こんにちは。他人大好き、チョッピーです。
解脱には程遠い
『30代中年男性の物欲がこんなに少ないわけがない!』という題名のライトノベルがある。
無い。
そうだ。本当は無い。よくわかったね。
だが、もしもそんなタイトルのライトノベルがあったとしたら、その物語の主人公は僕ことチョッピーになっていただろう。
自己顕示欲が強いからね。
それは確かにそうなんだけど、それが理由ではなくて…。
僕には物欲が少ないように思えるからだ。
ウソつけ。
いや、ホントホント。
そもそも物欲とは
物や金銭を自分のものにしたいという欲望。物や財産への執着心。
物欲とは|コトバンク
という理解が一般的らしいのだが、確かに僕には物や財産への執着心があまり無いのだ。
「私は欲からの自由を手に入れたスペシャルな存在である」と自分を誇示したいのか?
えぇ…?
いや、そんな不遜な狙いはなくて…。
というのも、そもそも僕には「物欲は少ないが、他の欲求…たとえば自己顕示欲や、いわゆる三大欲求などは人並外れて強い」という自覚があるのだ。
実際、「偉人を目指す」という異常な自己顕示欲を発揮しているし、ムチャクチャ寝るし、ムチャクチャ食べるし、ムチャクチャ…まぁ、最後はご想像に任せる。
つまり、僕は「欲からの自由」を得ているわけではなくて、単純に「物欲という欲望に乏しいだけ」なのである。
資質
この僕の特性は一般的には「望ましい」と評されるのではないだろうか。
実際、この特性のおかげで僕は生活者としては大変、生きやすい人生を送れている。
物欲が少ない…つまり少ないコストで楽しく人生が過ごせるのだから、生きにくいわけがない。
だが、僕には生活者としての側面の他に「起業家」としての側面もある。
そして、おそらく起業家としては、この特性は「望ましくない」と評されるケースの方が多いのではないかと感じている。
これは少し考えれば誰にでもわかる話だ。
だって、
…金? うーん、そりゃあ金が無ければ事業は継続できないから…あるに越したことはないけれど…。正直なところ、必要最低限だけあれば、それで良い、かな…。
などと言っている起業家と
うおおおおおおおおおお! 金だ! とにかく金だ!金を稼ぐためなら何でもするぜ! うおおおおおおおおおおお!!!
と言っている起業家の、どちらがビジネス的に成功しやすいだろうか?
きっと後者だろう。
後者のスタンスでなければ資金調達も難しいだろうし、そもそも売上を上げる事も難しいだろう。
…難しいんじゃないかな?
僕は後者のスタンスになれていないから分からないけれど。
がらんどう
物欲が少ない人間には「そもそも金を稼ぐ意欲に欠ける」という点の他にも、起業家として致命的な弱点がある。たぶん。
最近の僕は
やはりベンチャービジネスは「わかりやすい金の臭い」がしていないと継続が難しい…。
と強く感じている。
だから『ふらとぴ』のビジネスに金の香りを漂わせたいと思っている。
思っているのだが…どうすればそれが実現できるのか分かっていない。
「消費者が何に金を払いたいと考えているのか」がサッパリわからないからだ。
これだ。
これが物欲に乏しい人間の、起業家としてのもうひとつの致命的な弱点だ。
だって僕は三大欲求が満たされて、その上で散歩やカラオケが楽しめればそれでOKな人間だ。
ファッションにも車にもグルメにもアルコールにも習い事にも骨董品にも株にも為替にも保険にも釣りにもスポーツにも…その他諸々にもまるで興味がない。
だから、いくら自分の中を探しても「○○なモノに金を払いたい!」という気持ちがイマイチ見つからない。
結果、「こんな仕組み・サービスがあれば儲かるのでは?」という仕掛けをビジネスモデルに組み込めない。
うーん…困ったなぁ。
鉱物は鉱山にある
コンテンツを作るのであれば「自分が楽しみたいモノ」を念頭に置けば、少なくとも「自分が楽しめるモノ」は作れる。
そして、それを3年以上続けてきた結果「『ふらとぴ』に掲載されているコンテンツは、どれもこれも極めて高品質」とハッキリと言えるだけの自身も身に付いた。
もちろん、『ふらとぴ』の理念である「Make everyone happy !!」の素晴らしさに関しても疑いの余地はない。
だが「良い事を実現するために、良いモノを提供」していても、それが売れるかどうかには全く関係がない。
それを知った者に「金を払いたい!」と思わせなければ、ビジネスは成り立たない。
「金を払ってでもコレが欲しい!」という気持ちが自分の中に希薄なのであるならば、それを探す場所を「他人の中」に変える必要がある。
「他人は何を求めているのか?」
大変、難しい問いだ。
しかし、今後も僕が起業家として生きていくためには、避けられない問いでもあるようだ。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
「顧客志向はマーケティングの基本」なんて言われていますね。