順に挙げてみよう。
- チョッピー自身が事業設立者として説得力に欠ける
- コンテンツがメインのプロダクトである事業は不確実性が高い
- 一般企業が「ふらとぴ」の協賛先になる根拠に欠ける
このくらいだろうか。
個別に詳細を書いてみる。
1.チョッピー自身が事業設立者として説得力に欠ける
本事業「ふらとぴ」は障害福祉施設をコンテンツマーケティングという形で支援し、最終的に「障害福祉施設の利用者の工賃が低い」という社会課題の解決を目指している。
そんな事業を立ち上げるなんて、チョッピーは身内に障害者の方がいたり、自分自身が障害を持っていたりするのかな?
いや、全然。
僕の身内は今のところ全員、健常者だし、僕自身にも何の障害もない。
しいて健康上の課題を挙げるなら体脂肪率が高くて、視力が悪いくらいだ。
就労に関しても本事業を立ち上げるまでは一般企業に11年間勤めていたため、おそらくスキル等に問題があるわけではない(と思いたい)。
えぇ…? ビジネスプランコンテスト等で評価される障害福祉系の事業って、普通、創業者に障害に関するなにかしらのストーリーがあるんだけどね…。障害と何の関係もないバッググラウンドの持ち主なのに起業したの? 会社を辞めてまで?
うん。
何故…?
色々と理由はあるけど、一言で言えば「社会課題を解決した偉人として歴史に名を残したかったから」だ。
きょ、狂人だ…。完全に狂ってやがる…!
僕はそうは思わないのだけれど、客観的に僕を評価すると、そうなるんだろうなぁ。
ビジネスプランコンテストの審査員としては「狂っている応募者」を先に進ませる選択をするのは、なかなか難しいのだろう。
2.コンテンツがメインのプロダクトである事業は不確実性が高い
「ふらとぴ」事業は本サイト『ふらとぴ』の人気がその成否をわける。
ビジネス的に表現するとページビュー数やアクティブユーザー数が高くなければ成り立たないサービスだと言える。
つまり人気商売的な側面のあるビジネスなわけだ。
「人気商売が成功する理由」をビジネス的なロジックで証明するのはなかなか難しい。(と思う)
とはいえ「難しいから用意しなくていい」とはならない。
それが事実であるか否かはさておき「『ふらとぴ』が人気サイトになると”大人”が納得できるだけの十分な根拠」は必要…な気がする。
3.一般企業が「ふらとぴ」の協賛先になる根拠に欠ける
ここに関しては現時点で実績がない。
『ふらとぴ』が人気サイトになれば、障害福祉を支援したいと考えている企業の協賛先としての価値も出るのではないかと考えてはいる。ただ、それだけではビジネス的な説得力には欠ける。
そうだなぁ…。
ここは本当にウィークポイントだなぁ…。
何事も勉強ですね
「ふらとぴ事業」がビジネスプランコンテスト等で評価されにくい理由について、つらつらと考えてみた。
一言で言うと、おそらく「ビジネスプランコンテストの審査員にとって、納得感と安心感が少ない」のが大きな要因なのではないだろうか。
今後ビジネスプランコンテストに応募する際には、ここを潰せるような書類・プレゼンで臨みたいと思う。
もちろんビジネスプランコンテストで評価される事業が必ずしも成功するとは限らない。逆も然りだ。
とはいえ、せっかく応募したのだから、その結果を基に事業にプラスになる着想は得たい。
転んでもただでは起きない気持ちが事業の推進には必要だ。たぶん。知らんけど。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
ビジネスプランコンテストって落選の理由を教えてくれないので、推測するしかないんですよね。